『 週刊 Hanko 』 468号

「2002年7月21日」 吹奏楽祭&結婚式


 暑い暑い夏休みに突入! 子供の朝のラジオ体操に付き合って筋肉痛になっているのは私だけでしょうか。^_^; ところで今回は大イベントのご報告。

◆7月21日(日) 妻の部◆
 「かぶら吹奏楽祭」の日。甘楽・富岡地区の中・高・一般の吹奏楽諸団体が集まって演奏をする。今年で6回目。なんとY子先生に誘われて参加することになった!その名も「K・P・G(かぶらの里パーカッショングループ:代表Y子先生)と仲間たち」。曲目は3月のピアノの発表会でやった「TDLエレクトリカルパレード・ドリームライツ」。今回は<K・P・G>がメインだから,3月のメンバーにさらに有力なパーカッションが加わり,9人だけどますます華やか! しかも舞台はかの大きな「かぶら文化ホール」。こんなおいしい話を断れるはずがなく,二つ返事で引き受けたはいいが…。

 練習が大変だった。例によって全然家にいない夫は土曜日もアテにならず,子供3人連れて行ったら真希がダダをこね,集まった皆様に多大な迷惑をかけてしまった。その上,本番前日の練習は夏バテでダウン。結局,意気込みとは裏腹に,ほとんど練習できないまま当日のリハーサル。弟夫婦も帰ってきた実家に子供3人預け,「病み上がりで本当にクラなんか吹くのか」と呆れている母を尻目に会場へ。いやしかし,大きなステージはいいですね。ほんと気持ちいい!思う存分吹けて,リハなのに感激!

 本番まで数時間あったので,真希の御機嫌うかがいに実家に帰り,暑くて少し疲れたので昼寝をしてリポDを飲んで再び会場へ。
 大きなステージで吹くのは3年振りぐらいだが,「舞台袖で前の団体の演奏を聞く」というのは,実に20年ぶり!?(多分よくわからないくらい昔) これが緊張した!高校生が目の前で演奏している。特に一発勝負のシンバルとか,バチをあれこれ持ち替える鍵盤楽器とか,緊迫感が漂いこちらまで胸がドキドキする。うーっ,いい!これぞ本番の醍醐味。
 そして私達の番がやってきた。

468a.jpg (9607 バイト) 実は,かなり難しいパッセージがいっぱいあって,とても吹き甲斐のある曲だった。指がこんがらがりそうなのを練習するのは楽しい。ましてや本番でうまくいったりするとかなり嬉しい。しかも,みんなが失敗せずにできるともう言うことがない。今回は珍しく!?終わってから嬉し笑いが止まらなかった。大舞台で味わう解放感が吉と出たのか,「…と仲間たち」というラフなネーミングが良かったのか。ん〜〜,とにかく自己満足。(^_^)

◆7月21日(日) 夫の部◆
 教え子の結婚式に招待されていた。独身時代の最も充実した時期に教えた,忘れ難い子供たちの一人である。とても嬉しい。披露宴はもちろん,同窓会となるであろう二次会も楽しみだ。彼らとうんと飲みたい。本当なら,妻に送迎してほしいところだが,何やら演奏会に出ると言っている。電車では色々と不便だし,チェロも持っていかなければならないので,やむを得ず自分で運転して行くことにした。

 結婚式はとても良かった。式場のお勧めコースではない彼らしい趣向がとても温かく嬉しかった(特に,新郎新婦の『両親』による「ケーキカット体験&インタビュー」が印象的!)。チェロもうまくいった。二次会も出た。盛り上がらないわけがない。
468b.jpg (6413 バイト) そこに妻から携帯が鳴った。演奏会に来るなら予定より進行が早いからそのつもりで,とのこと。それならもう出なくてはならない。代行を頼んで帰ることにした。

 ところが!なんと昼間は「代行」は休みだったのである。代わりにタクシーの運転手が二人でやってきた。料金はタクシーの2倍。高崎から富岡(約25km)に帰るのに,1万円以上もかかってしまった。タクシーに払った過去最高記録。
 時間はぎりぎり。まだアルコールが残っていたが駐車場から走って会場に向かった。受付で,もうそれらしい曲が聞こえている。2階席にはいって,後半の3分くらいを聞くことが出来た。セーフ!デジカメで写真も撮れたし,1万円払って走った甲斐があったというものだ。

◆7月21日(日) 合流◆
 夫と妻は,客席で合流し,残りの3組の演奏を聞いて会場を出た。母に電話をすると,皆で温泉に出掛けていて,あと1時間くらいで帰ると言う。真希も大丈夫そうなので,それまでお茶することにした。
 雷鳴を遠くに聞きつつ,二人でお茶するのは4〜5年ぶりだと感動しながらオーダーし,それが運ばれてきた所で携帯が鳴る。母から。「梅干を庭に干しっぱなしにして来ちゃったの。降りそうだから取り込んでおいてくれる?」ぎょぎょ!今にも降り出しそうな空!子供3人預けている手前,イヤとは言えぬ。大慌てで胃袋におさめ,家に向かう途中で降り出してしまった。でもたいしたことはない。取り込んだ後の大嵐に比べれば…。「とりあえず間に合ったよ。今はどしゃぶりだけど」と電話すると「2階の窓があけっぱなし!」 なに〜っ!再び慌てて2階へ。3部屋とも窓際はすでに水たまり状態で,母のベットが少し湿ってしまったが,まぁこれも「間に合った」と言えるだろう。「念のため布団はよせておいて良かったワ」と母が喜んでいた。確かに,布団が干してあったら被害は甚大だった。やれやれ。

 その後,温泉帰りの一行とレストランで待ち合わせ,総勢10人で夕食。子供たちも弟夫婦や従兄弟と一緒で随分楽しめたらしい。真希はママのおっぱいに吸いついてなかなか離れなかったが,「ママがいないととってもいい子で色々食べる」という評判だった。やはり誰かに預けた方がいいかも。
 東京からやってきて疲れているのに,3人の姪の相手もしなければならなかった弟夫婦も,4人の孫に馬乗りにされて呻いていた父も,夏バテに続いて子供を全面的に受け入れてくれた母も,どうもありがとう。よい1日を過ごすことができました。

 あー,でも久々の「単独行動」の味は忘れ難く…。
 また頼むね。(^_^)(^_^)(^_^)

2002. 7. 25  斎藤 範子(Hanko)



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