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第1回 飛行機をチャーターして植林しチャータープロジェクト
カドジュン・レポート
Festival Airplane 05



機内でてんつくマン(偽スッチー)と
まーちゃんの熱唱
『夢咲きほこれ』

女子高生まろんです
スッチーがんばってました

帰りの機内からの朝やけ
ミラクルでした

内モンゴルの自治区の州都?
フフホト・都会でした

植林現場に近い四子王旗へ
バスで向かいます
荒涼とした山道が続きます

沙漠地帯に入ります
砂漠ではないのです

実施(05/04/15-20) 場所 中国 内モンゴル自治区 フフホト→四子王旗

際、すごく悩んだ。参加申し込み締切ギリの3月末日にやっと振り込んだくらいだもん。きっかけは何だろう?04年の8月に隈本くんからてんつくマンを教えてもらって、9月に初めて映画を観た。書下ろしをしてもらった。カンドーして、週刊ヤングサンデー連載中の対談マンガ『1on1 絶望に効く薬(山田玲司)』にリクエストを出した。05年の1月には初めての自主上映会も主催した。1月にはもう一度てんつくマンと会った。3月にマンガを読んだ。なんだか泣けた。毎日、植林ツアーのサイトをみてたらだんだん気持ちも盛り上がってくる。1月からフリーの休みが一日もない状態で追い込まれたワシは、3月の終わりに行くことを決めた。

もハッキリ言うと、レポートも悩むな〜。すでに参加者の多くが画像を公開してるし、今さらという気もする。植林を時系列で整理して知りたいとか、この植林の意義は?なんてときには、愛知の「いっぱ」のレポートとかいいんだよね。雰囲気なんかフォトアルバムみれば約250枚の画像があるし、植林とか環境に対しての意識がみんなよりも低いワシがそこらへんで語ってもあまり意味がない気がした。だから、ワシなりの切り口でいってみようと思う。今回、3つのキーワードでワシからみた植林ツアーをレポートしてみた。


愛知のいっぱ
鮮やかなニッカポッカ

ニッカポッカは植林の
ユニフォームなのです

現地人ぽいですが
長崎から来た武田まなぶです

鹿児島から東京まで歩いてる
哲也と蘭夢(ラム)です

モンゴリアンチャイナ
北海道出身のマスクマン?

アイアンマン大会完走者の弥生ちゃん
諫早出身の林田さんは
上海から来てくれました

Festival Airplane!(お祭り飛行機)


の植林ツアーを人に表現するために、なにか短くキャッチーに上手く伝えられるコピーってないかな?って、ツアーがはじまってからずっと考えてた。アタマのなかでモヤモヤッとして、カタチになりそうでならない。こんな引っかかりを感じていた植林初日の夕食のときだった。長崎時津町出身の歌い手・森源太や静岡から来たラッパー・インタナと呑みながら話してるとき、同じテーブルの奈良から来た むー☆ちゃんのTシャツに気がついた。彼女が着ていたTシャツには『Festival Express』の文字が躍ってた。これだ!と思った。

Festival Expressは今年の2月から単館上映されている映画だ。カナダ版ウッドストックとよばれるイベントが1970年に開催された。それは列車を貸し切って、当時のミュージシャン(ジャニス・ジョプリン、グレイトフルデッド、ザ・バンドetc)が行く先々でコンサートをするというものだ。スタッフもミュージシャンも同じ列車で移動して、寝起きし、セッションやって、酒を呑むという記録をドキュメンタリー映画にしたものなんだ。HEATWAVEの山口洋師匠もネットラジオで紹介してた。いつか観たいと思い、忘れてたんだけど、ワシは、むー☆ちゃんのおかげで閃きを感じた。

「今回の植林ツアーはまさに『Festival Airplane』じゃないか!?」

行機でライブ、ホテルでライブ、公園で公安の監視つきライブ、沙漠でライブ、交流会でライブ!といった音楽三昧!主催者やシロウトが飛行機のなかでスチュワーデスのコスプレで仕事をする。このツアーは、まさに飛行機を借り切ったからこその、なんというか、一体感が強く、ワクワクが大きいツアーだった。 南の風人(ぱいのかじぴと)まーちゃんバンドは、さすがの貫禄というか、彼を培ったバックボーンがオーラとなって放出されている。映画のクライマックスで流れた『夢咲きほこれ』を飛行機のなかで熱唱してくれた。ありえないじゃん!定期便じゃ。だいたいチャーターじゃなかったら、まちがいなくワシは行かなかったと思う。同じように植林するグループは全国にあるらしいけど、てんつくマンが一番オモシロクやってるじゃん!と思ったからワシは参加を決心したんだよなあ。これが一般のツアーとかで「北京で乗り換えます」みたいだったら、ワシは参加していなかったもん。「関空からフフホトまで直行です」 …カッコイイ!行く!ワシ!みたいな(笑)でも、環境問題でもなんでも楽しみながらやらなきゃっていうのが、去年『107+1〜天国はつくるもの〜』をみてワシもハッキリ意識しだした点だ。GONの遊びは確かにそのスタンスでやってるけど、こういったボランティア活動なんか、どうしてもマジメにやらなきゃみたいな雰囲気があるじゃない?ストイックにいきましょう!みたいな。。。でも、違うんだよね。前夜、呑みすぎ、騒ぎすぎで寝不足ッス…っていう連中が、踊りながら、唄いながら、顔を炭だらけにしながら、笑顔で木を植える姿っていうのがベストじゃないのかな?「1人ノルマ何本です!」なんて活動だったら、ぜったい人あつまんねえよね。今回のツアーに参加した人は間違いなく他の人に「楽しかったよ!絶対行ったほうがいいよ!」ってすすめてるんじゃないかな?


地元の人に手伝ってもらっての
土壌整備作業中


なんだか気に入られました(笑)


貯水池と植林作業です
この前夜、まだ木はなかったのに
ヴィジョンをみました

無断で朝の散歩
揚げパン屋のオバサンが元気

地元の人たちも見物に来てました

地元の中学生が
植林の手伝いに来てくれました

Vision(夢をみた)

日の土壌整備が終わった日の夜、夢をみた。あの貯水池のまわりで木が育ち、緑がふえ、渡り鳥が羽を休め、小動物が跳ねまわるオアシスにかわっているという一面の光景だった。これがネイティブ・アメリカンがいうところのヴィジョンかなと思った。予見みたいなもの?ふつうの状態のワシなら、なんでワシなんかがそんなカッコいいこと言うねん!とはずかしくて人にはいえないが、今回ははずかしげもなく自分がみた夢の内容を人に伝えた。それが許される雰囲気があったんだろうね。ツアー全体にさあ… 

つは沙漠をバスで移動するうちに何ヶ所か植林されてるなという場所をみた。でも、なんだか沙漠の一歩手前みたいな光景なのだ。植林が活かされているという風には見えなかった。ワシが一番心配したのは、やりっぱなしになるんじゃないのかということだった。ワシらが何本植えても、そのまま放っりぱなしにされてこんなカンジの荒地になるだけじゃないのかなという懸念があったのだ。でも、四子王旗からバスで約1時間、目の前に湖みたいなものが広がった。なんと、ワシらの植林のために中国四子王旗政府が貯水池を準備したのだ。ワシらはその貯水池のまわりに植林していけばいいのだった。これならいける!という確信みたいなものが初めて生まれた。ワシらは足掛け3日、正味2日間で9000本の木を植えた。あの貯水池から汲み上げられた水が造成されパイプが通った植林地のすみずみに水を行きわたらせ、この荒涼としたキビシイ環境の沙漠でも大きく成長してくれると思うことができた。そして、その夜ワシの夢の中に例のヴィジョンが広がることになったのだ。

かわるけど、日本と中国の溝の埋め方みたいなヒントもあったんじゃないかな。反日活動が盛んだった時期が時期だけに、ツアーそのもの批判にさらされたと思う。事務局は本当に大変だっただろうね。おつかれさま。多謝!ただやってよかったよ。ひとつ考えたのが、今回の音楽活動というのは予想以上の効果があった気がする。日本はいくら国際援助にお金を出しても感謝されないのは文化をもたらさないからだという話を聞いた。なるほどと思う。韓流とか逆の現象考えれば納得する部分がある。今回、音楽を通してすごく身近な存在になった気がする。言葉はいらず、一緒に酒呑んで、肩組んで喜納昌吉さんの『花』を唄う。お金をいくら出したかじゃ絶対決まらない。きっと、どれだけ心豊かにさせることができたかなんだろうね。ここらにヒントがあるんだよ。そんなこととっくにわかってる人もいるんだろうけど、今回は何といっても180人行ってるからね。影響力はきっと他より大きいよ。ワシはつぎに両国が仲良くなるヴィジョンをみたい。


記念碑です
盛大な除幕式でした

記念碑の裏です
こんな風景になってもらいたいです

まーちゃんの沙漠ライブ
どうですか?このロケーション!
ありえねえ地平線です


右のドラえもんは哲生です
彼も鹿児島から歩いてます

ラムの踊りは3歳児レベルでなく
本気で上手です

中国のモモちゃんです
(でも今は日本在住?)
両親は日本に留学してました
ずっと現地との仲介をしてくれた
中国の曾さんと白さんの娘さんです

Mission in life(ワシがすべきこと)

っけから申し訳ないけど、ワシはとりあえず第2回目以降の植林には行かないことを決めている。本当に申し訳ないけど、自分がやりたいこと、やらなきゃいけないことを考えたら、ワシが行く必要はないなあと植林に行く前から考えていた。行ってみて考えがかわったのは、何年後かもう一度、最年長74歳の鹿児島県、曽山さんと自分たちの仕事の結果を見に来ようというところだけは変わった。ナマイキでスイマセン!

称非公認撮影スタッフとして活動してたら「マジメに植林してください」と冗談いわれた。たしかに専属カメラマンじゃないから、植林しつつ、デジカメ撮りつつ、ビデオをまわす。結局、中途半端じゃん!というのは自分が一番わかってるんだけど、ワシがやんなきゃいけないことって何か、何のために来たのか?ワシにとって植林は目的じゃないんだよね。植林を通してワシは何がしたいのか?そこらへんにこだわりたい。でも、結局は人それぞれだからね。それぞれの考えを大きく受け止めてくれたこの植林ツアーや主催者であるMAKE THE HEAVENには、ものすごく感謝したい。もちろん、てんつくマンに対しては言わずもがな。。。 ワシらにとって今回の植林活動は目的でもあり、方法論でもあった。当然のことだけど。でも、ワシらはそれぞれの地に帰って、つぎに何をやるのかを問われてる気もする。それでも、みんなそれぞれのスタンスで動き始めてるのは、五島にいても十分感じることができるようになった。すごい嬉しい。勇気をいっぱい戴いた。全国から集まった仲間。同じようなことを考えて人がいるんだというのは、自分は間違ってないんだという勇気をもらい、自分の迷いも吹き飛ばしてくれた。本当にみんなつながってくれてありがとう。

ゃあ、ワシの目的は何かというと、やっぱり自分が住む五島を良くしたい。世界を良くしても自分が住む、自分が好きな五島がよくなかったら… 逆説的ではあるけれどね。結局ワシはいいところもわるいとこもひっくるめて五島が好き。でも、五島も漂着ゴミとか多いし、住民のモラルも低い。楽しくなきゃ誰も見向きはしないんだよね。だから、また映画107+1を上映したり、福岡の朝吉をパクッたりして、五島をよくするために植林の体験をフルに活用したい。今回の植林で撮った映像はビデオに編集して、みんなにみせたい。みんなの思い出のためというよりも、植林に行ってない人が次の植林には行きたいといわせたいからだ。画像はこうやってサイトにアップしたり、報告会で使ったりする。同じ長崎から来たメンバーで報告会をしている武田まなぶ、次の上映会の準備や長崎疾り隊(はしりたい)をがんばる信一郎に優ちゃん、新野先生の啓示で植林に参加したゆきみさん、長崎出身の林田さんは上海からサポートしてくれた。みんなできることを少しずつやっていっている。それでいいよね。ワシはもっと報告会をやったり、将来的には環境NPO法人でもつくって、五島に本当の美しい自然をとりもどしたい。もちろん楽しくさぁ。


嬉楽のめぐさん
ノリノリで炭をまいてました
スキです。こういう人

みんな顔に炭塗りたくって
遊んでます
ちゅーか楽しみながらやってるのです

女子高生かなえちゃん
将来の大物です

強烈なインパクトを残して
走り去ったモンゴルバンド
まさかこんなものを観れるなんて(笑)


まーちゃんバンド
中国に南の風を吹き込みました

長崎出身の森源太と
てんつくマンのコラボ
関連サイト

てんつくマン公式サイト(彼に会って人生かわったなあ。。。いい意味だけど)

植林ツアー公式サイト(このサイトを毎日みて気持ちが盛り上がってきたんだよなあ。詳しい報告と画像あり!必見です!

MAKE THE HEAVEN(生きているこの世界を天国にするため活動するNGO団体!)

フォトアルバム(Yahoo!フォトアルバムで植林の画像がアップされています)

愛知県「IPPA」のサイト
(かなり詳細なレポートと画像!さすが理系の現役学生!広げ方と深め方も素晴らしい!いちばんのオススメ!)

嬉楽(きらく 北海道札幌で活動するチーム 植林に5人も参加! 地球に嬉しい楽しいことをやります)

温暖化ストップゲーム!(楽歩隊 鹿児島の哲也・哲生のw哲 哲也の嫁・リエ 娘・蘭夢=ラムの4人は、鹿児島から東京へ歩いています)

南の風人まーちゃん(ぱいのかじぴと まーちゃん 今回、バンドを引き連れ内モンゴルに文化の風を吹きこみました。土に還るCDを発売中!)

森 源太(長崎出身の歌い手 ママチャリで日本一周しながらストリートライブを達成!とにかく心にしみる歌を唄うナイスガイ!)



てんつくマンが
即興で書き下ろしたメッセージ
カンドーでした

夜はみんな一緒になって
大合唱でした

左は添乗員・高橋さん
豊富な知識を披露して
バスの前方に座る
メンバーを寝かせませんでした(笑)

唯一のてんつくマンとの2ショット

森源太と関空にて
絶対、五島によびたいな

Festival Airplaneという
インスピレーションをくれた
むー☆ちゃん
本当にありがとう!

new!
7月11日から13日まで、てんつくマンは中国の植林現場に行ってました
その報告のメルマガです!
ワシらが植えた地に草が生えてる!カンドーです!




(転載)
●●●てんつくマン メールマガジン●●●
●●中国打ち合わせ&植林現場チェック●●

4月15日から167人で行った中国植林の現場に行ってきました。
なんと、今年は10年ぶりの干ばつで雨が半年で35.3ミリしか降っておらず
政府の人は、このままでは心配だと何度も言っていました。
しかし、現場に行ったら80から90%がしっかり育っておりました。
この悪環境の中、元気に育っておりました。
おまけに草もかなり生えていました。

そして、新野先生やりましたよ。
竹炭効果は抜群です。
他の炭結界、炭をまいていない場所では、ほとんど一種類の草しか
生えていないのに、今回、炭結界をして、炭を巻いたところには、
見つけただけでも、花は5種類は咲いてました。
そして、いろんな草が生えてました。
中国政府がしっかり、一つ一つの穴にパイプを通していて、
水を供給していたことと、炭の効果が相乗効果になったんだと、
政府の人もおっしゃってました。

さらに、福岡のパイロゲン体調の太田さん、喜んでください。
パイロゲンのFFCエース&パイロゲン1000倍液をまいたところは、
めっちゃ元気に大きく育っていました。
さすがでした。
これは、ぜひ、胸を張ってみなさんに報告して下さい。
FFCエースを草も凄い伸びてました。
しっかり、土壌改良が出来ていたんだと思います。
パイロゲン区域は95%以上元気に育っていました。
FFCエースや、パイロゲンを提供してくれた梶原さんに感謝します。

今回、チェックして見て本当に思ったのが、水の重要さです。
水のパイプが壊れている苗木は、枯れているのが多かったです。
ポンプ車で水をあげていても、こんなにも雨が降らないようでは、
苗木は枯れていくようです。
ちなみに植林をした横の湧き水が湧くあの湖は、半分以上水が減っていて、
まじでビックリしました。
9月には雨期になるので、それまで持ってくれれば、
なんとかなるかも知れないと言ってて、その次の難関は冬。
マイナス20度もなるあの場所でおそらくパイプが凍ると思うから、
その時に生き残れるかどうかです。
とにかく、まずは雨を祈ることです。

でもね、まじで今回行ってみて、ほんまに植林した場所と、
違う場所の違いが見事に違ったから、やっぱり動けば変わるをまた体験しました。
花もいっぱい、草もいっぱい、虫もいっぱい、蝶ちょもいっぱい。
とにかく、今回の植林地だけ命がいっぱい育っていました。
今回、いろいろうちあわせしましたが、次に植林をするのは、やはり、
来年の同じ時期になりそうです。
今度は、もう少し、日本のやり方でさせてくださいとお願いしてきた。
これから、さらに植林は盛り上がっていきそうです。

しかし、今回もいろんな植林地を見せてもらったけど、
縦3キロ、横50キロの大植林地は、まじで凄かった。
数十年、ずっとずっと植林をしてきていたんですね。

話しをしていたら、中国の人は日本人のモチベーションの高さに
ビックリしていたそうです。
植林という作業は、地元の人でも嫌がる作業だそうです。
それなのに、あの大変な作業をあんなに楽しそうにやってる姿に
ビックリしたらしく、なぜ、苗木が足らなかったというと、
そんなに日本人がやるとは思っていなかったそうです。
どうせ余ると思っていたらしく、それに最終日、昼休みホテルに戻らず、
現地に残り、植林をしたことに感動してたらしく、さらにその後、
ゴミを拾ったことにも感動していたそうです。
中国の環境意識はまだまだ低いそうで、あのゴミを拾う姿は、
村の子供達にも大きな影響になったと喜んでました。

という訳で、いろんな情報がありましたが、中国政府としては、ぜひ、
また来てくださいということでした。
あの植林は新聞にも載ったし、テレビでもなにやら特番で30分ぐらいで
二週間流れっぱなしだったそうです。
次に行った時には、テレビを見た人が参加するのではと言ってました。

ので、来年までにまた、みなさん、植林募金や、参加費を貯めといてください。
NGO「MAKE THE HEAVEN」は今後、ハイスピードで第二回飛行機を
チャーターして植林しチャータープロジェクトに向けて動き出します。


new!
さらに、同行したスタッフ・ヤマナカカナさんの日記から!

香奈のヘナチョコ家出日記 No.304 - 中国視察報告・・・というより、感想デス。

4月に植林した木々たちの様子を見るため
次回の植林企画を立ち上げるに当たり
行ってきました、中国内モンゴル!!

どんな珍道中になることやら?!と思っていましたが
何事もなく北京で今回コーディネートと通訳をしてくれる葉さんに会え、
いよいよ視察ツアースタート!!
“あの木々たちに会える!”と、とにかくハイテンションだったあたし、
着いて早々「今年の内モンゴルは10年ぶりの大干ばつ」という情報に
ん??と早速不安を覚え
食事の席では政府の方に「枯れてしまっては申し訳ない」と何度も言われ
徐々に不安が募ってきました。。。
ノーテンキだったなぁ・・・と今では思うけど、あたしの中に、
“枯れているかもしれない”なんて不安は一切なかったのです。。。

だから滞在2日目植林地に着いたとき
よりによって枯れた木を始めに見てしまったときには
ホントに泣きそうになりました。
これはもうあたしの悪い癖なのですがそこから一気に不安になって
葉さんの案内で植林地を回るおっちゃんのことはよそに
ひとりであちこちぐるぐるぐるぐる歩き回りました。
あんなに大きくて青かった泉はほとんど涸れているし
何だこれ?どうしちゃったんだ??と思ったら
見えてなかった。目の前に広がるたくさんの命。

あー。もうホントに子どもかよ。って思うけど葉さんに
「竹炭の粉を撒いたところにたくさん草が生えてるよ」とか
「木の周りにいっぱい草が生えているね」とか
声をかけてもらって始めて
植林地にたくさんの命が生まれていることに気がついた。
(ちなみに葉さんはあたしより1つ年上なだけなのにすんごい冷静)

確かに枯れてしまっている木もあったけどそれはほんの一部で

確実に木が大きくなっている!
花が咲いたあとがある!!
これから咲こうとしている花がある!!!
そして何より、ホンットにたくさんの種類の草が生えていた。

ちょうちょがいた 蜂がいた トンボがいた
草の写真を撮ろうとしたらトカゲがいた
何か視線を感じるなぁ・・・と思ったら
犬くらいの大きさのウサギと目が合った。
コイツはカンガルーに似ていて、
蹴られるんぢゃないか?!と目をそらさずにいたら
向こうから逃げた。

皆で行ったあの植林地には、命が溢れていた。

40度近くも気温があるのに湿度がなくてほとんど汗をかかない
旱魃というものをカラダで感じながら
植林地に腰をおろしたらお尻が即熱くなって
温暖化 異常気象 考えずにはいられなかった。
草が例年の半分くらいの背丈にしかならず
それならまだしも草もほとんど生えなかった土地もあって
家畜たちはこの冬 餓死するかもしれないと聞いた。
これがいつ人間に取って代わるかわからない
それが温暖化というものなのかな。

この間久々に“エコってエゴでしょ”という意見を聞いた。
嫌なヤツのあたしは、もうニンマリ笑うしかなかった。
そんなのとっくにたくさん悩んだわい。
だけどそこに答えなんかなかったわい。
エコってエゴ。 だとしたら、エゴがエコになり得ることだってあるでしょ。
そんな屁理屈しか出てこなかった。
でもホントにそう思う。

今回植林地に行ってひしひし感じたことは
何もしないよりかは何かした方がいいということ。
極端に言うと
例えばこの木々たちが全部枯れてしまってもいいと思った。
大事なのは、そこから次にどうするかということ。
あー。このやり方はダメなんだな 次はどうしようか?って
考えることだと思う。
あきらめなかったら枯れた木たちは大地の栄養になるけど
止めてしまったらそれまでのお話。
4月の植林は、確実に大きな一歩を踏み出した。
・・・踏み出してしまったとも言う(笑)
そんなわけで、やりますよっ!
“第2回飛行機をチャーターして植林しチャータープロジェクト”。

人間も 動物も 植物も 虫も 命は同じ重さ。
何回も耳に目にしていた言葉
やっとその意味がホントにわかった気がした。
そして 植物のあるところにたくさんの命が集う。
植物は命の源。

視察というより打ち合わせというより
あの木々たちにたくさんのことを教えられました。

皆にも見せたいデス。


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