『 週刊 Hanko 』 544号
環境セミナー & パパとデート
Mebius君を使いだしたらFMRがすねたのか,モニターが壊れてしまいました。壊れたテレビみたいに字が流れてしまって読めません。書きかけの週刊Hankoは,Mebius君に移して書けばいいや…と思っていたら,なんとMebius君には,フロッピィ・ドライブがないっ! 新しく書き直すのも面倒で,時々気まぐれに正常になる時を狙って作業してました。早くMebius君をマスターしなければ。^_^;
◆環境セミナー◆
先日,富岡地区の環境アドバイザー主管による,「富岡地域環境学習講座」というものがあって,「身近な人の実践から学ぶ〜環境改善の輪を広げるために〜」というタイトルで,甘楽富岡地区から6人の人の発表がありました。
で,なんと私も発表者の一人だったのですが,「なぜ私がっ!」と一番びっくりしたのは私。でも私は,「里山で頑張っている斎藤先生の奥さん」であり,「『くらしの会(地元の消費者団体)』の元会長の娘」であり,「きっと適役だよね」…と,非常に安易な成り行きで決まったという噂…。私より先に,母の方に根回しが行っていて,やらざるを得ませんでした。(._.;)
「10分くらいでけっこうですから…」と言われたものの,専業主婦になって10年。人前で話をする機会もなく,堂々と実践発表などできる自信もなく,せめて原稿はしっかり書こう…と,細かい事まで全部書いたら,すらすら読み上げるだけで20分!しかたないので,真面目にレジメを作って一部だけ発表し,「あとはレジメを読んで下さい」ってことにしました。
省略した部分は,排水を汚さない努力とか,ゴミの減量化・リサイクルなど。発表したのは,「エネルギーの節約」と,「自給自足への努力」について。エネルギーについては,まだ薪やかまどが健在で,停電にも強い?ということ(日常的に使ってるわけじゃないんだけど)と,自転車のこと(^_^)。自給自足については,単に「食の安全」ということではなく,「地域の自然を生かす」とか,「バーチャルウォーターを考える」という視点から発表してみました。
食物の輸入というのは,国内の田畑の荒廃だけでなく,輸入先の国々の水問題にもつながるそうです。輸出する食物の栽培のために何百億トンもの水を使用し,日本はこの水を間接的に輸入していることになり(これを「バーチャルウォーター」と言う),外国の水不足を招き栽培能力を低下させる原因にもなっているとか。
ま,畑仕事をしているのは旦那だし,「バーチャルウォーターについて力説してこい」と言ったのも旦那なので,やはり私は「斎藤先生の奥さん」として発表したにすぎないのですが,久々に人前に立つ経験ができたのは良かったかも。
あとの5人の方も,主婦の知恵満載だったり,地域の子供と一緒にエコ活動をしている発表だったり,それぞれに個性豊かでとても勉強になりました。
また,出席者の方からの問題提起で,学校給食の残飯が,富岡市だけで毎日400kg。これを焼却処分するのに毎日2万円の費用がかかっているが,何かいい案はないかとか(地域によっては堆肥にしているらしい),家庭では牛乳パックをリサイクルしているのに,学校では毎日膨大な数の牛乳パックが捨てられている(瓶の方がいいのではないか)とか,色々考えさせられました。
それにしても,出席者は日頃環境に関心を持っている方ばかりで,本当に聞いてほしい人はこういう場を設けても足を運んでくれないのが悩み…と主催した方々がこぼしておられました。発表者・出席者ともに,私が一番若かったみたいだし…。そういえば,皆さん「最近の若い人はティッシュとシャワーを乱用しすぎる」とお困り(お怒り?)のご様子でしたので,この場を借りてご報告させていただきます。m(._.)m
◆パパとデート◆
運動会の代休でパパがお休みの日,ちょうどパパの誕生日だったので,子供を送り出した後,久々〜〜のデート?に行ってきました。前橋で「ディープ・ブルー」,パパと映画館で見る2本目の映画!です。
いや〜,ドキュメンタリー,海の神秘!良かったですよ。マイワシの群れを,ミズナギドリが襲って海中深く潜る!そこにシャチも来る!クジラも来る…!空からの光景だけでも息を飲むのに,なんと海中からの映像もあるんですよ!どうやって撮ったんだろう!!
氷に閉じ込められたイルカを襲うホッキョクグマ。浅瀬までアシカの狩りに来るシャチ。クジラの親子を襲い,6時間かけて子供を溺れさせ,そして舌と下顎だけを食べるシャチ…。一人で旅を続ける親クジラ…。今日もどこかで繰り広げられているであろう,生きるための壮絶な戦いの連続。「生命」について考えてしまいます。
そして,1000m以上の深海に行ったことのある人は,宇宙に行った人より少ないとか。暗闇の海の底もかなり神秘的で,この映画で新種の生物も発見され,学会を騒がせているとのこと。すごい。ひたすらすごい!7年をかけた壮大な作品,見ている私達もこれだけ感動するんだから,撮ってる人達の人生は絶対に変わったと思います。
で,バックにずっと流れているのがベルリン・フィルの音楽で,なんだかコンサートに行った気分にもなり,かなりおいしい映画でした。
しかしランチは,行きたい所がいくつかあったのに,「定休」「夜のみ営業」「閉店」…と見事にふられてしまい,なんでもない普通のパスタを食べてきました。おいしかったからいいけど。
この日のために,真希は初めての「長時間保育」。けっこう元気に遊べたみたいで「なんだ〜,また遊びに行っちゃお〜」などと,不良ママは喜んでいます。^_^;
2004. 9. 30 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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