『 週刊 Hanko 』 431号
夏希デビューの「発表会」特集!
桜の花が咲き始めました。日当たりのよい場所の桜を先頭に,順番待ちが続いています。我が家の近くで,まだかまだかと待ちきれずに顔をのぞかせた桜の枝を,パパと子供が朝の散歩で見つけてきました。そろそろ華やかな季節到来ですね。
◆発表会あれこれ◆
先週の土曜日,夏希デビューのピアノの発表会が終わりました。今年もピアノにとどまらず盛り沢山のプログラムで,3時間に渡る音楽会。楽しかった……だけでは済まないあれやこれや。何からいきましょうか。
◇夏希◇
パパと連弾「くまのプーさん」,ハンドベル,合奏でマリンバ(ミッキーマウスマーチ),頑張りました。しかし演奏以上に,3時間ずーっと出演者席に座って聴いていられた…ということの方がびっくり!でも発表会が終わったら緊張の糸が切れて,そのまま外に飛びだし滑り台やらブランコやらで遊びまくっていましたが。^_^; わわわ,黒いドレスがぁ…!と言ってもその勢いは止められず。まぁしかたないか,ずっと「いい子」してたんだもんね。
幼稚園の先生やお友達がこの初舞台を応援しに来てくれて,合計14人! 観客動員数は夏希が一番だったかも。どうもありがとうございました。(._.)
◇パパ◇
娘と連弾,ハンドベル,チェロ独奏に弦楽アンサンブル…。今回の発表会でナゼか一番出番が多かった。が,特筆すべきはやはり連弾で,なんと彼は人前で自作の曲を弾いたことはあるけれど,人が作った曲(!!)をステージで弾いたのは初めてだとか!実はこっそり盛り上がっていたらしい(道理で張り切っていたワケだ)。嬉しそうに弾いていたけど何箇所か間違えて,聞いている方はひやひやしましたが,無事終わって何よりでした。
◇ママ◇
今年はハンドベルと,クラリネットのアンサンブル。 旦那のチェロの伴奏をおりたので,ちょっと気が楽でした。
クラは今年5本に増えて充実!ピアノ・マリンバ・ビブラフォンと総勢8人。しかしピアニストが当日体調を崩し,あわや…というところを,なんと双子の妹の方がピンチヒッターで登場,ばっちりでした。すごいですね,双子そろってバリバリのピアニストの卵(!?)で,二人でリサイタルなんかやっちゃう人たちなんです。頼もし〜い。入れ代わっても人が気づかないし…(!?)
^_^;
ところでハンドベル。バタバタしていて当日のリハーサルに出そびれました。でもハンドベルなんて楽勝楽勝…と余裕で上ったステージ。あ,2つのベル,どっちを右手に持つんだっけ…と確認する間もなく曲が始まってしまい,振ってみたら音が違う!あ,あ,…と戸惑う間にどこをやってるかわからなくなり,ぼーぜん。辛うじて最後の数小節だけ間に合いました。
そ,そんなぁ…。私の演奏会史上最悪の大失態でした。練習して頑張って,それでも失敗するのはまだ許せる。でもリハに出られず,その上たかがハンドベル…と侮って臨んだ自分が許せな〜〜い!
落ち込みました。
一緒に演奏した皆さん,ごめんなさい。反省。
◇春歌◇
今回の主役は夏希。パパもママも,初舞台のお姉ちゃんが気がかりで,その上それぞれ出番もある。その上真希もいる。…かわいそうに,春歌はちゅうぶらりんで,一人うろうろしてばかりいました。
夏希がピアノを弾いている時,なんじゃらかんじゃらうるさいので,「いいから,静かに聞いて」と上の空で答えた瞬間,春歌は止める間もなくタタタタッと走っていってしまい,見れば手には花束(夏希が幼稚園の先生からいただいたもの)。演奏が終わるや,ステージにかけあがってそれを手渡すではありませんか!も〜お、びっくり。(夏希の方は台本にない事態に対応できず,花束を受け取らずに黙々と去って行こうとする…。無理やり渡そうとする春歌…渋々受け取る夏希…。ちなみに夏希はこのやりとりを,全く覚えていないそうです。^_^;)
後に判明した事は,「この花束をもらっていいか」とママに聞いているのに全然返事してくれなくて,何度も聞いたら「いいから静かに…」と言われたので,物も言わずにとんでいった…ということらしいのです。ごめん,ママは夏希のピアノに夢中で春歌の言ってること聞いてなかったのね〜(聞いてたとしても,まさか舞台に持っていくとは思わなかったけど)。
万事がこの調子で,するりといなくなってしまい,あちこちで迷惑をかけている。愛想がいいので誰も怒れず,調子にのってどこまでも行ってしまう…。見ている私は「いけない!」…と思いつつも,夏希が…真希が…。
「三児の母」も大変だけど,「次女」も大変だわ…。注目度No.1の夏希に,1番手がかかる真希が相手では,「♪自分が一番次男(次女)」と,自分でアピールしなくちゃやってられないでしょうね。2人兄弟なら,2番目でも末っ子の特権があるけど,それもなくなってしまうんだものねー。
これまで,愛情さえあれば子育てはなんとかなると思っていました。でも愛があっても手や目が足りないこともある。…皆それをどうフォローしてるんだろうと,最近は「三児の母」に会うたび聞き回っています。でも皆さん口をそろえて「2番目はかわいそうよ〜」と仰るので,やっぱり難しいんだろうなぁ。
真ん中が,真ん中らしく逞しく育っていくのは,悪いことではないと思うけれど,できることなら「かわいそうだなぁ」と思うことなく育てていきたい。「次女とうまく付き合う方法」,今後の課題になってしまいました。「三児の親」の皆様,どうぞよきアドバイスをお願いします。
…というわけで,楽しいアンサンブルをやったり聴いたりした上に,夏希は無事デビューを果たし,私は反省や課題を与えられ,そういうことを全部含めて,有意義な発表会でした。Y子先生のご主人のY先生は,「来年は発表会をやめて,『音楽祭』にしてもっと大々的にやるぞ!」と張り切っていました。今年,Y先生は金管アンサンブルを結成して登場したのです。来年はフルオーケストラという噂も。(^_^) 夏希も「来年もやるぞー」と,今から張り切っています。どんな形であれ,楽しんで,好きになる。ずーっとこの路線で音楽を続けていきたいなーと思いました。
2001. 3. 30 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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