『 週刊 Hanko 』 714ー1号
◆火事がありました!!◆
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新潟の方は大雪だそうですが、大丈夫でしょうか。今週は春先のように暖かくなるとか…、本当かなぁ…。
◆火事がありました!!◆
金曜日の夕方、4時頃小学生の子供達が帰ってきて、一人は遊びに行き、一人は1階の居間で本を読んでいました。私は2階で洗濯物を取り込んでいると…。
いきなり、
『どんっっっっっっ…!!』
と、ものすごい音がしたんです。家が揺れるほど大きい音でした。経験のない音と衝撃で、隕石でも落ちたのでは!?と一瞬本気でそう思いました。
「何の音!?」「わからない」と、家にいた春歌とやりとりしながら、ふと南の窓を見ると、前の建物から真っ黒い煙がもくもく…!!!!
え? と思う間もなく、その建物(工場)の中央付近からボワッと火が噴きだし、見る見る火の海に…!! (゜_゜;)
火事だ…!と思った瞬間、私は電話に走り、119番。
それから、外に出て、畑1枚隔てたところでめらめら燃え上がる建物を見ながら、バケツに水をくんでみたものの、あまりの勢いに近づくこともできず。
すると、近所のおじさんが、「ダメだよ、シンナー使ってるから、水なんかかけちゃダメ。危険だから近寄らない方がいい」と教えてくれたので、ただただ、祈る気持ちで消防車の到着を待ちました。一応消防団員の端くれとして、何かしたかったけど、何もできず…(--;) その間、何度も爆発音がして、火の勢いは強まるばかり…!
6〜7分後に、地元の分団車両が次々到着。水源から距離があるため、ホースをつないだりして放水まで時間がかかりましたが、消火活動開始。その後、消防署の車両が来て、鎮火するまでに2時間くらいかかりました。
人があちこちから集まってきて、「斎藤さんちかと思ったよ!!」と心配していただきましたが、風がなかったのが不幸中の幸い!工場の爆発でしたが、隣接する住居の方は、ちょっと壁が溶けたくらいで無事だったし、みんなが「死んじゃったかも??」と心配したご主人は、手と顔に火傷を負ったくらいで、ちゃんと話もでき、救急車で運ばれましたが、たいしたことはないらしく。
爆発の規模に比べて、被害は最小限で済んだようでした。(工場は全焼でしたが(-.-))
隣保班の女性陣が公民館に集まって炊き出し。4升のごはんをおにぎりにして、消防団の人や、火事の出た家族の人たちに届けました。
その後、私は第一通報者ということで、隣りの駐在所に呼ばれ、火災の状況を説明。私の生年月日から家族構成に始まり、細かいことまで調書に書かれ、帰ってきたのは8時頃でした。(x。x) (それも、おじいちゃんと娘たちが揃って迎えに来てくれたので、気を使って早めに帰してくれたみたいです)
実はその日、おじいちゃんの誕生日だったのです。お赤飯をふかそうと思い、水につけておいたモチ米を、そろそろザルにあけようかな…と思っていた矢先の火事だったので、お誕生日はどうなったかと心配しながら家に帰ると、パパがそのモチ米を、普通にお釜で炊いてくれてあって……。(+_+;)
まぁ、でも事情が事情なので、そのねっちゃりとしたお赤飯もどきと、昼間からつくっておいたおでんとで、とりあえずお祝いしたみたいでした。
それにしても、調書を書くための事情聴取は大変。うちなんか、けっこう家族して探偵モノが大好きで、「事件を解くためには、誰の話でも、どんな些細な出来事でも見逃してはならない!」ということを理解している方なので、けっこう忍耐強く応じることができたし、子供たちもちゃんと待っていられたのだと思いますが、同じことを2回も説明するのはどうなのかなと思いますね。火事現場で説明したことを、また聞かれたので、「それ、さっきもお話しましたけど」と言ったら、「さっきのは消防の人ですね。私は警察なので、もう一度お願いします」って。
調書は共有できないんでしょうかねぇ。
第一通報者って、いち早く火災を知らせたんだから、消火に貢献したんじゃないかと思いますが、まぁ世の中には自分で火をつけて自分で知らせる人もいるみたいだし、そういう可能性があることを念頭に調査もしなくちゃいけないんでしょうけど、この寒い中、冷たい缶コーヒー1本で、2時間も缶詰めにされたら、怒る人はいると思いますよね。
でも、ま、被害が少なくすんで、本当に良かった良かった。
新聞記事によると「うるしの塗装工場」だったそうで、仕事で使っていたシンナーに引火したみたいです。
心配して、電話、メールを下さった方、火事見舞いに来て下さった方々、どうもありがとうございました。(._.) お陰様で、家も家族も無事でした。
でも、夜になっても足ががくがくしている感じでした。火は本当に恐いです。
気をつけましょうね!
※「週刊Hanko」 No.714-2 に続く
2010. 1. 18 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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