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山上憶良 (2001.9/4)


 世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

中学くらいに習った歌で、なぜか脳みそに貼り付いて離れなかった歌だ。
現代の作品かと思っていたら、万葉集に入っていたことがわかった。
インターネットとは便利なもので、「世の中を」で検索するだけで長年の謎が
解けたりする。解説によれば貧乏の苦労を歌ったものらしい。
現代の日本に於いて極貧を味わうことはほぼ不可能なのだが、 時代が変わっ
ても人間とは永久に悩み苦しむ生き物であるらしい。
私は、些細な責め苦にもこの歌を思い浮かべる。
もちろん一大事の時にも使わせてもらっているのだが、
何が起こっても逃げ出すわけにはいかないってこと。
憶良さん、「歌」ってそうやって使っていいんだよね。

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