近鉄北勢線

西桑名−馬道−西別所−蓮花寺−在良−坂井橋−七和−穴太− 六把野北大社−大泉東−長宮−楚原−上笠田麻生田− 六石阿下喜

西桑名
  桑名駅前(6k・5k)    三重県のほぼ北端、桑名市。そのかつての中心に近い桑名駅前は、商業ビル(左の写真)が廃墟と化している。  
   駅前は、バスターミナルや車寄せになっている(右の写真)。地方都市の中心駅によくある構造だ。   西桑名駅側から桑名駅入口方向を見る(7k)    
  西桑名駅(7k)    その一角に、西桑名という別の名前を持つ駅がある(左の写真)。遠目には、何だかわからない。  
   そこにあるのは改札口くらいの、何もない駅だ(右の写真)。   西桑名駅入口(8k)  
  西桑名駅を桑名駅出入口方向から見る(7k)    角度を変えると、線路とも空地ともつかないものより、手前にあるバスセンターの看板が目立つ(左の写真)。  
   しかし、ここは空地ではない。小さな電車がやってきている(右の写真)。   西桑名駅を列車の正面から見る(7k)  
  西桑名駅前ののぼり(9k)    のぼりにあるように(左の写真)、「乗って残そう」とまで言われた、近鉄北勢線の電車だ。この路線は、2003年4月、赤字は税を財源にして補填されることを条件に、近隣の三岐鉄道が運営を引き受けるに至っている。  


坂井橋
  坂井橋駅(7k)    桑名市街の渋滞多発地区を抜けたあたりに、坂井橋駅(左の写真)がある。  
   ホームが1本あるだけの、とてつもなく小さい駅だ(右の写真)。しかし、電灯くらいはついている。椅子もある。   坂井橋駅ホーム(9k)  
  坂井橋駅に入る列車(10k)    風を起こすこともない、小さくて遅い電車は、このホームにも入ってくる(左の写真)。      


六把野
  六把野駅(9k)    本格的に郊外へ出てきたあたりが、六把野駅(左の写真)だ。  
   駅前には、取り立てて何もない(右の写真)。民家や空地が散らばるばかりだ。   六把野駅前(7k)  
  六把野駅前の商店(5k)    駅前の商店も、シャッターを降ろしている。営業しているのかどうかすら定かでない(左の写真)。  
   それでも、駐輪場はある(右の写真)。通学輸送には、この北勢線も役に立っているということだろう。   六把野駅前駐輪場(6k)  
  六把野駅窓口跡(7k)    この駅もまた、ホームがあるだけの無人駅だ。かつて駅員がいたであろう窓口跡は、ベニヤ板で塞がれている(左の写真)。  
   ホームにある柵も壊れている(右の写真)。しかし、それが問題になることも、ないのであろう。   六把野駅の柵(8k)  
  六把野付近の物件(5k・7k)    国道へ出ると、潰れたコンビニらしきものが、あった(左の写真)。  
   そんな寂れた街へも、電車は時間通りに現れ、去る(右の写真)。   ホームと電車(8k)  


北大社
  北大社駅(6k×2)    その次の北大社駅(左の写真)は、駅に二階建ての建物がある。しかし、構造は簡素だ。  
   改札口も一応ある(右の写真)。電車の出入りがあると、人が出てくる。   北大社駅改札口(8k)  
  北大社駅改札前(9k)    人が常駐しているだけに、ポスターが貼られているだけでなく、補充が必要な各種チラシの類も置かれている(左の写真)。  
   ここで折り返す電車もあり、入ってくる電車(右の写真)もそこそこの頻度で見られる。   北大社駅に入る電車(8k)  
  北大社駅ホーム(10k)    ホームも複数ある(左の写真)。それだけでも、このあたりでは都会らしく見える。  
   車庫には、電車が停まっている(右の写真)。   北大社車庫(7k)  
  北大社駅の燕の巣(4k)    改札の前には、燕の巣があった(左の写真)。もしこの駅がなくなっていたら、この燕はどこへ行ったのだろう。  


上笠田−麻生田
  橋を渡る電車(8k・8k・7k・9K)    電車は、人家が集まる辺りを微妙にはずれ、田園を走る(左の写真)。電車は林からゆっくり現れ、再び草木の中へ消えて行く。
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 六石 
  六石駅名標(9k)    それでも、駅はあり、多少の人家がその近くに固まっている。例えばこの六石駅(左の写真)もそうだ。  
   駐車場と化した駅前に埋もれ、駅は姿をアピールしていない(右の写真)。   六石駅と駅前(11k)  
  六石駅(7k)    ここは、風除けと椅子があるだけの駅だ(左の写真)。  
   それでも、線路を埋めたらしき跡がある(右の写真)。かつてはこの駅も多少は栄えていたのかも知れない。   六石駅(7k)  
  六石駅ホームから(10k)    線路際のやけに広い敷地の向こうには、あじさいが咲いている(左の写真)。  


阿下喜
  阿下喜駅から前方を望む(7k)    遠く藤原岳を望む終点の阿下喜駅もまた、閑散としている(左の写真)。  
   出改札跡地には、整理券発行機がある(右の写真)。   阿下喜駅出改札跡(7k×2)  
  阿下喜駅観光マップ置き場(5k)    見守る人がいないからか、「観光マップ」は切れている(左の写真)。  
   かつて売店だったらしき箇所も、窓が埋められ、看板だけがさらされている(右の写真)。   阿下喜駅売店跡ホーム側(7k)  
  阿下喜駅売店跡待合室側(7k)    売店跡の待合室側も、掲示スペースに化けている(左の写真)。本格的な改築・改装なしに、かつての構造が残されているというわけだ。  
   無駄に広い駅前には、タクシーが若干出入りするばかりである(右の写真)。   阿下喜駅と駅前(8k)  
  阿下喜駅前バス乗り場(6k)    道路を挟んだバス乗り場もまた、小さい(左の写真)。ここにも常駐職員はいないようで、待合室には廃線の上に貼られた紙が目立つ路線図などがあった。  
   そんな阿下喜でも、駅には地図がある(右の写真)。大都市近郊には相違ないだけに、よくある地図が普通に置かれている。しかしその地図は、退色している。   阿下喜駅周辺地図(8k)  
  阿下喜駅前のパン屋(8k)    駅前にある商店らしい商店は、パン屋くらいだ(左の写真)。  
   しかし、その営業時間は、やけに短い(右の写真)。   阿下喜駅前のパン屋(7k)  
  阿下喜駅名標(8k)    この駅(左の写真)が終点であり続けて何年になるか。そしてその内、栄えていた時代がどれほどなのか。  
   線路の脇のそれなりに手入れされた植木、そして線路の果ての向こうのバス乗り場、藤原岳(右の写真)。   阿下喜駅の線路の終端越しに(9k・7k)  
  駅近くの坂の上から(9k)    われわれ取材班は、駅と街を見下ろす坂道の上(左の写真)から、歴史の変化の速さを思い知りつつこの地を去った。  

(2002年2月(無印)・6月(青枠)取材)

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