『 週刊 Hanko 』 694号

◆草花の授業◆消防音楽隊デビュー◆

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 新居の庭にキレイな花が咲いて、何かなと思っていたら「エゴの木」でした。
あんまりキレイなので、今度の週刊Hankoネタはこれだ…!と思っている間に満開だったその花もすっかり散ってしまい…。あぁ、容赦なく時間は流れていっちゃってるんだなぁ…と思い知らされるのでした。(._.;)

◆草花の授業◆
 今年は初めての中1を担当しています。中1の理科2では、1学期の最初が野外観察。色々な草花に目を向け、そこから「花のつくり」の学習に入っていくのですが…。
 それにしても今時の中学生が花の名前を全然知らないのには驚きました。ショカッサイ(ムラサキ大根)を見ても、ムラサキツユクサを見ても、とにかくムラサキ色の花はすべて「スミレ〜〜!」
 ちょっと前まであたりの山一面を覆い尽くしていた、白いニセアカシヤの花を一枝持って教室に行ったら「サクラ〜〜!」と言われたのには絶句しました。(-_-;)
知らないだろう、とは思っていたけど、(時期も含めて)サクラとの違いもわからないとは…。私も詳しい方じゃないけど、これにはびっくり。(+_+)

 カラスノエンドウ(シビビー)の鳴らし方を知ってる子も、ほとんどいませんでした。自然に親しむのが理科の本領と思い、春に花を観察したカラスノエンドウが実った頃、中の種子を観察して、ついでにビービー鳴らして遊びました。1〜2割の子しか鳴らせませんでしたが、初めてじゃ無理もないか…。
 タンポポの茎も鳴らして見せたら、最初は興味を持った子もいたけど、「これは苦いから嫌だ」って。…つまんないなぁ。

 ところで。
 ニセアカシヤって手の届くところになかなか花が咲いてないんですねーっ!家のすぐ隣の神社にもたっくさん咲いてるのに全然手が届かな〜〜い!
 通勤途中の橋の下から生えてた木の枝を、橋の上から手を伸ばして取れる!と気づいて後半はそこでゲットしましたが、その前は、山肌の崖崩れ防止のコンクリートによじ登ったりもしました(6クラスあるので連日…)。先生になると、人目も気にせず教材を集められるんだな、と我ながら感心しました。
 せっかく苦労して採って来たので、教材として使った残りを、初めて天ぷらにして食べてみました!蕾が開いた直後でもあり、本当に香りもよく、甘く、ぱりぱりと美味でした。おいしいってウワサには聞いていたんだけど、ついに体験できて良かった良かった。(^^)

◆消防音楽隊デビュー◆
 5月10日はとても暑い日で、富岡市のスポーツオープニングセレモニーで、野外で制服で演奏するには、なかなか過酷な条件でした。先輩方が、「デビュー戦がこれじゃぁ、やになるだろう!」と心配してくれましたが、2年前、市吹でディズニーシーのコロンビア号の前で吹いた時も相当な暑さだったし、もっと昔、中学時代には野球部の応援で夏の炎天下に吹いたこともあったなぁ…と思い出したりしました。なんでも長くやってると色々経験するよね。真冬、寒くて指が動かないのに比べたら、暑い方がいい…のかな??

 その一週間後の日曜日は、市吹で、ふれあいフェスティバルで演奏し、さらに次の日曜日は、防災訓練のイベントで、消防音楽隊の出番がありました。

 …新しい家ができたら、家でのんびり過ごしたいと思っていたけど、なかなかそうもいきません。
 ふれあいフェスティバルの日は、地元のグリーンフェスティバルもあって午後はそっちのお手伝いに行ったし、防災訓練の日は、教会のお話当番で、それから音楽隊で演奏し、午後は小学校のオープンスクールに行って懇談会に出席して帰ってきたら夕方でした。

 イベントが重なりすぎっ!!

 これからも当分、手帳の週末は予定で真っ黒。
 なかなかゆっくりできませんが、忙しいのは私ばかりではないでしょう。お互い、くれぐれも車の運転だけは落ち着いて、事故のないよう気をつけましょうね!

2009. 5. 30  斎藤 範子(Hanko)



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