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自意識からの開放  (2002.1/26)


 2週間くらい前からひどくお腹を壊していたのに加えて風邪をひき、しばら
く不眠気味だったせいか病気を撃退する余力もなく、私にしては丸1週間とい
う結構な長さで寝込んでしまった。
最近は自宅で仕上げる仕事が多いので、熱で朦朧としている以外は無事やるこ
とはやってはいたのだが、今思うと電話の応対で少し険悪だった覚えがあった
りして、相手のかたに今度お会いすることがあったら、
「この間は実は熱があったので。」
と言い訳したいと思う。
私達の仕事は時給に換算すればわりと高額な代わりに、突然入院でもしてしま
わない限り、休んだり、熱でデキが悪いなどと言い訳できない。
終わった後で軽く事情を言うくらいがせめてもなのである。
 そういうわけで、1週間ほど半病人で過ごしていたわけだが、熱で体中が痛
かったり、喉が腫れて苦しかったりで、そのことばかりに意識が集中し、色々
な心配事や嫌な思い出から開放されたのが何よりの収穫だった。
普段、あのてこの手を使って自意識から開放されようと暮らしているが、この
1週間は本当に効率よく開放されることができた。
よく、
「風邪をひいた時は『少し休みなさい』という体のサインだ。」

と言うが、実際は頭や心も相当休まるのだ。しかも風邪くらいなら、治らない
かも?といった恐怖もないし、思い返せば素晴らしい休息であった。

さあ、今日からまた悩んで悩んで悩みまくるぞ。

 

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