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  現場に一人は悪者がいる(2008.6/10)


 人間も40年以上生きていると、自分の考え方のパターンがわかってくる。
私の場合、ある現場に必ず一人悪者を作ってその人を憎むという方式だ。
良くないこととはわかっているが、例えば、
学生時代なら、クラスに一人は嫌いな子がいた。
学校の先生のうち一人くらいは、
「殺してやる!!」
と思うくらい心底憎んでいたと思う。
盆正月の親戚付き合いの中にも一人くらいは嫌いな人がいて、
帰りの車の中等で、いつも文句をたれている。
近所付き合いの中でも、どことなく気に入らない人がいる。
遊びで集まっている数人の中でも一人くらいは気に入らない。
仕事の現場でも同様だ。
私の場合、同じ顔合わせで毎回仕事をすることは少ないので、
初顔合わせで打ち合わせして、全行程終了まで、
短ければ4〜5日間、長くても1年に及ぶことは殆どない。
なので、『悪者』に対して我慢する期間としては、
会社員よりラクなのだと思う。
この習性を自覚するまでに相当な年月を費やしていて、
「あーもう。あの人イヤだ。何であんな事言うの?」
と毎回誰かを標的にしているだけ、と気づいたのは最近だ。
その仕事が終わると、その人を憎むことは終わり、
次の現場の『悪者』に対しての憎しみに移っていく。
まさか口に出しては言えないが、
「このクソタレ。そんなに私を陥れたいのか。」
とプンプンしているのがいつものことだ。
自分の習性について自覚する前は、
『悪者』の正体を知りたくて、真っ向から勝負を挑んだこともある。
「どうしてそういう事を言うんですか?そんなに私が嫌いですか?」
と口論も辞さなかった。
今では、
「クソばばあ(じじぃ)覚えてろよ!」
と心の中で唱えるだけだ。
なぜなら、『悪者』は本当に悪者なのでなく、
誰か一人を悪者にしておけば、色々なことが簡単な気がするので、
ついついラクする手段として、そうしてしまうのだ。
誰かを悪者にして、本当の問題から目をそらしているというところ。
とても悪いことだ。
直したい。
人の態度は自分の鏡なことが多々ある。
『悪者』は私の鏡だ。
せめて自覚くらいはして、
あの人を本物の『悪者』にしてしまわないよう頑張ろう。
あの人は他の人にとっては悪い人でないのかもしれない。

等と、いつになく真面目に締めてみましたが、
ホントは、私と同じやり方の人に対して、
「早く気づいてください!」
というメッセージがこめられています。
お互い、自覚して生きていきましょう。

 

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