『 週刊 Hanko 』 408号
戸隠高原・鏡池
春歌の冒険 梅雨の戸隠 & ウィンブルドン熱き闘い
天気予報がまたまたはずれて,梅雨の晴れ間も4日目です。幼稚園ではやっとプール開きができて喜んでいるようですが,私は少々バテ気味で,この季節恒例の慢性的頭痛持ち。熱がないのに頭痛が続くようなら,一度脳外科に行ってみたら?と(看護婦さんに)勧められたこともあるのですが,「脳外科」なんて怖くて足を運べません。本当に行った方がいいのかな??
◆春歌の冒険◆
3歳になっても強烈なママっ子の春歌が,先日どうしたことか,一人でおばあちゃんの家に泊まるという大事件がありました。ちょうど従兄弟(私の弟の息子・2歳)も遊びに来ていたので,雰囲気でお姉ちゃん気分になってしまったのかもしれません。それにしても,「今日はおばあちゃんとねんね!」と言って,せっせと2階の寝室に行ってしまったのにはびっくり。
でもやっぱりまぐれだよなぁ…と思っていたつい数日前。またまた「おばあちゃんちにお泊まりする!」
夏希が一人でお泊まりしたのは3歳前だったし,別に不思議ではないのですが,あのママベタベタ春歌が…と思うと感慨一入。でも春歌のことだから,実はおばあちゃんがくれるアイスやお菓子が目当てなのかも。^_^;
夏希の方は,「春ちゃんがいないと淋し〜」などとべそをかいていましたが,なぜか一緒にお泊まりする気はないらしく,家で遊び相手がいない分,たくさんママのお手伝いをしてくれました。いやー,子供は成長するのだな,としみじみ思ったことでした。
◆梅雨の戸隠◆
先週末,2泊3日で2年ぶりの戸隠に行ってくることができました!季節的にはあまりよくないのですが,4月5月は旦那が(土日でも)なかなか休めないのと,私が安定期にはいるのを待っていたら,今頃になってしまったのです。でも日頃の行いが良いため(!?),霧にもまかれず,雨にも半日しか降られず,お散歩も食べ歩きも存分に楽しめて大満足。何より嬉しかったのは,子供たちが二人で勝手に遊んでくれたり,旦那にくっついて虫取りに出掛けてくれるようになったこと!私はその間,コーヒー片手に本を読んだり手紙を書いたり,の〜んびりと過ごすことができました。主婦にとっては,これが何よりのリフレッシュですね!
今回の収穫は,めちゃくちゃおいしいハンバーグのお店…!?…も良かったけど,近年オープンした「もりのまなびや 戸隠森林植物園森林学習館」です。戸隠の自然を楽しくわかりやすく学べる所なのですが,展示してある一つ一つが本当によく考えられていて,すごく楽しい!パソコンの昆虫クイズには親子してはまりこんで,満点がとれるまで何度もチャレンジしました。獣の剥製にも自由に触れてその感触を楽しめるし,野鳥の剥製は,一つ一つビニール袋にはいって並べられていて,手にとってじっくり観察できます。押し花ならぬ「押し葉」の標本はカード形式で,一つ一つひっくり返すと裏に木の名前が…。戸隠を紹介する映画も常時上映しているし,図書館にも参考になる本がたくさん。うーん,これで入場無料です。入場者数を把握するために,入口のところで一人1つずつ,どんぐりを箱の中にいれる…というシステムにも感激しました。
富岡にも県立の自然史博物館ができて群馬の自然などを紹介していますが,これほど充実していないのでは? おかげで,雨の半日もここでたっぷり楽しめました。なかなかのオススメスポットですよ。(^_^)
※森林学習館 026-254-2200
休館日:毎週月曜日(月曜が休日の場合は翌日)
12月1日〜翌年の4月24日まで
◆ウィンブルドン ノーマン Vs. ロクス◆
先日久し振りにTVのスイッチをいれたらBSでウィンブルドンの第2試合を放送していて,何気なく見ていたら,マグヌス・ノーマンとオリビエ・ロクスの試合が始まったのです。
なんでもノーマンの方は世界ランキング2位とかで第3シード。対するロクスは,4大大会はこのウィンブルドンが初めてという無名の19歳。予選を3回勝ち抜いて,本戦1回戦を含めてねばりの逆転勝ちでここまできたとか。データもほとんどなく,世界ランキングは
399位? 解説者も,当然ノーマン優位,ロクスがどこまで善戦できるか…と同情的だったのですが…。
試合が始まってびっくり。このロクス君がとってもすごい。特にラリーになるとノーマン相手に,試合の主導権を握ってしまうほどのスゴ腕!! 身長170cmの小柄な体で,どんな玉でも返す返す,見ていて本当に気持ちがいい!これは理屈でなく本能でプレイしているのでは?と思うほど。先に相手のサーブをブレイクしたのもロクス君の方でした。解説者も,「あなどれない相手ですね」「おそるべし,19歳」と評価がどんどんあがり,その動作の素早さと正確さについては,あのアガシ(世界ランキング1位?)と比較するほど!しかも「年齢的に体ができていない分,多少劣るが…」アガシといい勝負だと言いたそうでした。
正体不明の19歳に翻弄されたノーマン,なんと最初のセットを落としました。「2位」の意地で第2セットはとったものの,第3セットは再びロクス!注目の第4セットは相手のサーブをブレイクしあって6対6という熱戦……!!
これは目が離せなーい!!と手に汗握ってる時に,子供がぁ…。(;_;) 時間も時間だったので,泣く泣く子供と寝室へ。
でも,どうにも結果が気になって,翌朝起きるなり「ロクス勝ったかな」と旦那に声をかけたらインターネットで調べてくれて,「ノーマン,ショック!フルセットの末ロクス勝利!」と知って,きゃぁ,やったぁ!と歓喜の声をあげたのでした。
いやぁ,本当におもしろい試合でした。あの試合,きっと誰も期待していなかったと思うけど,今回のウィンブルドンでも指折りの熱い試合だったと思います。今度ロクス君いつ出るのかなぁ。プレッシャーを楽しんでいると思えるほどに,自分のテニスで最後までねばる姿,もう一度見たいものです。絶対大物になるゾ。チェックして下さいネ。(^_^)
2000. 7. 2 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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