近頃、心が平安だ。ここで「平穏」と書こうとしてあえて平安を選んだ。
今朝見た夢は、私が一人でアメリカ旅行中にアザラシレース(競馬のアザラ
シ版、実際にはそんなものはない)観戦に出かけたというもので、パドック
状の場所でアザラシを撫でていると、遠方の空で空中戦が起こり、爆風に顔
を背けた。すごい速度でミサイルが飛び交っているのだが、
「あれはロスあたりだ」
などと皆口々に語りながら、逃げないのである。
私は、アザラシを抱きしめながら、日本語で、
『何故人間をこんな中途半端な程度につくったの?もっともっと優れた能力
を持っていれば、あんなミサイルを飛ばすことなく平和に暮らせるのに!』
と怒鳴っているのである。
その後、爆風を避ける為に背後にあった深い谷に飛び込み、谷底に衝突する
直前、イルカに変身して助かる、という夢ならではの支離滅裂さだった。
この夢は心理的にはとても分かりやすい。アザラシを撫でる行為は、朝方猫
が布団に入ってきて騒ぐので、寝ぼけながら猫を撫でてなだめていたからで
あろう。その他は説明不要だ。
こんな夢を見るのに平安だというのも変だが、世界に不穏なムードが立ち込
めていて、それに対する防衛本能なのか、かえって自分自信の心が静かにな
っているのである。気温上昇や洪水のニュースを見る度、地球の寿命を考え
てしまうし、一触即発で戦争に突入しそうな情勢など恐ろしくて目を背けた
い。『現実逃避をしない!』というのが私の常日頃の信条だが、今、心が平
安だと書いているのが、もう逃避だろうか?
かつては、
「私は嵐の中の小舟のように感情的に揺れている」
などと言いふらしていたはずなのに、今では、平安を言いふらしている。
平穏という控えめな言葉ではなく、わざとらしい平安を用いている。
やはり地球は危ない。