『 週刊 Hanko』349号
いきなり涼しく明けた9月。そしてやっと思い出してとってつけたような残暑…。しかしそんな天気におかまいなく,子供は外が大好き。ありあまったエネルギーを発散すべく,気持ちは外へ外へと向かいます。雨の日は車庫でおいかけっこ,晴れの日は自転車と三輪車…。慢性的に貧血の母は疲れます。うっかりすると,春歌は水たまりの中にじゃぶじゃぶ入って笑顔満面。もーー,数少ない靴が泥だらけ! おまけにしりもちなんかつくし!! (>_<)
◆パンの話◆
先日,熊谷の友達が「熊谷一おいしいパン屋さんのFAX注文票」というものを送ってくれました。おいしいパン屋さんは色々知っているけど,FAXで注文とって宅急便で送ってくれる…というシステムが完成しているのは初めて。確かにメニューを見ているだけでも,生地や材料や油や,パンの歴史などにも,こだわりと自信を持っているのがひしひしと感じられます。おいしそうだなぁ…じゅる… と毎日メニューを眺めていたところへ,別の友達から『NHKの「趣味悠々」で「手づくりパン工房」が始まるぞ』と,お知らせのメール。うーむ,自分で作る気は全くなかったわい…と思いながらも,テキストがあると言うので,つい買ってきてしまいました。^_^; (9月2日から毎週水曜放送。でもBSしか映らない我が家ではまだ見ていない…ゴメンネ,HHC君)
それにしても「誰でも上手にできる」というのは,こういう講座の決まり文句ではあるけれど,テキストを読めば読むほど,「私には無理だ…」と思ってしまうのはナゼなんでしょう。^_^;
必要な道具を揃え,材料をしっかり選び,分量は正しくきちんと計り,こね板で力一杯充分にこね,温度をチェックし,キャンバス地とぬれぶきんとビニールをかけて(なんでこんなに?)ちょうど良く醗酵させ,生地を傷めないようにのしたり丸めたりして,ほどよい温度で焼く…ことのできる人なら,確かに誰でも上手にできるんでしょうねぇ。
しかし,私のようにネがいい加減にできていると,ちょっとしたズルが積もり積もって,ナゼかうまくいかない…ような気がします。^_^;
でも,さらに繰り返し読んでいると…!
なんだかだんだん「私だってできるかも…」と心が洗脳されてくるような気がするのは,テキストの魔力でしょうか。^_^; 今は子供がうろうろしていて,集中できないからダメなのよ,そのうち子育てから解放されたら,じっくり取り組んで,おいしいパンを焼いてみたいわ!…と。
えーっと,二人が幼稚園に行くようになるには,あと3年ね。その間に道具くらいはぼちぼち揃えてみましょうか。(気の長い話。^_^;)
ところで,熊谷のパン屋さんは「デ・ラ・コリンヌ」と言います。友達の一押しは「天然酵母食パン」。「38時間かけて作る」という気合の入りよう,いったいコレはなんだろうと思っていたら,テキストの方に回答がありました。
-------------------
天然酵母は,字の通り,自然に存在する酵母のことです。現在一般に使われているイーストは,自然界に存在する多数の酵母のうち,パンづくりに都合のよい酵母を純粋培養して工業的に生産したものです。天然酵母をパンづくりに利用するには,主にりんごやぶどうなどの果物を洗わずに皮ごとつぶし,適温を保って時間をかけ,皮に付着している酵母を培養します。イーストが2〜3時間で醗酵を完了するのに比べ,天然酵母は40時間以上もかかります。また,醗酵種の中には酵母のほか,乳酸菌や酢酸菌も繁殖するため,パンが酸っぱくなることもありますが,本来のパンだと支持する人もいます。
(「手づくりパン工房」テキストより)
-------------------
うーむ,一度に二箇所から情報が入ると何かと勉強になりますね。
この天然酵母食パンは,週に1度しか焼いていないそうです。早速注文してみました。次回はコレについてレポートできると思います。(^_^)
※デ・ラ・コリンヌ 熊谷市桜町2-9-43 Tel 0485-27-5465
http://www.kumagaya.or.jp/~tack/dera(友達が開いている応援ページ)
◆夏希の修行◆
以前から「魔女の宅急便」にかぶれてキキになり,小さいバックを首からかけて,「ナッチャンのほうき」(ハタキ)にまたがって空を飛ぶマネをしていましたが,最近かなり本格的に飛ぶ意志を固めているようです。
出掛けるから車に乗って…と言うと,「ナッチャンは,お空飛んで行くからね。まっすぐ飛べるから,車より速いよ」と言って,ハタキを持って外に出ます。またがって,何度かジャンプし,「おかしいねぇ。飛べないねぇ」再びチャレンジ,「ママ〜,飛べないっ!」と泣きべそ。「まだ修行が足りないんじゃないのー?今日は車で行って,飛べるようになったらホウキで行ったら?」「うん,そうだね」
とりあえず車に乗るものの,ハタキは持参する。そして帰りも「ママ,帰りは飛んでいくね」… と,気がすむまでジャンプ…。なかなか時間がかかります。^_^;
そういえば私も昔,「へんっしんっ!」とか「スペシウム光線!」とかやっていた記憶があるので気持ちはわかりますが,一体これはいつまで続くのでしょうか。夏希の修行の日々は続く…。
この程度の残暑なら歓迎ですね,というこの頃,でも寝冷えにはご注意を。(^_^)
1998.9.11 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。
hanko.saito@nifty.ne.jp
『 週刊 Hanko 』 メニュー →
|
|
Abu Saito TOP PAGE →
|
|
|