★ プラモデルを作る(基本編) ★

▼はじめに
 2007年春、突如「プラモデル」を作ってみました。
 高校生時代で最後なので、実に二十数年ぶりに作ってみました。
 昔を思い出し、これから始める人に向けての基本的な作り方を説明したいと思います。

 まずは、作りたいプラモデルを手に入れましょう。
 今回作ったのは、バンダイ製「シャア専用ザク」で、いわゆる「ガンプラ」と言われているものです。
 このキットの発売は少し古く1995年10月発売のマスターグレードです。
 2007年5月には、Ver2.0が発売されています。 

 発売:1995年10月
 スケール:1/100
 商品名:MS-06S ザクII Ver1.0
 
 なぜ作ろうと思った理由ですが、子供と一緒にアニメの「ケロロ軍曹」という番組を見ている中で
 「ガンプラ」が登場し、押し入れに多数眠るプラモデル(積みプラ)を見ていた子供達が「作ったら」と
 言われ、妻からも「老後になったら老眼で作れないよ」との暖かい言葉から、それもそうだなと
 子供にも手がかからなくなってきたので、作ってみようと思ったわけです。

 ケロロ軍曹 テレビ東京系で放映♪ 

 
 箱を開けるとアニメの設定通りに色わけされた部品、接着剤不要の考えられた部品構成、
 外から見えない内部まで再現された部品など、子供の頃に作ったガンプラからの進化を感じさせてくれます。
 伊達に値段が高くなっているわけではないようです。

 プラモデルは付属の説明書を見ると作れるものの、初めての人にはどうしたら上手に作れるのか
 わかりにくいと思います。ほんの少しのコツを知っていれば、さらに上手に作ることができます。
 お友達で作っている人に教わるのが良いと思いますが、最近は完成品の精度もあがり、残念ながら
 プラモデルを趣味にしている人は、とても少ないと思います。私の周りでも聞きません。
 
 いくつかプラモデルを作っていると、自分なりに作りやすい方法が見つかります。
 趣味なので、気軽に自分のペースで、好きなように楽しく作っていきましょう。 
 前置きが長くなりましたが、昔を思い出しながら早速、作っていきたいと思います。

 

▼必要なもの(最小限)
 まずはプラモデルを作る上で必要な最小限のものを紹介します。
 ここでは、塗装用品を除いています。購入は模型店、ホームセンター、100円ショップで揃います。

 ・プラモデル用接着剤
   このボトルの形が倒れにくくて便利です。
   一般的な接着面に塗ってから貼り付けるタイプと
   部品を合わせてから接着剤を流し込むタイプがあります。
   まずは、一般的なものを用意しましょう。 
   流し込みタイプは、「Mr.セメントSP(スーパーパワー)」が
   乾燥が早くおすすめです。
 ・プラスチック用薄刃ニッパー
   プラスチック専用の薄刃のものを用意します。
   あまり安いものは工具の精度からおすすめしません。
   良い工具は切れ味がちがいます。 
 ・カッター
   どこの家庭にもある普通のカッターです。
 ・アートナイフ
   カッターで十分なのですが、
   私は学生時代からアートナイフを使っているので、
   使いなれたアートナイフを使います。
 ・カッターマット
   机が傷つかぬように使います。
   100円ショップで売っている小さなもので十分です。
 ・クランプ
   接着したパーツを固定するのに使います。
   目玉クリップや洗濯バサミ等でも代用できます。 
 ・耐水ペーパーor空研ペーパー
   私は空研ぎを使っています。
   番手は、#240、#400、#600、#1000の4種類を使ってます。
   通常は#400で削り、#600、#1000で仕上げます。
   つや消し仕上げの場合、#600で終わらせても大丈夫です。

   ホームセンターのものを愛用しています。
 
▼基本編
 1.ガンプラのように部品が多いキットの場合の下準備として、ランナー(プラモデルの部品のまわりに
   ついている枠)毎に「A」とか「B」とかランナーを判別する記号がありますので、付箋紙やテープで
   大きく書いておくと部品を探す時間が少なく作業時間短縮になります。ランナーが少ない場合には、
   逆に手間なので不要です。 最近は見やすく工夫されたものもあります。

 
 2.説明書に従い部品を切り離しますが、いきなり部品の近くで切るのではなく、まず部品に繋がった
   ランナーより少し細い部分(ゲート)をニッパーで切り、続いて部品の近くのゲートをニッパー
   (又はカッター)で切ります。プラスチックに負担をかけぬよう2段階で切ります。
   くれぐれも手でちぎるようなことは、割れたり、色が変わったりするので厳禁です。
   切り口は耐水ペーパーで整えておきます。
 
   また、たくさんの部品を一気に切り離すと似たような部品だと、どれだかわからなくなって
   しまいますので、自分の覚えられる範囲で少しづつ切り離していきましょう。

   プラに負担がかかるとゲート跡が白化してしまいます。

 
 3.部品同士を接着する場合、片側だけの部品だけではなく、両方の部品の接着面を塗っていきます。
   一度塗った後、再度塗ると完璧です。この時にプラモデル用接着剤のハケの使い方ですが、
   部品の内側に毛先を入れ外側に向けて塗っていくと、模型の表面を汚しません。
   塗りすぎのように思えるかもしれませんが、プラモデル用の接着剤は塗った部分のプラスチックを
   溶かすことで強固に接着することができます。
 
   2度塗りした部品同士を強く合わせると、合わさった部分のプラスチックが「ムニュ」と溶けて、
   盛り上がりますので、そのまま乾くまで乾燥させます。乾くまでクランプや目玉クリップなどで
   固定しておきます。 

 4.乾いたら(私は最低でも翌日、できれば2〜3日放置します)耐水ペーパーを使って
   接着した面を削っていきます。まずは目の荒い#400で削り、#800で仕上げとして削っていきます。
   この時に耐水ペーパーを、シャープペンの芯のケースや定規など平面のあるものに巻きつけたり、
   両面テープで固定して使います。耐水ペーパーを、そのまま使うと力の入れ方で平面にならず、
   凸凹になってしまいます。慣れてくると耐水ペーパーを2つ折りするだけで、十分平面を
   作ることができるようになります。
   
   私の場合ですが、目の粗い#400は、水は使わずにゴミ箱をかかえながら削っています(空研ぎ)。
   削った粉がでるのは難点ですが、なんとなく削っている感覚がわかりやすいので、このようにしています。
   #800の耐水ペーパーは本来の水を使って削っています(水研ぎ)。
   パーツの表面をすべすべにする為と、水を使わないと、目の細かい耐水ペーパーは、すぐ目詰まりして
   しまう為です。
 
   接着面だけではなく、部品をよく見るとプラモデルの製造上「パーティングライン」と言われる「スジ」や
   「ヒケ」と言われる「えくぼ」のような窪みがある場合にも耐水ペーパーを使って整えていきます。
   あまりにもひどい場合には、耐水ペーパーでは修正できませんので、パテを使って補修します。
   写真のグレーの部分がパテを使った部分です。パテを使った場合には、塗装が必要になります。 

 
   耐水ペーパーの保管は番手ごとに、ダブルクリップでまとめています。
   ダブルクリップに番手を書くのもおすすめです。小物入れやCDラックに立てかけると便利です。 
 
   耐水ペーパーを両面テープで平らなものに貼ると平面を出すのに使うと便利です。
   写真上部はシャープペンの替え芯のケースで、下部はアクリル片に貼ってます。
   耐水ペーパーの裏面に両面テープを貼ってから切り出しています。

 
   水を使っているついでなので、ここで削った粉も洗い流してしまいます。
   溝などの細かい部分に削った粉がつまっているので、歯ブラシを使い綺麗にしていきます。
   洗面器などに水を入れ、台所洗剤を数滴入れた水につけながら洗うと油分も綺麗に除去できます。

 
   パーツの洗浄には「超音波洗浄器」があると便利です。
   超音波の振動で、水中に目に見えない細かい気泡を発生させ、その気泡のはじける瞬間にでる
   衝撃波が手の届かない微細なすき間の汚れを粉砕して汚れを取り除く仕組みです。
   シチズン・システム製「SW5800」には、洗浄カゴもついて便利です。
   台所用洗剤を入れ、スイッチを入れるだけで綺麗になってくれるので、便利です。
   もちろんプラモ専用ではないので、眼鏡洗浄用にも重宝しています。

 
 5.綺麗になった部品たちを、説明書通りに組み立てていくと完成です。
   うまく作れましたか?二十数年ぶりでもちゃんと作ることができました(笑)
   案外体が覚えてくれていました。慣れてくると説明書通りではなく、自分なりに作りやすい方法が
   見つかるようになりります。
    
   今回、作ったプラモデルは、ほぼ設定通りに色わけもされているので、塗装をしなくてもかっこよく
   仕上げられます。パッと見ると無塗装には見えないと思います。
   もちろん塗装した方がよりリアルに仕上げられますが… f(^_^)
 
   まずは作ってみることが大事だと思います。みなさんも是非作ってみてください。

 

>HOME >BACK