0204. 五島八十八ヶ所霊場巡礼
あるんですよ。この島にも。だって昔、空海来てるんだってば!! 1日なら車か単車で、2日がかりなら自転車でキャンプ・コミ・デ・プランなんてどうでしょう。
リレーレポート 第1弾! まんじー『OHENRO』
五島八十八ヶ所霊場巡礼レポートは、参加している3人によるリレー形式としてアップしていきます。こうご期待!記念すべき第1弾は、おなじみまんじー(まんじ丸)です!
3月21日、五島ダイスキまゆみんちゃんが来島するとのことだった。そこで、いつものメンバーでもてなそう(もてあそぼう?)と集結することになっていた。しかし、飛行機が欠航したため、まゆみんちゃんは来島できなかった。(ボンバルディアの役立たずめ!)主役のまゆみんちゃんが来れないからって中止してしまう程、ワシ等は「柔」ではないw(だって、キッカケなんて何でも良い。呑んでバカ話がしたいだけなんだ。)密談は、酔いちくれたアタマカワイソウな3人により、弾みに弾んだ。そこで、3人とも心を洗濯しなきゃいけないくらいヤヴァイことに気がついた。そして、立ち上がった企画が「五島八十八ヶ所霊場巡拝(OHENRO)」である。
実施(07/04/29)参加3名(カドジュン、まんじ丸、みぼこ)第1番札所〜第14番札所(13km ※第三番来光坊を順路どおり打ちました)
準備もそこそこに、市役所駐車場に集まった。しかし、信心のカケラも見当たらない変なヤツが若干1名いた。カドジュンである。簡易のお遍路さんの格好なのは全員だったが、それにサングラスという出で立ち。(写真でも添付しろ)まっこと、困ったちゃんである。四国お遍路の予行練習チックに考えているワシ等だから、まぁ良い!というか、「水曜どうでしょう(以下:水どう)」に洗脳されているから、有難みなんて期待はしない!どうせ、みんなネタだと思ってるさ。
そんなこんなで、デッパツ!途中、忘れ物を取りにまんじ丸家へ寄り道。一部、国道を通って1番札所の明星院へ向かう。福江川沿いに歩いているとカッパのオブジェが200m毎に置いてある。ヒマだから、それらと写真を撮る。カッパと同じポーズでおバカな写真ばかりである。白衣を羽織り、笠を被って、金剛杖を持っても、そんなノリである。ホンとに、有難みを感じないw
一番札所の前に着いた。カメラマンのみぼこがVを回す。カドジュンがキューを出す。ワシが気合を入れる。「水どう」テイストたっぷりじゃん。もぅ、どんだけぇ?そんなノリのワシ等だ。事件タップリの珍道中だったのは言うまでもないだろう。
1番・2番札所の看板前で、カドジュンとまんじ丸はそれぞれポーズをとり写真を撮る。札所に入り、僧侶の奥様(以下:小母様)から説明を受ける。納経帳へのスタンプも押してもらう。そこで事件が!実は、この明星院は1番・2番と4番があるのだ。順番に周りたい旨を伝え、4番のスタンプは押さないようにお願いしたところ・・・。「今、あなた何と仰いました?」と言われた。別なところに興味が行きかけていたワシは思わず「へっ?」となった。すると「何と仰ったの?」と言う。若干耳が遠くおいでのようだ。大きな声で、再度伝えた。一度目の問い「何と仰いました?」が、棘のあるように聞こえたワシは、この言葉が忘れられない。(ごめんなさい。ホンとは、すごく徳のある人です。)後の巡拝を楽しくさせてくれた事件である。
朝に通った道順を逆に、福江川沿いに下り3番札所を目指す。来光坊という寺である。途中、カッパのオブジェと写真を撮りつつ向かった。着いてすぐ「姉さん、事件です。」とまんじ丸。鍵が掛かっている。しかも留守だ。とりあえず、3番札所の看板前でお約束の写真撮影。しばらく、雑談しながら待つことに・・・。またまた、毒舌なワシ等は吹きまくる。「要予約って書いてない?」とか「電話して予約が必要なんですか?って聞いてみろ!」と、そりゃぁもぅ放送コードにギリギリの発言ですよ。
待ちくたびれた3人は、近くのスーパーで飯を調達して、これまた近くのゲートボール場で飯を喰らう。納め札に名前や日付を記入していると、みぼこが「願事」も書けるようになっていることに気付く。「漢字で『痩身』て書ける?」「カタカナで『ダイエット』じゃダメ?」と、やっぱり有難みはないw
腹ごしらえもできたところで、再び明星院の4番札所を目指す。今度は道を変えたが、道中は(も?)バカ話の時間である。4番札所を巡拝した後に、徳のある小母様にスタンプを押してもらわなければいけない。しかし、来光坊が要予約(ウソです。ただの留守でした。)のため、押印してもらっていない。それを見られたら、何と言われるか心配になり、「また、『さっき、あなた何と仰いました?3番をいただいてから来るって仰ってませんでしたか?』とかって言われんだぜ!」とまんじ丸が毒吹く。やっぱり…(以下略
4番札所は小高い山の上。ゴキブリの原種を見つけ大騒ぎ。スタンプを押してもらいに小母様の下へ。残念ながら3番札所についてはスルーされた。今度は息子(超有名らしい)が書いたさまざまな菩薩様の絵を見せて頂く。「護り本尊を教えて差し上げますよ。干支を仰って。」と小母様。「ワシ、知ってます。巳年ですから、普賢菩薩です。」とまんじ丸。「…。そうですね。お普賢さんですね。」と小母様。その後に、カドジュンとみぼこは教えてもらった。そこに、「3月生まれは文殊さまですが、他の2人の護り本尊は何でしょう?」と訊ねてみた。が、軽〜く流されたwww(聞こえてなかったんだと思います。)徳のある方は、深いぜ!妙(仏教用語の「妙」。素晴らしいの意)だぜ!と感心しながら、明星院を後にした。
5番〜14番は地蔵堂ばかりで、もう事件は起こらなかった。各札所の看板前では、3人が思い思いのポーズで写真を撮る。とてもお遍路とは思えないおバカなものばかり!これぞGONだと言わんばかりの、珍道中であった。県道・国道といった大通りもあり、恥ずかしさがいっぱいだったが、後半は何だか気持ち良かった。毒舌は減らなかったが、清々しい気持ちになれたのだから、こんな軽いノリでもご利益がありそうに感じてきた。まだまだ、序盤だ。発心門の途中である。今から、洗われていくだろう。(了)
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