『 週刊 Hanko 』 455号
子供部屋着工 真希歩く! & 真希行方不明になる!
オリンピックが閉幕しました。またまたドラマ続きの毎日でしたが,皆さんは充分楽しみましたか。うちの旦那は毎晩炬燵で寝ていました。オリンピックは気になるが睡魔には負ける…という典型的な症状…。私は一番楽しみだったフィギュアスケートをことごとく見逃し,最後のエキシビジョンも見逃し,やっと再放送を録画した…っと思ったら,ご丁寧に春歌が電源を切ってくれて,全然見れませんでした。日頃,電気製品のスイッチの消し忘れを指摘しているだけに,「偉かったでしょ」と言われて何も言えませんでした。くーっ。
◆子供部屋・着工◆
夏希の入学に備えて部屋の整理を…と思いましたが,どうにも狭くて机は置けない。せめて棚くらいは…と思ったけれど,カラーボックスを置くスペースもなく,音楽室兼客間兼居間兼子供部屋(!!)のソファを母屋に移動してなんとか場所を確保しました。
…と,四苦八苦している姿を見て,お父さんが「子供部屋を作ってやろう」と。
旦那に何万回頼んでも何も変わらなかったのに,お父さんは言うが早いか音楽室兼……に隣接した土地を,植木を切り,石垣をくずし,土を堀り,平らにし… あれよあれよと言う間に準備を始めてしまいました。
週末は,パパも夏希も春歌もお手伝い。部屋の輪郭を定め,セメントをこね,土台を作り,ブロックを並べ,2日間で基礎工事が大分進みました。
入学前に完成させたい…とお父さん。本当にできるのか…と,半信半疑の私。だって実家では「自分で部屋を作ってしまう」なんて発想はなかったので。^_^; 見に来た母も,あまりの早業にびっくりしていました。
どんなお部屋になるのでしょうか。できあがっていく過程を楽しみに見ていたいと思います。
◆真希・歩く!◆
ついに歩きました。…まだ5歩ですが,始めはほとんど倒れ込み状態だったのが,だんだんバランスをとれるようになり,歩いてるっぽくなってきました。私と夏希の間を何往復もして喜んでいましたが,歩くことより抱き止めてもらうことの方が嬉しいようで,5歩以上は歩く気がないらしいこと,それに初日はせっせと練習したのに,今日なんかやらせようとしてもふざけてすぐ倒れこんでくるあたりが,実に真希らしいなと。^^;
しかし,這えば立て立てば歩けと待ち望んでいたことなのに,いざ歩けるようになると,嬉しさ半分,寂しさ半分,あぁんもう少し待って…!と複雑な気持ち。3番目ならではの心境です。実は私が「練習嫌い」に育てちゃったのかも…。^_^;
◆真希・行方不明になる!◆
さぁ,お姉ちゃんのお迎えに行きましょーね,とオムツをとりかえ,忘れ物を2階に取りに行って戻ってきたら真希がいない…!
?? 真希?真希?と呼んでも返事がなく,耳を澄ませても物音一つしない。念のため2階も探し,もう一度下の部屋を探し,ふと外を見るとさっきまでいたお父さんもいない。連れ出したのかな?でも声もかけずに連れて行くことはないんだけど…と思いながら,外に出るとお父さんの車がない。えー?うそ。出掛けたの?
もう一度家の中を探し,母屋ものぞき(いるワケない),どうにもみつからないので,お父さんと一緒だと信じ,「真希をお願いします」と置き手紙をして幼稚園に出掛けました。
でもやはり心配で,急いで帰ってみると…。
お父さんは戻っていました。「真希を預けっぱなしですみません」と言うと,「びしょぬれだよ」「…汗,ですか?」「違う」「オシッコ??」「違う。全身びしょ濡れ。泣いてなかったけど。とりあえず全部脱がせて,そのへんにあった服を着せて寝かせておいた」
何が何だかわからず行ってみると,裸の真希が夏希のコートを着て寝ていました。脱がせた洋服を持ったら本当にずっしり…!何?どういうこと?
お父さんの話によれば,帰ってきたら置き手紙があったので,寝ているのだと思い(ってことは一緒じゃなかったんだ!),外で仕事をしていたら,家の中で音がするので,2階に行ってみたら真希がうろうろ這っていた。危ないので抱きあげたらびしょ濡れだったので,慌てて脱がせてそこにあったコートでくるんでやった。眠そうだったので抱いていたら寝てしまった…というのです。
あんなに何度も名前を呼んで,耳を澄ませてあちこち探したのに,どこにいたんだ!水,水,水のある所…!!と思ってお風呂場に行ってみると…。
ありました,遊んだ形跡が。普段は閉めてあるお風呂場の戸が,たまたまあいていて,はいってしまったのでしょう。そして,洗い場の蛇口が緩んでいてポタポタ落ちてくる水で濡れたのだと思います(湯船のお湯はぬいてあった)。
私が2階に行って降りてくるほんの数十秒の間に,なんでお風呂場に!? あんなに名前を呼んでも物音一つたてなかったなんて!(石鹸か何かに夢中になっていたのかも…)
あ〜〜,コワい。お風呂で滑って転ばなくてよかった,真希がお風呂場にいる間に戸が閉まってしまわなくて良かった,お父さんが早く帰ってきてくれて良かった,階段から落ちなくて良かった,泣いてなくて良かった等々々,安らかな寝顔を見て一気に感謝感謝感謝!!
子供ってどこにでも行っちゃって,何をしでかすかわからなくて,目を放すと危険だという当たり前のことを,身に染みて実感,いや痛感しました。
幸い風邪もひかずに元気でいます。良かった。ほんと〜に,良かった。
真希,ゴメンね,お父さん,ありがとうございました。神様本当にありがとう。気をつけます。反省…。(._.;)
2002. 2. 25 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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