『 週刊 Hanko 』 550−1号

韓国語講座 ある週末 & クラリネット四重奏の話


 夜は星、昼間は紅葉、目においしい季節です。食べ物もおいしくて困ってしまう、食欲の秋。いつまで体重をキープできるのか…。と気になるけど体重計には近寄らない今日この頃です。

◆韓国語講座◆
 ドキドキワクワク…出かけてみたら、集まった受講生は私を除いて3人。子どもが小学生のお母さんが2人と、2歳のお孫さんがいてとてもお話好きの奥様(イ・ビョンホンの大ファンで、つい最近お友達と韓国に行ってきたとか)。
 皆さん初心者で、講座はハングルが読めない人対象の初級コース。簡単な読み書きならなんとかできる程度の私でも、しばらくは「優等生」気分を味わえそうです。…と言ってもそれは紙の上のことで、発音は別!!「コ、じゃなくて、コ、ですね」とか言われても、全然違いがわからない(^^;) 日本語では「コ」と表記されるものが実は6コもあるのですよ。(母音が2種類、子音が3種類。もちろん「コ」だけじゃない)やはり、自分の発音の間違いを指摘してくれるのは、テレビやCDでは望めない部分なのでありがたいですね。
 しかし、12月は何かと用事が多くて通えないので、一ヶ月お休みすることにしました。高崎まで往復することを思えば、家で3時間も自主学できるはず!?(理屈ではね… ^^; )ハングル熱を冷まさないよう頑張りたいと思います。

◆ある週末◆
 土曜日、8時半からのそろばん塾に子供達を送り出し、お迎えのついでに図書館へ行き、いつもは2時間くらい居座る子供達を1時間で車に押し込み、家に帰って簡単に昼食。午後はパパのやってる弦楽アンサンブルの発表会。私はクラリネットでゲスト出演!?モーツァルトのクラリネット四重奏曲(K.378or317d)を吹きました。(これについては後述)

 発表会終了後、パパは子どもを連れて打ち上げの夕食会。私は家でパンをかじりつつやり残した仕事、そして食事を済ませた子どもを連れて7時頃市吹の練習へ。途中で寝てしまった子ども達を車に積み込み、10時近くに帰宅。
 日曜日、パパは里山保全活動へ。私は4人分のおにぎりを作って9時に教会へ。礼拝後、車で移動しながらおにぎりの昼食、そして市吹の皆とM小学校へ行き訪問演奏。終わって帰宅、「洗い物の山」となった流しを片づけ、夕食を簡単に済ませて7時から教会で聖歌隊の練習。9時帰宅。

 いや〜、芸術の秋してるっ!というよりは、連日遊びまくってる…!という方が正しいか…。その上月曜日は高崎(韓国語)…だなんて、やっぱり罪悪感漂いますです…。ちゃんと主婦業もやらにゃ…。

 ところで、
◇クラリネット四重奏の話◇
 パパから、アンサンブルの発表会でクラ吹いてほしいと言われたときは、まさか全楽章やるとは思いませんでした。ソロじゃ休みがないし、ズル(吹いてるマネ)もできないし…。復帰したてのこの体力ではとても最後まで演奏できない!第一、速いパッセージはともかく(モーツァルトの十六分音符はいやらしくないので吹きやすい)、「歌って聴かせる」スローな2楽章は大の苦手!!(速いとこよりずっと音楽性
が問われるし、疲れるし…)
 1か3楽章にしよう…と言ってみたけど、やっぱり全楽章やるっていうので、市吹の定期演奏会の後、覚悟を決めて練習を始めました。

 でも、吹いてみる前にまずはイメージトレーニングから。音取りしてから表情つける余裕がないので、プロの演奏を何度も聴いて、曲想をつかんで「物マネ」で吹こう…と。(時間があれば、まずは自分で吹いてみて、それからプロの演奏をじっくり聴いて「なるほど!」と発見していく方法が好きなんですが)。でも「物マネ」奏法は、今回とても時間の節約になりました。

 が、ここで思わぬハプニング!
 初めて弦と合わせた時、「難しいからゆっくりやりましょう」と弦の方々。それはとてもまっとうな提案なのですが、私にはとてもその速さ(遅さ)についていけない!CDのテンポで吹かないと気分が乗らないし、それより何より息が足りないから急いで急いで!(だって音が多くて途中でブレスしてる暇ないんだもん!)という「吹奏楽器奏者の言い分」に、「ブレスのいらない弦楽器奏者」はかなり面食らっていました。(こういう「お互いの事情を知る」体験も大事よね)
 強引にリードしてクラのペースにもっていこうとすると、弦がぐしゃぐしゃになり、弦に合わせようとすると、苦しくて死にそうになり…。一人で練習するよりずっとしんどくて、鍛えられました…。

 ハプニングはもう一つあったのですが、それはまた改めて。

2004. 11. 29  斎藤 範子(Hanko)



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