伊豆箱根鉄道 駿豆線


(下の画像をクリックすると画面を閉じます)
駿豆線
205型 ・ S37.9 撮影
●現在の営業区間(1998年7月現在)
なし(1963年2月廃止)

●営業キロ数
---Km

●開業年月
明治39年11月


◆会社のバス旅行で日本平に行った時、沼津付近の国道1号線上を路面の線路が通っているのを見つけました。 しかし架線はヨレヨレ、線路は赤錆状態でとても電車が通っている様には見えません。帰ってから調べたところ三島、沼津間の伊豆箱根鉄道の軌道線で、まだ三島側半分は生き残っていることが分かりました。 そこで次の日曜日(当時は週休1日だった!)単独で乗りに行った次第です。 ご覧の様に未舗装の旧道を割とよく手入れされた車両が砂埃を上げながら走っていました。 お客は3、4人くらい居たでしょうか。暫定終点の国立病院前までわずか12分の行程ですが、料金10円は当時としても安いと感じた記憶があります。 最終的な廃止の原因となった競合バスは途中一台もすれ違いません。 多分道も広く舗装された新国道の方を軽快に走っていたのでしょう。 この電車の様な時代に合わないひ弱で不合理な存在は確実に滅びる運命ですし、だからこそ美しいと感じるのでしょうね。(K)