スローライフもの

１３０１．自然食・無農薬野菜の店　かたし毎週土曜日の朝９時から夕方６時まで、奥浦地区の浦頭教会の下で自然食や無農薬野菜などを販売しています。かたしというお店というかスペースです。かたしというのは椿そのものや、椿の種をさしています。ここの仕掛け人は、五島にⅠターンしてる若い山崎さん夫妻や有志のみなさんたちです。ダンナさんは長野、奥さんの早苗さんは大分の出身です。この前、３人目の女の子が誕生し、落ち着いたなかにも明るさがある癒しのスペースです。「なごむな～」ってカンジになるのです。ここを知ったのは早苗さんが観光ガイドの研修でプログラムのプレゼンでした。ワシの興味を一番ひいた、グリーンツーリズムの発表をしていたことがきっかけでした。ワシのプレゼン内容よりよかったもんな～かたしのスゴイところは、今までバラバラに取り組んでいた方々がこのスペースに集まったところにあると思います。以前から岐宿の山内で牛を飼い、自転車で移動する医師の宮崎先生、無農薬野菜の栽培を実践している、こちらもⅠターンの石黒さん夫妻、温窯（はるがま）の陶芸作品、五島のスローライフ志向の方は何人か知っていました。でも、個人だけだとなかなかこういった動きは広まらない。。。みなさんの作品（あえてこう言います）が集まったこのかたしというスペースに意味があると思います。毎週訪れるリピーターも多いそうです。民家を０５年の４月から自分達で改修したスペースは有効に使われていまして、土間では炭火で餅を焼いて食べたり、畳の間ではコタツを囲んで年齢関係なく、時間をすごしていました（ワシが行ったのは冬だったため）。併設してある指圧･オイルマッサージ『あこうの木治療院』のお客さんもいるため、それこそ世代を越えて交流していました。　ここは空き家だったのを大工さんと改修したそうです。ただし、ほとんど女手。第２土曜夜の独身男女交流会も利用してもらって、男性の参加者も増やしたいとのことでした。たしかにワシもマイバッグ使ってますが、「男の人でめずらしいですね」と言われます。でもいい意味ですね。好感持たれますから。ただ、男はなかなかそういう考え方を理解しにくいんでしょうかね。去年の経験のおかげで、農業やりたいな～　とかいう若者が全国にいることを知りました。できうるなら、早苗さんとも話しましたが、ここをゲストハウスみたいなスペースにしたり、グリーンツーリズムの拠点にできれば、またオモシロイなと思いました。交流人口を増やしたいし、若者の移住を増やしたいと思うのです。でも、まあ、そんなこむずかしいこと考えないで、いちど行ってみて下さい。きっと「あ、ここいいな」って思いますよ。０６年６月には、沖縄出身五島在住の新垣優子さんと沖縄の近藤ヒロミさんによるライブも行われました。新垣さんは「かりゆし　ゆうちゃん劇場」を展開しています。今後もマイペースのかたしに期待しますよ。（季節の野菜のため、時季が外れるとお店にないものもあります。この画像は冬場に撮ったものです）	かたしは民家を改修した空間です
	この看板が目印です
奥浦に窯をもつ女性が焼いた作品もあります温窯（はるがま）	お店のなかの様子です
赤米は私も食べたことがないですね	自転車で往診し、牛で畑を耕す宮崎先生のお米です
卵のパックはリサイクルでお願いしますマイバッグがあるとさらにいいです	季節の野菜に、椿油が置いてありますここに来て考えたことは、年がら年中食べられることよりも四季に感謝して、季節の野菜を楽しむことだなということです
炭のほかにも竹細工やネックレスもありました	かたしの悩みは男手が少ないことだそうです