『 週刊 Hanko 』 533号

自転車通園開始!


  雨の日が多くなってきました。今度の日曜日は,教会のCS(子供の礼拝)で自然観察ハイキングに行きます。教会の先生が「雨が降らないようにお祈りしてね」と言ったので,我が家の子供たちはその夜張り切って「てるてる坊主」を作成!ありったけのハンカチにティッシュの丸めたのを詰め込んで,色とりどりのてるてる坊主を15個,二階の窓から吊るしました。さて,台風接近という噂もありますが,…効き目はいかに!?

◆自転車通園開始!◆
 4月になっても5月になっても,一向に「期待していた主婦の新生活」は訪れず,なんで?どーして?と,ちょっとクサっていました。
 ある日ふと思いついたのが「自転車」。何より解消したい運動不足。仕事を済ませてから何かしようとするからダメなんであって,自転車に乗って幼稚園に行ってしまえばいいんだ!…と思いつき,早速実践してみました。

 自転車通園,実は夏希も春歌も憧れていたのですが,「春歌がいるからダメ」「真希がいるからダメ」と言って却下していたのです。でももう下がいないんだから…ねぇ。却下する理由がない。
 と言っても,我が家と幼稚園の標高差が自転車にはちょっとキツくて,それが一番のネックだったのですが,最近幼稚園の近くに新しい橋がかかり,最後のダウン・アップが大幅に軽減されたので,行ってみようという気になりました。

 が…。自転車で「町」に出るのは初めて…。初日は「ぅわーっ,切替自転車なのにエンジンブレーキがきかんのかーっ!」と本気であせったくらい,坂道でものすごいスピードが出てしまい,冷汗かきました。その後は最初からブレーキをかけて,かなりセーブしていますが,そんなコワい坂道が2箇所あります。行きはよいよい,帰りは……。

 約5.5kmの道のり,行きは15〜18分,帰りは30分。真希をおろして軽くなったはずの自転車でも,「難関その1」で足はすでにパンパン…。「難関その2」は,延々1.5kmの登り坂…。降りて押して歩こうかな…一度降りたら絶対乗れないしな…と思いつつ,そこだけで10分かけてようやく家に辿りつきました。10分で1.5km…。うーん,平均して時速9kmなら,やっぱり降りて歩くよりは早いか。

 でも本当は,家まで歩かずに帰れたのは「(週刊Hankoに)降りなかったと書きたい!」と思う一心からであって,^_^; そうじゃなきゃ絶対どこかで諦めてたかも。^_^;
 その昔,峠越え12kmの道のりを,中高6年間自転車で通った弟が,「坂道は腕で登るんだぜ」と言っていましたが,なるほど腕の力がモノを言うのだと,つくづく実感しています。

 「難関その1」も「その2」も,中高生でさえ押して歩く坂。朝の通学ラッシュを過ぎると自転車で往復する人もなく,「その2」なんか車も滅多に走らない田舎道だから,お蔭様でかたつむりのようにのろのろ這い上がる姿を人に見られず助かっています。^_^;
 5日続けたところですが,真希が大喜びで,もうやめられません。お迎えも自転車がいいと言ってダダをこねられましたが,乗せて坂道登るのは無理っ!「登園だけ」と言い聞かせたので,雨さえ降らなきゃ続けようと思っています。

 行きは下り坂で,風がごーごー耳元で鳴っているから真希と話もできないけど,帰りは鳥のさえずりに耳を傾け,風に漂う花の香りを楽しみ,必死でペダルを踏みつつも,のどかな時間を過ごしています。家に帰って大の字にごろんとひっくり返り,汗がひくのを待つ時間も気持ちいいし。(^_^)
 家に辿り着くまでやめられない…という状況が,なんか運動してるぞって気にもさせてくれて,自己満足。幼稚園の先生やお母さん方もびっくりしてくれるので,ちょっと嬉しかったりもして…。(*^_^*) 

 やはり,マンネリの生活を変えるには,工夫が必要なんですね。それをしないでクサっていてもダメなのだ。こういう時こそアタマを使って考えないと,ホントに脳味噌が腐っちゃうよね。^_^;
 そういえば,韓国語では「勉強」のことを「工夫(コンブ)」って言うんです。なるほど,ですよね。お互い,色々な所で「コンブ ハプシダ!」(勉強しましょ!)(@_<)

2004. 5. 19  斎藤 範子(Hanko)



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