よく強面の男性が、恋人や奥さんといる時だけ、幼児語になったりすると聞
く。強面の女性にもあることだろう。
「ママたぁん!ぽっくん、お腹ペコペコりん」(おい、腹が減ったぞ)
「いっちょにお風呂!すりすり」(一緒に風呂入るか。流してやるぞ)
「ちょろちょろネンネ。イチャイチャ」(そろそろ布団入ってセックスだ)
おおかた、そんなもんではないだろうか。
実際に身近な人物を手本にしているわけではないので、想像の域を出ない。
詳しく知っている人がいたら教えて欲しいものだ。
さて、私がついつい口にしてしまうのは猫に対してだ。
猫に見つめられるとついつい
「ニャァにぃ?ニョウチタにょぉ?」(なあに?どうしたの?)
「ニャンでちか?オニャカちゅいたニョ?」(何ですか?お腹空いたの?)
「ニョオでちゅか。ちゅきなニョオ?」(そうですか。好きなの?)
と話しかけてしまう。
赤ちゃんや犬猫は、こちらが何か反応を示すまで、しつこく凝視してくる。
赤ちゃんになら
「ばぁ!」
「パッ!」
等と唇で音をたてながら笑いかけると、笑い返してくれたりする。
そこまで行って初めて、付き添っているお母さんが、
「○○ちゃん、お姉さん(おばさん)にコンニチワでしょ?ね?」
と助け舟を出してくれるのだ。
犬はこちらが犬好きかどうか驚くほど短時間で探り終わるので、あまり長時間
見つめ合わなくて済む。
問題は人に慣れた猫である。
何かを訴えるように下からジーっと見つめられた時、どうしたって、
「ニャアニャアしゃん、ニャアに?」(猫ちゃん、何か用?)
と言ってしまう。
猫が見つめるのをやめるまで、
「おミジュでしゅか?ノンノしたいの?アチョビたいニョ?」
(水が欲しいの?膝に乗りたいの?遊びたいの?)
と質問し続けてしまう。
他人が見たらゲンナリするだろう。
やめた方がいい。