-ゴスドラマ過去ログ:1401-1500-
黒沢カオル「あ〜っ!これ・・・マニキュアだけじゃないよぉ〜!(汗)」
安岡優「ん?何これ…」
黒沢カオル「血だってば!!しっかりしてよ、優!」
安岡優「ちがうよ〜」
村上てつや「・・・・さっき、」
酒井雄二「さっき?」
黒沢カオル「あぁぁ〜〜〜!!雄ちゃん、鼻血出てるよぉ!」
酒井雄二「えぇ?!」
安岡優「やだもう!サイッテ〜」
村上てつや「な〜にがサイッテ〜だ!!」
北山陽一「そうですよ、雄二が、俺たちがどれだけ心配したと思ってるんです?そんな優が最低ですよ!・・・でもなんで雄二が鼻血を?」
酒井雄二「はっはなぢぃ〜・・・・。」
ト書き「その時黒沢は自分のハンカチを酒井の鼻に押しあてていた。」
黒沢カオル「大丈夫〜?」
酒井雄二「と・・・とりあえずは・・・。」
黒沢カオル「雄ちゃん保健室行こう。ね。」
北山陽一「(ぶつぶつ・・・・・・・・・・)」
村上てつや「おいおい・・・」
酒井雄二「ご、ごめん、薫。ハンカチ汚しちゃったな。」
黒沢カオル「いいよ、気にしないで。」
ト書き「酒井は黒沢に付き添われ保健室に行った。」
黒沢カオル「まだ鼻血止まらないねぇ〜?氷で冷やすぅ?」
酒井雄二「・・・・・・・・(顔真っ赤)」
黒沢カオル「雄ちゃん顔が真っ赤だよ。熱でもあるのかなぁ〜?(自分のおでこを酒井のおでこにくっつける)」
北山陽一「(ぶつぶつ・・・・・・・・・・)薫本当に昔と変わっていない・・・・・」
村上てつや「ったく!雄二と2人っきりになんかさせとけねぇ〜っつうの!俺も行って来るわ!あ、優。お前も早く着替えないとマニキュアおちなくなるぞ。」
安岡優「分かってるよぉ!(...何よ、みんな薫ばっかリ...あのこと言えないジャン...)」
酒井雄二「薫、俺はもう大丈夫だから、授業に戻りなさい。」
黒沢カオル「いや」
酒井雄二「次は苦手な英語の授業だろ?戻らないともっとわからなくなるぞ?」
黒沢カオル「いいの!」
酒井雄二「いや、よくないだろ?単位落とすぞ?」
黒沢カオル「雄ちゃんのことほっとけるわけないでしょ!!!」
ト書き「黒沢の言葉に、顔真っ赤+口をあける酒井。」
黒沢カオル「私にとっては、雄ちゃんも陽ちゃんもてっちゃんもみんなお兄ちゃんのように大事なんだもん!!!」
酒井雄二「薫・・・・。」
村上てつや「こらっ薫!」
北山陽一「何を2人でいちゃいちゃしてるんですか(怒)薫、授業が始まっちゃいますよ!」
黒沢カオル「いちゃいちゃしてないもん!いいもぉ〜ん!じゃあ、英語ふけるぅ〜!ばいばぁ〜い!」
安岡優「・(優は屋上にいる)・・・(涙)どぉ〜せ私なんかぁ〜みんなには構ってもらえませんよぉ〜だ!みんな薫ばっかり・・・・。何か嫌になっちゃったなぁ〜・・ここから飛び落ちたら一発で死ぬよねぇ〜(飛び降りようとしている。)」
ト書き「フェンスから身を乗り出す優。」
北山陽一「優!!!(と言ってぐいっと自分の方にひきよせる。)」
安岡優「陽ちゃん!?どうしてここにいるの?ココ立ち入り禁止だよ?」
北山陽一「さっきおまえの様子おかしかったし、急にいなくなったからさ。それに俺、おまえのこと・・・・。」
安岡優「うん。わかったよ・・・・もうこれ以上言わないで!でも、私・・・・薫に嫉妬してるのかも(微笑)へんだよねぇ〜友達に嫉妬なんて・・・(涙)」
北山陽一「っ...(何も言わずに優を抱きしめる)」
安岡優「・・・私、いつも薫に嫉妬してた。小さい頃からいつも薫の後ろにくっついて歩いてた・・・みんなの前を通る度に「薫ちゃん」って言われてて悔しかった、憎かった、寂しかった。だから時々「自殺したい」って思ったの・・・。薫から離れるために、こんな自分をなくすために・・・。」
北山陽一「もういい。しゃべらないで。(強く抱きしめる)」
安岡優「いたいよ〜。」
北山陽一「・・・でも、ホントの優がどっかに行かないように抱いていたいんだ。」
村上てつや「ちっ!そこでラブラブしてるんじゃねぇ〜よ!お前どっかいったかと思うと優と・・・・・あちゃぁ〜!!みんなぁ〜!聞いて〜!(と言って階段を駆け下りる。)」
酒井雄二「何やってんですか?てつ。今は授業中なんだから静かにしなさい。薫もいいかげん離れなさい。」
黒沢カオル「……雄ちゃん、てっちゃん。優、私のこと嫌いなのかな?優に嫌われたら私…。優の事すっごく好きだから…。」
酒井雄二「大丈夫、大丈夫。優のことが好きなら信じなきゃ!な!」
黒沢カオル「でも・・・嫌われてると思う。だって、優って昔からみんなに構ってもらえてなかったんだよ・・・、それなのに私は・・・・・(涙)」
村上てつや「気にすんな!正しいヤツが逃げててどうする!だから今、悪いヤツが増えてくんだぞ?正しいヤツが堂々としてて何が悪いんだ?何も悪くないだろ?だったら、堂々としてればいいんだよ!だから泣くのは辞めろ、そして優を笑顔で迎えるんだ!」
黒沢カオル「うんっ!!私、雄ちゃんも、てっちゃんも、陽ちゃんも、優も、み〜んなだ〜いすきだよ!!(超かわいい笑顔で)」
酒井雄二「そうそう、その顔ですよ。薫は笑顔が一番です!」
村上てつや「(かわいい、かわいすぎるっっ!!!)」
ト書き「村上の顔が真っ赤になる」
黒沢カオル「どうしたの、てっちゃん?(心配そうに村上の顔をのぞきこむ。・・・しかも、かなり近くで)」
村上てつや「なっ、なんでもね〜よ。別に。(さらに、顔が真っ赤になる)」
酒井雄二「さあ、薫、授業に行きましょうか。」
黒沢カオル「優と陽ちゃんは今はそっとして置こうよ。」
酒井雄二「そうそう。さ、早く授業に行きましょう。」
黒沢カオル「え〜、授業出たくな〜い。雄ちゃん、サボっちゃだめぇ?(かわいい上目遣い)」
酒井雄二「えっっ!!あ、あの、えっと、その・・・」
黒沢カオル「雄ちゃんと離れていたくないの!(酒井に抱きつく)」
ナレーション「この小悪魔…」
北山陽一「ご...ゴメン。俺、優の心の隙間に入り込もうとしてた。男としてやっちゃいけないって分かってたのに...。それにてつに誤解されるようなことまでして...。でも、俺の気持ちは本当だから。」
安岡優「うん。ありがと。」
北山陽一「あっ・・・・・・・あのさ・・・・・・・」
安岡優「ん?なにぃ〜?(上目遣い)」
北山陽一「えっと・・・・・」
安岡優「あ!!そういえば授業が英語だった!!もう戻らないと!じゃねぇ陽ちゃん!!(走って姿がみえなくなる)」
北山陽一「あ...あ..うん。がんはれよ。(俺の気持ちちゃんと伝わったのかなぁ?)」
安岡優「(スッキプしながら)ふふふvよかったぁ〜!私のこと心配してくれる人がいてぇ〜!じゃあ今日の英語はさぼるぞー!オォ〜!!(←独り言)」
ナレーション「と言いながら廊下を行くと突然…」
黒沢カオル「あっ!優!」
安岡優「あっ・・薫(涙)・・ごめん、私薫に嫉妬してた・・私・・親友薫しかいないんだよねぇ・・薫はさぁ、女と男の友達いっぱいいていいなぁって思ったこと何度かあるよ・・けど私は薫のこと嫌いじゃない・・大好きだよ!仲直りしよ?(目から大粒の涙がこぼれる)」
黒沢カオル「んじゃ一緒に英語サボってくれる?」
安岡優「〜〜〜(笑)私も「さぼろぉ〜」って思ってた所!んじゃあどこ行く?やっぱりいつもの所?」
ナレーション「北山さんの気持ち、伝わってなさそうですね(哀)ところでこの二人の「いつもの場所」では...。」
村上てつや「あっ、陽一!!!」
北山陽一「あっ!!て・・・・てつ!!!」
村上てつや「お前何やってんだよ。」
北山陽一「い、いや…何も……」
村上てつや「へんなやつ・・・・・・」
北山陽一「おまえ薫が好きなんじゃないか?」
村上てつや「・・・・・ああ!・・・・そうだよ!!」
北山陽一「やっぱりそうだったんですか。」
ナレーション「その頃、サボリ中の二人は・・・。」
安岡優「やっだぁ〜!てっちゃん薫の顔見て赤くなってたのぉ〜!?あははぁ〜てっちゃん薫のこと好きなんだよ〜!」
黒沢カオル「そうなのかなぁ〜?わ、私は…ゆ、雄ちゃんのことが好きなんだけどなぁ〜。(真っ赤)」
酒井雄二「え」
安岡優「(酒井さん急にでてこないでよぉ)え?!うそぉ〜!!って私、なんとなくわかってたんだけどねっ!薫が雄ちゃんのこと好きってこと(笑)」
黒沢カオル「でもてっちゃんもおんなじくらい好きだからなぁ・・・・・」
安岡優「もしかして陽ちゃんのことも?みんな好きなの?!」
黒沢カオル「ちがうのっ!みんな好きだよ!みんな好きだけど、その中で一番好きな人が、雄ちゃんなの!(真っ赤)」
安岡優「へ〜意外」
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