<卵王子>カイルロッドの苦難シリーズ

富士見ファンタジア文庫 <卵王子>カイルロッドの苦難 C 面影は幻の彼方
著:冴木 忍氏 挿絵イラスト:田中 久仁彦氏
あらすじ 
カイルロッドは今日も追われていた。もちろん宿敵ムルトが放った化物に……。
「どうしてこう次から次へと、化物が現れるんだ」
思わずカイルロッドの口からぼやきが洩れる。
イルダーナフの鉄鎖術により、危機を脱したカイルロッドたち。だが、ムルトの追撃の手はゆるみはしなかった。
旅の途中で立ち寄った村に、再びムルトの下僕が襲いかかり、村は大きな被害を受けてしまった。
気落ちするカイルロッドに、イルダーナフがまたもや難題を投げかけた----。
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4巻登場人物 
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メディーナ
魔法・治癒術に加えて剣まで使いこなす美女。
荒野のオアシスに師・ゲオルディと共に暮らしており、
なんとイルダーナフの娘。
父親譲りか口が悪いが、冷たい訳ではない。
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ゲオルディ
「赤い山(アル・アタ)の魔女」と呼ばれる大魔法使い。
イルダーナフとメディーナの魔法の師でもある。
笑い上戸で、素直な王子をからかうのが好き(笑)
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グ リ ュ
ウ
カイルロッドと名乗り、手当たり次第に街や村を壊滅
させている。
王子と瓜二つな上、戦闘能力も同等かそれ以上を有する。
ためらいの無い破壊と殺戮の正体は…
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「さっさとやれ」
イルダーナフに促されたが、カイルロッドは動かなかった。動けなかった。
これまでも何回か力を使ったことはあるが、無辜の人々に向けたことなどなかったのだ。
カイルロッドがためらっていると、火を恐れて離れた人々が遠巻きに家を取り囲み、
一斉に口を大きく開いた。
シュウゥゥゥ……。
細い音がして、人々に口から色く光る糸のような物が出た。無数の糸が吐き出され、
カイルロッド達のいる家を覆いだした。
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4巻「面影は幻の彼方」より抜粋させて頂きました。
旅の途中助けた青年・タジの村に厄介になる王子達一行、
しかし王子を狙う魔物が村人達を殺し、操って王子達を追い詰めていくというシーンです。
このお話で見せるイルダーナフの厳しさ(死を認識させるか、させないか)がどちらが良いのか
王子は判断を付けかねますが、何度も読んでる私にもいまだにどちらが良いのか分かりません…
下は4巻中盤、メディーナの格好良い!登場シーン。ミランシャの強気っぷりも可愛いですv
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ミランシャは強気だった。イルダーナフもいないのだから、下手に挑発しては危険だと
わかっているのだが、腹がたって仕方なかった。
ムルトといい、フェルハーン大神殿の刺客といい、こいつらのせいでどれほどカイルロッドが
傷つき、苦しんでいるかを思えば、嫌味や皮肉も言ってやりたくなる。
「けど、もしここに王子がいても、あんた達なんかに殺せるわけがないじゃない。
これまでで証明済みだもの」
鼻で嘲笑してやると、短剣が動いた。調子にのりすぎたとミランシャは後悔した。
が----。
短剣はミランシャの喉を裂くことなく、男の手の中で泥細工のように崩れてしまった。
3巻・
愁いは花園の中に ヘ 5巻・
野望は暗闇の奥で ヘ

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