餘部鉄橋

 
遠景1(8K)
 
   僅かだけの列車がのんびり走る、兵庫県・日本海岸の山陰本線。山が海岸に迫る複雑な地形は、一部の区間に壮大な鉄橋を架けさせた。(左の写真 


   トンネル、鉄橋、そして、上・右の写真のさらに右、鉄橋を越えた先にある山の中腹が、餘部駅である。1999年、われわれ取材班は、この地に立った。  
遠景2(7K)
 
 


 
鉄橋直下(12K)
 
   直下から見上げると、鉄橋の高さがよくわかる。深い谷を横切る鉄橋は、遠慮会釈なしに集落のはるか上空を通過しているのだ。そして、その直下には、少し新し目の喫茶店がある。いや、近年作られたと言うべきか。 (左の写真 


   なぜそう言えるのか。喫茶店の敷地の外れにある真新しいままの仏像(右の写真)は、喫茶店が新しい理由を物語っている。そう、ここは、かつて列車が転落する事故があり、数人の犠牲者が出た現場なのである。  
仏像(15K)
 
 


 
能書(26K)
 
   事故は、1986年12月に起こった。突風にあおられた回送列車が転落し、被害者が出た。ここにあった工場の従業員の方と、車掌である。全国的に報道された大ニュースなので、ご記憶の読者も多かろう。
 事故後、強風をやりすごすための列車の運休は、より確実な安全のために、以前よりもかなり増えたという。
 


  鉄橋上から見る入江(6k)    鉄橋の上から餘部の入江(左の写真)を見ても、今時の海岸に見えるかも知れない。  
   しかし、街を見れば、屋根瓦の黒さが山陰地方特有のものであることがわかるだろう(右の写真)。ここは日本海の風が吹き込む谷間の平地なのである。   鉄橋上から街を(6k)  
  鎧駅ホームにて(9k)    似たような雰囲気は、隣の鎧駅(左の写真)でも感じることができる。  
   すれ違いを待つ列車から降りて、海を展望する者もある(右・下の写真)。海岸の地形は、こちらのホームの方がよく見える。   鎧駅から海を見る(6k)  
  鎧駅ホームと列車(11k)
鎧駅の看板(24k)
 
   色あせた看板(上の写真)は、何をアピールしたいのか。そんなことを考えさせられる、われわれ取材班であった。  

(無印=1998年8月頃取材・青枠=2003年1月上旬取材)


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