| 東京・新宿、歌舞伎町一番街。眠らない街の入口に、大看板が踊る(左の写真)。 |
| 明るい夜だけが続く街は、人通りが絶えない(右の写真)。 |
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そこには、2001年9月1日未明に火災が発生した明星56ビルが、ほぼそのままの姿で残っていた(左の写真)。事件のとき、マスメディアは四十人を超える死者を貶める表現を避け、しかし「飲食店」「風俗店」といった実態を現し切らない中途半端な表現を重ねた。 愛と死と憎悪が渦巻く非情のメカニカルタウンに、中途半端な表現はいらない。燃えたビルが一等地に残り、結局何も変わっていない。その事実を受け止めることから、すべてが始まる。このことを痛感させられた、われわれ取材班であった。 |
| そして2003年3月。そこには、網がかけられていた。危険防止のためなのか、解体の予兆か。いつか事件が忘れられ、このビルにも新しい店が入るのだろうか。 |
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