生理用品のCMを見て、殿方は何を思うのだろうか?
近頃はとてもオープンなものが多く、
「あの瞬間もだいじょうぶ」
とか
「昼なのに夜のお尻見〜つけた!」
だとか。
わからないと思うので説明をすると、
「あの瞬間」ってのは、経血が一瞬ドボっと多くなる瞬間なのだ。
男性は見る機会がないと思うが、月経とは、妊娠の為に準備されていた組織が剥がれ落ちる、といったようなもので、固まりもあるし、サラサラの血液もある。時間を選ばず不規則に排出されるせいで、「あの瞬間」というのが存在するのだ。
あまりしつこく血液の話しを書くと、誰もここから先の本題を読んでくれなくなりそうなので、そろそろ月経の説明は終わろう。
セクハラの一つとしてよく挙げられるのが、
「〜さん、生理前じゃないの?何カリカリしてんの!」
という男性の一言だが、全くの言い掛かりだとは言えない場合が多々ある。
事実、月経前というのはホルモンのバランスが崩れ、比較的イライラしたり落ち込んだりしやすいのだ。
だから、もし月経が今よりもっとオープンになったら、このセリフはセクハラじゃなくなるかもしれない。例えば、給料日前だからお金がない、というのは誰でも覚えがあるだろうし、隠すほどのことではないだろう。会社帰りに飲みに誘われた時、「給料日前だから」と公言してもよいのである。
ここで、仮に男性にも月経があったとして、置きかえてみよう。
上司が男性社員に声をかける。
「○○君。どうだ?帰りに軽く一杯。」
「すいません、課長。ぼく生理前なんで酒癖悪くなっちゃいそうだから今日 はやめときます。」
「なぁに、構わんよ。俺も今生理だからたいして変わらん。」
「え?課長もですか?いやぁ奇遇ですね。トイレいらっしゃる時に手ぶらだ からわかりませんでしたよ。」
「あぁ、タンポンだからね。ところで、もう一人くらい生理前の奴を呼んで 荒っぽく飲むとするか?」
「いいっすね!じゃあ、ぼく心当たり探してきます!」
とこんな会話があるはずだ。
そしてもう一人誘われた生理前の△△君が、こんなことを言ったとしたらどうだろう。
「やめてくださいよ。二人とも。僕は生理前でも生理中でも普段と全くおん なじなんですからっ!」
ムッとした課長と○○君、二人で飲みに行き、
「△△の言い草は、やっぱ生理前そのものだな。」
「そうですよ、課長。△△はいつも『俺は、おまえと違って仕事にムラがな い』って言ってますけど。どうなんでしょうねぇ、それって。」
「どうも融通が利かない男だな、△△は。あんなふうじゃ管理職は無理だ。 部下がついて来ん。」
「そうですよ。◇◇部長なんて、『生理前は、大事な取引先はやめとけ』っ て指示してくれますよね。おかげでウチの部は成績いいっすよ。」
「重役会議なんて、重役連の生理日を全員調べてからしかやらんぞ。」
などなど。この会話楽しくてもっと書きたくなってしまうのだが、キリがないのでこの辺で。
最後に、「昼なのに夜のお尻」ってのが何のことだかまだ説明していなかったはず。ここでいう夜とは就寝中のことを指していて、長時間分の経血を吸収する目的の生理用品が、昼用よりかさばってしまうことを言っているのである。つまり、昼間でも長時間トイレに行かれない場合、かさばっても夜用を使わざるお得ない場合があり、そんな時のお尻を目ざとく同性から指摘されてしまったのが、「昼なのに夜のお尻」なのである。
実際は、外見ではそんなこと見分けがつかないので、そういう目的で女性のお尻を観察しても無駄
だとは思うが。