『 週刊 Hanko 』 404号

新宿までお出掛け  夏希の体操教室 & 100円ショップ


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 山の桜や八重桜はまだきれいに咲いているものの,里の桜はもう葉ばかりになってしまい,春歌は「春ちゃんの桜がなくなっちゃった〜…」と残念そうです(桜は自分の花だと思っているらしい。夏希はヒマワリ)。でも桜の代わりに青空を泳ぐこいのぼりを見つけては騒ぎ,大声で手など振ったりしています。
 それにしても御無沙汰しました。春眠暁を…いえ,宵をも覚えず,気がつくと子供と一緒にグーグー…という毎日でした。結婚以来6年続けている「十年日記」もなんと十日ほど穴があいてしまい,これまた3冊も書いているので(子供の分も),もう全ての空白を埋める元気と記憶力がない…。^_^; それでも,子供たちが初めてできたことや,印象の強いことなど思い出して書き足していますが,今日の事は今日書かなければ,どんどん忘れてしまうのだなーと,実感するこの頃…。忘れてしまうような時間ばかり過ごしてていいのかよ〜!オイ!って感じです。^^;

◆新宿までお出掛け◆
 で,随分日がたってしまいましたが,忘れられない出来事のご報告。(^_^)
今年の春休みは(子供を遊ばせるという名目で)あちこち出歩けたので,かなり充実していました。中でも,雨の中,旦那抜きで新宿まで映画を見にいった!なんて,子育て史上に刻まれるべき大イベントでしょう!?
 近頃すっかりお世話になっているY子先生のお誘いにより,Y子先生の息子さん二人(中高生)と共に,ディズニーの夢の結晶「ファンタジア2000」を見に行ってきました。「全世界アイマックスシアター先行独占体験」てヤツです。
 有名な音楽に意外なストーリーのアニメが合体して,全く別の芸術作品に仕上がっている「ファンタジア」。前作もすごいけど,今回の「2000」も素晴らしい!全8曲がどれも胸を打つ傑作です。が,中でも印象的な3曲をご紹介。

○交響詩「ローマの松」:レスピーギ
なんと,クジラの群れが大空を飛んでしまうという画期的なお話。夏希と春歌は「クジラの子供が迷子になっちゃった」という心細い場面が強烈だったらしく,家に帰って一生懸命パパに報告していました。

○ピアノ協奏曲第2番アレグロ:ショスタコーヴィチ
アンデルセン童話の「スズの兵隊」。物語が先に決まって後から曲を探したそうですが,これは「スズの兵隊」のために作られた曲ではないのか!?と思うほどピッタリとハマッていて感動。最後は兵隊がびっくり箱の悪者を退治してバレリーナと結ばれる,ハッピーエンド・バージョンでした。

○威風堂々:エルガー
曲のイメージにはほど遠い?ドナルドが主人公。「ノアの箱舟」に動物たちを誘導する仕事の間に恋人デイジィと離れ離れに。どちらも相手が乗り遅れて死んでしまったと思いこみ,悲しみにくれるが,めでたく再会して終わる…という結末が見えていても,最後にはなぜかじわっと涙が出てしまう傑作。

 このほか,ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」('30年代のマンハッタンの物語)とか,サン・サーンスの「動物の謝肉祭(フィナーレ)」(フラミンゴがヨーヨーにはまる!?)などなど,想像を越えるファンタジー満載です。(音楽はジェームズ・レバイン指揮・シカゴ交響楽団ですよ)
 東京アイマックス・シアターで,5月7日まで。もしGWに時間があったら,ぜひぜひあの大画面で体験してみて下さい!!

◆夏希の体操教室◆404b.jpg (7748 バイト)
 夏希が「体操教室」に通い始めました。幼稚園のホールで週1回,保育終了後にカワイの先生が来て指導して下さるものです。仲のいい友達がみんなはいっているのと,親や友達相手ではできないような遊びが盛り沢山で,見ていると皆本当〜に楽しそうです。鉄棒が怖くて泣いていた子も,平気でくるりと前まわりをするようになったし,「雰囲気」の威力といいましょうか,よい刺激になっているなぁと。子供がルールを守れない時の指導のしかたや,失敗した時の声のかけ方など,先生のやり方を見ていてもとても参考になり,親も子も楽しみな時間となりました。
 夏希はますますお転婆になったと評判ですが,両親ゆずりの運動神経に期待できない分,楽しく遊んで今から鍛えてほしいと願う親心なのでした。^_^;

◆100円ショップ◆
 最近,市内に大きな大きな100円ショップが開店し,自称「25000点」を誇る品数の多さに圧倒されてしまいました。文具・園芸品・食器・日用品はもとより,洋品・化粧品・宴会芸用品他,ないものはない。これが100円?? 品質に多少問題があってもかまわない物は,ここで買うに限る…って感じです。
 その近くにブックマーケットもでき,文庫を1冊百円で売っています。そこで堀り出し物発見!! あの福永武彦の「死の島(上)」があったのです!すでに絶版になって久しく,入手困難な代物だというのに,1冊百円!すごい! でも(下)がないからなぁ…。^_^; どなたか,文庫の「死の島(下)」をお見掛けになった方,迷わず買って私に譲って下さい。よろしくお願いします。(._.)
 それにしても,世の中下らない本が氾濫しているというのに,日本文学大賞をとった傑作が絶版になるとは,なんか間違ってないかい??

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 そうこうしている間に,暦は5月,すでにGWも前半が過ぎようとしています。GW恒例の,ウドとタラッペの天麩羅もおいしくいただきました。色とりどりの花々と共に新緑が眩しく,鳥のさえずりも賑やかで,どこにも出掛けなくても五感にオイシイ季節です。皆様も,どうぞ有意義な休日を過ごされますように。

2000. 5. 1  斎藤 範子(Hanko)



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