『 週刊 Hanko 』 480号
パパ出張 スクラブ騒動 パパ抜き家族写真 & クリスマス間近
家の近くの山々も,すっかりお色直しを済ませて近年稀に見る美しい紅葉となりました。やはり夏の酷暑とこの急激な寒さのせいでしょうか。すでに朝の畑は一面霜で真っ白です。寒〜い!でも毎日キレイな紅葉の中をドライブできて素敵。(^_^)
◆パパ出張◆
先週一週間,旦那は福井県に出張で(環境教育講座),母子家庭状態でした。その間「まだパパが帰ってこない」と子供が騒ぐのは決まって朝。夕食にいないのは当然でも,朝食にパパがいないというのはヘンなのかも。
金曜日の夜,高崎までパパを迎えに行って,一緒に食事をして帰ろうと4人で出掛けたのですが,時間が遅かったので(8時過ぎ)3人とも車の中で寝てしまい…。食事に連れて行くのが大変でした。^^; 中でも春歌は家にいる時でもこの時間帯が最悪で,眠い上に,食べたかったトマトスパゲティがメニューになく,さんざんゴネた末に頼んだスパゲティが予想していた味と全然違い,その上「お子様メニュー」を頼んだ夏希にはオモチャがついていたのに自分にはない…とふんだりけったり。^_^;
同情しました。
ところでパパのお土産は,木製のリコーダーや貝殻で作った置物,うるし塗りの夫婦箸(自分で削って模様を作った)などなど連日の講座で使ったり作ったりした物あれこれ。あー,いいなー。一週間も自己啓発にいそしめるなんて。うらやましいぞぉ!
◆スクラブ騒動◆
スクラブ入りの洗顔料,使ったことありますか?私はけっこう好きで高校生の頃からよく使っているのですが,先日初めて「スクラブが目の中に入る」という惨事に出会いました。
顔を洗い終わって「あ…」と思ったのです。目の中がゴロゴロ…。スクラブが入っちゃった。…でもすぐに出るだろう…と軽い気持ちでいたのです。が,異物感はぜんぜんとれない。気になる。痛い。うーん,そういう時は眼科に見てもらえと製品には書いてあるが,こんなことで行くのは悔しい。水でじゃぶじゃぶ洗ってもダメ。目薬をさしてもダメ。…それでも午前中は,なんとか普通に生活できる程度でした。
ところが午後になって,痛い!本当に痛い!目をあけていられない!車の運転どうしよう!もう待てない!と,やっとの思いで眼科に駆け込むも,木曜の午後はどこも休診!そんな!…それから慌てて薬局に走り,洗眼剤を購入。駐車場で何度洗ってもとれず,しかたなく閉じる寸前のような細い目をシバシバさせながら子供を迎えに行き,信号は子供に見させて束の間の休憩。なんとか無事家に帰りついた時は心底ほっとしました。
何度も目を洗いながら食事の支度。でも食べる頃になってゴロゴロがまた激痛になり,全然目をあけていられない。どうしよう!もしもこのまま失明したら,家事や子供の送り迎えは誰がするんだ…などと一度にどっといろんなことを考えてしまいました。
結果としては,夜中のうちに気付いたらなくなっていました。異物感は消えたものの,いじりすぎで片目は腫れ上がっていましたが,あの騒ぎは何だったんだ,という呆気なさ。でも良かった〜…と胸をなでおろしつつ思い出したことは,全盲の人が上手にリンゴの皮をむきながら講演したという新聞記事と,晩年に失明したクリスチャンが「今まで見えていたことを神に感謝する」と言ったという話。もちろん,視力に頼らず色んなことを上手にこなすまでの苦労や,「感謝する」と言うに至るまでの心の葛藤は,想像に余りあるけれど,きっと彼らはチャレンジ精神が旺盛で,そして常日頃から感謝の心を持っていて,与えられた今日という日を満喫することを知っていたんじゃないかなーと思います。
視力に限らず,私が何かの能力を失った時に,「今まで与えられていたことに感謝する」と言えるかどうか。それは,当たり前のような今日を,どれだけ感謝しつつ生活していけるかという「今」にかかっているのだと,改めて実感しました。
もっと広く考えれば,「能力」だけじゃなく「命」についても同じことが言えるんでしょうね。
小さなスクラブたった1粒で,すごい所まで思考が飛んでいきました。
気がつけば,500mlの洗眼剤。まだたっぷり残っています。これを見るたび感謝しよう。そのへんに飾っておこうかな??(^^)
◆パパ抜き「家族写真」!?◆
今年,夏希は7歳,春歌が5歳,真希がかわいい盛りのもうじき2歳…だから,やっぱりどうしても記念写真を残しておかなくちゃ,と母が言うので,子供3人を連れて初めて写真屋さんへ行きました。幼児祝福式はすでに教会で済んでいるし,衣装は簡単に,子供だけでいいから…という予定でしたが,真希がどーーしてもママから離れず,とうとう私まで一緒に写ることになってしまいました…。そのつもりじゃなかったのにぃ…。
子供×3,+αで私…でも結果的には「パパ抜きの家族写真」ができてしまったわけで(パパは休日出勤),なんとまぁ齋藤家を象徴した写真なんでしょう。これが一生残るワケね。^_^;
ま,それもいいかも。(^^)
みんな,どんな顔して写ってるのかなぁ。楽しみ楽しみ。
◆クリスマス間近…◆
あちこちでクリスマス・ツリーが飾られるのを見て,我が家の子供たちも小さなツリーを飾りつけました。近頃の二人の関心は「どうやってサンタさんにプレゼントをリクエストするか」で,サンタさんに手紙を出したいが住所がわからない…とぼやいていました。ところが先日「Y子先生がね,枕元に手紙をおいておけば,サンタさんが取りにきてくれるって言ってた!」と,目を輝かせて手紙を書き,二人で大事そうに枕元に置いて「いつ取りに来てくれるのかなー」とわくわくしながら眠りにつきました。
翌朝,その手紙は見事になくなっていて(!),二人の喜んだこと!そして「お片付けしなくちゃね」と言ったのには驚きました。実は去年,ささやかなプレゼントと一緒に「お部屋のお片付けが上手になったら,来年はもっといい物を…」というサンタさんからの手紙が来たのを忘れていなかったのですね。あと1カ月。お部屋はどれだけ綺麗になるのでしょうか。そして念願の「ローラースケート」は彼女たちに届けられるのか。…私も楽しみにしていたいと思います。(^^)
2002. 11. 23 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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