2128 BXからの乗り換え |
皆さんいかがお過ごしですか?
もういい加減BXマザーでは厳しくなってきましたね。
過去の資産を有効に活用しながらそこそこ使えるシステムにステップアップする
方法を伝授致します。
それはSDRAMが使えるAthronXPに移行することです。
使用するマザーはECSのK7S5A Pro(V5.0)です。
このマザーはDDR/SDRAMの排他利用ながら両方使えることが最大の利点です。
チップにはSIS735を採用してオンボードLAN、オンボードSOUNDの他に
USBは2.0に対応しています。
もちろんAGPは4Xに対応しているのでBXマザーで限界であったRADEON9600などの
本格的なDirectX9.0対応カードが使えることと、やはりデフォルトのIDEが
ATA100に対応しているのがBXマザーに対して未練をなくさせる要因ですね。
このマザーはAthronXP2600+(FSB266Mhz版)まで正式対応してますが、
基本的にBartonコアでもFSB266Mhzでの動作となりますが動きます。
気になるSDRAM使用時のパフォーマンスですが、π104万桁程度であれば
SDRAM使用時に1分5秒で終わるのでDDR使用時とさほどかわらないかと思います。
例えるならVGAカードのAGP版とPCI版程度の違いでしょうかね。
PCIというのが出てきたので補足すると
BXではPCIの帯域が確か133MB/sでしたよね?しかもIDEもPCIとバスを共有するんですよね。
これではATAカードをPCIスロットに増設してHDDだけでも50MB/sは軽く占有してしまい、
他にも100Mbit/sのLANカード(およそ12MB/s)など、軽く133MB/sという帯域は飽和してしまいます。
ところがSIS735はPCIだけで理論上1.2GB/sとBXのバス幅のおよそ8倍もの帯域を持っているので
ほとんどすべてのデバイスの能力を最大限引き出せるわけです。
それ以外にもSISチップはIntelチップのようにグレードによる妙な制限
(例として815チップのようにメモリは512MBまでしかサポートしないなど)
がほとんどありませんし、何よりも安定しています。
気になる金額ですが、マザーが6000円、CPUが8000円程度(いずれも新品)ですので、
BX+Celeron1AGhzくらいの人が、PEN3-Sの1.26Ghz(もしくは思い切って1.4Ghz)にアップグレードを
考えてるのであればヤメた方がいいです。
BXユーザーはAMD系CPUは発熱が心配という意見も多く見られますが、
サラブレッドコアであれば近年のCPU事情を考慮すれば充分省電力で低発熱ですよ。
〔ツリー構成〕
【2128】 BXからの乗り換え 2004/5/18(火)19:14 ボクちゃん (1930) |
【2129】 K7S5A Proは良いアップグレードの方法ですね。 2004/5/20(木)22:08 Takapen (2512) |
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