丹沢・桧洞丸


5月3日(金)快晴。
今日はいつもの山仲間三人で、桧洞丸登山。
前にも同じメンバーで西丹沢から桧洞丸に登ったことがあるが、雨と霧でほとんど何も見えなかった。 今日は快晴、周りの山も富士山も、よく見えることだろう。
神ノ川林道ゲート前には数台の車が止まっている。 おそらく、西丹沢のほうは、かなりの車でいっぱいじゃないか。 こっちは、普段よりちょっとあるかなあ、という感じで、いたって静かだ。 立派なトイレもあるし、快適である。
支度をし、林道を歩き始める。 歩いて5分ほど、矢駄橋を渡ると、すぐに登山道入り口、ここからいきなり急登が始まった。 一定のゆっくりしたリズムで、ひたすら尾根を登っていく。
植林帯は間伐されているので風通しもよく、景色も見えるので、そんなにつらい登りではない。 ほどなくして、林道にでた、大室山の大きくなだらかな山容が、独立峰的存在で、目の前にそびえたっている。 次の急登にそなえて、少し休憩をとり、再び登山道に入る。
しばらくは、下と同様な急登が続く。 やがて少しなだらかになると、きれいなブナ林が出てきた。 若芽が陽光にゆれ、とても気持ちのいいところだ。 立ち枯れも少なく、きれいなブナが続く。
尾根の登山道まで、このようなブナの林の中を気持ちよく登って行く。
やがて、熊笹の峰に飛び出すと、眼前に大きな富士山の景色が広がった。 すばらしいながめだ、雪をかむった南アルプスもよく見える。 右から、甲斐駒、白峰三山、赤石山脈とはっきり見える。 しばらくは写真を撮りながら休憩。
登るとき、一人しか会わなかった登山者も、ここになるとかなり会うようになった。 ここから、桧洞丸までは景色を眺め放題、特に山頂西側のザレから眺めると地球の半分が見えるような感じだ。
山頂には2、30人、いたるところで休憩や食事を取っている。 やっぱり、連休初日の快晴日、結構な人出で、にぎやかだ。 塔や大山は、もっとすごい人出で、混雑しているだろう。
ここは三々五々、まわりの景色を眺めながら、静かなひとときをすごしている。 五月の心地よい風が吹いていて、とても気持ちがいい。 ビールで乾杯し、ゆっくりと昼食を食べる。
団体の中高年グループが、蛭ヶ岳方面からどどっとやってきた、どこかで一泊したのだろう。 山小屋も”開いています”と黒板が出ていて、ビール600円と書いてある。
昼食後、蛭ヶ岳方面に下りる。 分岐を見失わないように、注意しながら急な下りを降りる。
下り終わり、しばらく蛭ヶ岳を見ながら、アップダウンを繰り返しながら行くと、 小さな看板で、広河原方面への案内が出てきた。
案内があるからわかるものの、なければわかりにくいところ。 丁度やせたキレット状の場所で、ロープの保護と鉄の梯子があるところの手前。
しばらくはやせ尾根を降りて行く。
赤テープがあるので、道は以外とわかりやすい。 かなり踏まれており、そんなに迷うようなところはない。
しばらく降りると、こちらも美しいブナの林が出てくる。 気持ちよく進み、植林帯の中の道を降りて行くと、下に広河原が見えてきた。
どの辺にでるのかなあと、注意しながら降りると、下から人の話し声が聞こえてきた。 出たところは、金山谷の木の堰堤下の、大きなコンクリートの堰堤上。 小さな看板で、”源次郎尾根”と方向を示している。 しかし、入り口は、わかりにくいところだ。
林道横広場に、車一台とオートバイ2台が止まっていて、3人がしゃべっていた。 「どこから降りてきたんですか」、と聞かれたので「桧洞から」、と答えると、「ここから蛭ヶ岳まで行けますか、下の案内から少し 登ってみたんですが、あまり急なので、50Mくらい登ってやめたんですが」という。 私は登ったことがあるので「最初は少し急だが、慎重に登れば、こわいことは無いですよ、3時間くらいで行けますよ」 と教えてやった。 どうも、蛭ヶ岳に登りたかったらしい。 しかし、車とオートバイは何処から入ってきたのだろう。
少し時間があるので、つくいの滝16にもある、ひわたの滝を見に、林道を上に行く。 5分ほどで着き、水量豊かなひわたの滝を、橋の上から眺める。
あとは、林道を戻り、深い谷の神ノ川を見ながら、ところどころ舗装された神ノ川林道を下る。 途中、孫右衛門の滝を見、美味しい涌き水を飲んで、林道ゲートに着いた。 さあ、早く帰って、飲みにいかなくては・・・・・

ゲート前――登山道入り口――林道上部――熊笹の峰――――桧洞丸――――――金山沢乗越――広河原―――ひわたの滝――――車

7:55  8:00    8:45 10:40  11:00(発11:50) 12:25 13:30 13:35  14:50

 

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