『 週刊 Hanko 』 625号
◆春歌、帰る◆
ついに3学期が始まりました。
暖冬とはいえ充分寒いのに、N学園の女の子達は制服のスカートに、全員素足にソックスで過ごしています。体操着は体育の時しか着ないので、いつも素足!フリースの膝掛けは必需品で、教室移動の時もみんな腰に巻いて歩いています。見るからに寒そうなので「なぜストッキングをはかないのか」と聞いたら「だってダサいじゃん」と高3の子に言われました。…ダサいのか…(確かに私も初めてはいた時は違和感あった…高校の時)。彼女たちの言い分は「なぜ女子用のズボンの制服がないのか」ということらしいです。…あったほうがいいと思うなぁ、絶対。こんなに体を冷やしていいわけないもの。
◆春歌、帰る◆
大都会で3泊4日を過ごした春歌が帰ってきました。電話やメールで話を聞いているととても楽しそうだったので、迎えに行く前日「もう1日、泊めてもらう?」と聞いたら「いい。もう帰る」
彼女なりに、初めての長い外泊で心細い思いもしたのでしょう。カルチャーショックもあっただろうし。でも、涙を見せたのは出発の一瞬だけで、後は元気にしていたようです。頑張ったね。(^^)
それにしても、「どうだった?どうだった?」と聞きたくてたまらないのに、彼女の話は要領を得ず、よくわかりません。きっと、自分でも持てあますほどの初体験を、整理できないのかも。で、以下は一問一答形式のインタビューです。
◎一番心に残ったことは
近くの公園でイトコの友達と遊んでいる時、「お前、男か、女か??」と聞かれたこと。
(着ていった長めのコートは遊びにくく、イトコのジャケットを借りていたらしい。そういえば2歳ころまで、スカートをはいていても男の子と間違えられたのを思い出した。当時は髪の毛がなかったから。(^_^;))
◎一番うれしかったことは?
イトコと毎日たっくさん遊べたこと!
◎一番楽しかったことは?
電車や地下鉄に乗ったこと。(もしかして地下鉄は初めてかも)
◎一番おいしかったものは?
焼き肉とラーメン
◎もう一度行きたい所は?
花やしき(遊園地)、うーん、映画(ライアンを捜せ!)ももう一度見たい!
◎一番自慢したいこと(物)は?
公園の笹や葉っぱでお正月の飾りを作って飾ったこと。それと「東急東京メトロパス」
(お飾りは、写真で見る限りなかなか。メトロパスは今でも宝物)
◎一番びっくりしたことは?
公園に遊具があまりなかったこと。でも木登りできる木があって良かった。
(遊具が端の方にまとまっていて、男の子達がサッカーするのに格好の場所らしい。ヒマさえあればここで遊んでいたらしく、けっこう気に入った様子)
◎久々の家の感想は?
恋しかった。(^ヘ^)
弟夫婦の話によると、とにかく買い物が好きだったらしい。初日の最初に行った東京タワー、40分も並んで乗ったエレベーターでやっと一番高いところまで行ったのに、すぐに降りる降りると騒いで下に降り、売店でいきなり全財産を使い果たしそうになったとか。見かねて止めてくれたのでなんとか破産しなかったらしいけど、最後の日には280円しか残ってなくて、何も買えなかったって。…相変わらずの無計画…。なくなればなくなったで、おねだりしないのは偉いんだけど。
ちなみに買った物は家族全員へのお土産で、それなりに考えて買って来たことが伺える。ママにはお箸、パパには浅草で買った「足腰のお守り」だった。(^_^;)
1日じゅう公共の乗り物だけで移動という日もあり、普段乗れない電車やバスを乗り継ぎ、駅や停留所から目的地まで自力で歩いていく、というのも田舎暮らしの春歌にとっては斬新だったに違いない。そうそう、渋谷のハチ公の記念写真を何枚も撮ってきた。その春歌を珍しそうに遠巻きに通っていく人の姿が見えるようでおかしかった。(^.^)
麺類が好きで、東京でもパスタ、焼きそば、ラーメンを随分リクエストしたらしい。我が家でも、春歌が留守の間に大盛りの焼きそばを食べながら「春ちゃん、どうしてるかね」と話していたので、「やっぱりね」と笑ってしまった。
食べる時に口の周りや手を汚さないように、それだけは注意して食べなさいといつも言っているのに、義妹が「何も気にしているようには見えなかったけど??(^o^;)」と言うほどの食べっぷりだったらしい。はぁ…。年頃になったら気をつけるかしら。(+_+;)
毎朝早起きしていたようだけど、早朝の「トイレ独占」は、さすがになかったらしい。でも、最後の日の朝、「ゆっくりトイレ使っていいよ」と言われたら、絵本を持ち込んでしっかり30分くつろいでいたそうな。…一応気を使っていたのね。(^^;)
3泊4日の全貌、とはいかないまでも、だいぶ見えてきました。これからまた少しずつ思い出して話してくれるかもしれません。
子どもが安心して泊まりに行ける場所があるというのはいいことですね(しかも環境が全く違うし!)。次の機会をまた楽しみにしています。(^^)
2007. 1. 12 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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