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病気よもやま話その1 (2003.1/20)


 私はここ2〜3年、子宮筋腫と子宮内膜症に悩まされている。
ひと昔前なら、こういったことは一大告白となったであろうが、最近では比較
的ありふれた病名となっていて、子宮筋腫に至っては、成人女性の三人に一人
は持っているらしい。これは、成人男性の三人に一人が痔、という統計に迫る
勢いだ
。なので、私だけが悲劇の主人公なのではなく単なる世間話である。
 子宮筋腫も子宮内膜症も、主な症状は貧血とひどい生理痛で、原因がはっ

りしていないので予防はできず、今のところ対症療法しかない。
私は昔から温度差でクラっときてしまうタチで、寒い屋外からムッとするほど
暑い乗り物なんかに乗ると、気分が悪くなったり、気を失なうこともある。
そんな風なので、貧血についてはあまり気に病むことなく、食べ物もそこそこ
気をつけているので、血液検査ではまぁ健康であった。
問題は生理痛だ。
30代になる前までは筋腫も内膜症もなかったので、生理痛は軽い方だった。
遊びに行ったり、何かに夢中になれば忘れているくらいで、何の薬も必要とせ
ず、生理は私にとってどうでもいいものだったのだ。
それが最近では痛み止めを飲んでも効かない。痛くて夜も眠れない。
男性にはその痛みが想像しにくいであろうが、わかりやすく記してみたい。
よく映画等で、ドラキュラ退治の時、太い杭を心臓に打ち込む場面がある。
生理痛とは、ああいう杭が後ろから腰に刺さっているようなかんじである。
どうにも我慢できなくてゴロゴロのたうち回っていると、
「このまま腰が粘土になって地面に吸収されたらいいのに。」
と思う瞬間がある。そういった種類の痛みだ。ひどい鈍痛とでも言おうか。
一応現在投薬治療中だが、このまま画期的に跡形なく痛みがなくなることはな
さそうである。
よって、いつか確実に来る更年期の恐怖より、『あがった後』の、痛みからの
開放をむしろ楽しみにするようになった。
そんなこんなで、老いることへの恐怖が減るということは、ある意味好ましい
のではないだろうか。
漠然とした恐怖よりも、定期的に襲ってくる痛みのほうがマシと考えれば、こ
れもまた必要悪である。
こうして人間は年を経るごとにストレスから開放されていくのだろうか?

最近、色々なことがどんどん楽になっていく。

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