タイル割付けの基本

タイル仕上げ面を、出来るだけ端数が無いように割付ける。
壁面の例で説明するが、床面も同様である。

両端部の目地

基本的には、壁の長さを(タイルサイズ+目地幅)の倍数で割付けるが、両端部の目地の有無で以下の3パターンがある。


目地の本数=タイルの枚数
一方の端部のみ目地が入る。


45二丁掛けタイル(横貼)で、長さ1,000mmの壁面を割付によって調整する場合、
(95*10) + (5*10) = 1,000mm
長さ1,000mmのままできれいに割り切れる。


目地の本数=タイルの枚数+1
両端に目地が入る。


45二丁掛けタイル(横貼)で、長さ1,000mmの壁面を割付によって調整する場合、
(95*10) + (5*11) = 1,005mm
長さ1,005mmに調整することにより、きれいに割り切れる。


目地の本数=タイルの枚数-1
両端に目地が入らない。


45二丁掛けタイル(横貼)で、長さ1,000mmの壁面を割付によって調整する場合、
(95*10) + (5*9) = 995mm
長さ995mmに調整することにより、きれいに割り切れる。

入り隅

入り隅で隣接する壁面端部の目地の有無は、矛盾しないようにして全体の割付けを考える。
端部に目地がない壁面があり、これに隣接する壁面の端部には必ず目地を入れる。
特に内部タイルの割付け図では、入り隅でどちらの壁面に目地を入れるかは、重要な情報なので図面に明記する
[→内部タイル割付け図の例]