丹沢・姫次その2


2月1日(金)快晴。
ダイヤモンド富士を見に、またまた姫次に行った。
天気は久しぶりの快晴、いい富士が見られるだろう。
ニコンのD40を買ったこともあり、今日は試写の意味もあって、どんな程度の写りがするか楽しみだ。
今日は上であまり時間待ちをしたくないので、ゆっくり出かける。
林道に入ると、すぐに凍結した雪が出てきたので、早めにチェーンを巻いた。
雪のないうちに2台、途中に1台車が止まっていた。
下の登山道入り口を過ぎ、ゲート手前50Mのカーブで前輪がスリップ、勢いをつけても登れない。しかたがないので、少し手前の路肩に駐車した。
ゆっくり昼飯を食べ、時間調整をする。ゲート前には、前回と同様2台の車が駐車していた。
この辺が7〜8CMの積雪、登るにつれて序序に増えてくる。林道を歩いて20分、登山道入り口に着く。
登山道は適度に踏まれているので、それほど登るのには、あまり苦労しない。
アイスバーンにもなってないので、滑ることもない。
途中、二人の下山者とすれ違った。今頃登るのは、不思議に感じられるのだろう、どこまで行くのか聞かれた。
時間もあるので、なるべくゆっくり登る。八丁坂の頭越えよりか、やはり、こっちの道の方が楽だ。
1時間15分ほどで、避難小屋との分岐に着く。
尾根道は、雪があるほうが、かえって歩きやすい。焼山方面からの足跡もあり、しっかり踏まれた道になっている。
途中、犬連れのハンターとすれ違う。ゆっくり歩いて登ったつもりだったが、3時前に着いてしまった。
日没までは、まだ2時間あまりある。姫次の積雪は20CMくらいだ。予想した通り、誰もいない。

富士山は見えるのだが、頂上より左方向には、かなり雲が湧いている。あそこにある雲は、あまり取れないので、心配だ。
南西から西にかけ、雲が湧き、通り過ぎる。南アルプスは、この前よりはっきり見え、透明度は多少いいようだ。
今年の冬晴れは、例年のようなくっきりとした晴れが少ない、平地からも富士山が見える日にちが少ないようだ。
ゆっくり撮影準備をし、防寒対策し、少し物を食べながら時間待ちをする。
日が差し、風がないので、この前よりは暖かい。
だんだん日没が近づいた、しかしながら、左斜面の雲は取れない。
飛行機はかなり飛んでいるのだが、この前のような飛行機雲も全然湧いて来ない。
上空には一片の雲もなくなったが、富士の左にたなびく雲は一向に取れる気配がない。
太陽がみるみる落ちていく。露出補正が難しい、光が強いと、自動焦点が利かず、シャッターが切れない。
少し下で合わせてから、何回もシャッターを切る。思ったほど枚数が撮れなかった。
山頂は見えていたので、なんとかダイヤモンド富士の写真を撮ることが出来た。
日没後も、夕焼けを眺めながら、シャッターを切る。
そろそろ、終わりにしようかな、と思った時、ザックが置いてある方向でガサゴソ音がした。
振り向くと、一匹の猟犬が、食べ物をあさろうとしていた。
あわてて、追い払うが、人慣れしているため、尻尾を振りながら、近づいてくるので、なかなか遠ざけることが出来ない。
何処から来たんだろうか、こんな高所に犬一匹、首輪と無線のアンテナを付けている。
しばらく無視していたら、ようやく去っていった。
登りに会った犬は黒で、この犬とはあきらかに違う、夕闇せまる姫次に飼い主のいない犬がくるとは、想定外の出来事でした。
かじかんだ手を温め、下山の準備だ。ヘッドランプを点け、雪道をこの前同様、足早に下る。今日は星空、以外と明るい。
下るにつれ、明かりがだんだん弱くなってきた、予備電池は持ってきているが、めんどうなので、どんどん下る。
林道に出たところまでなんとか持ったのが、救いでした。
あとは、明かりなしで、林道の雪を踏みしめながら、車に着いた。
画像を見ると、やはり、コンパクトデジカメで撮った画像とは一味違うな、という感じでした。

車――尾根道分岐――姫次――――――車

12:30 13:50  14:55(17:30) 18:50

 

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