『 週刊 Hanko 』 614-1号

◆甥っ子きたる!◆
◇弱点転じて…◇涙◇あふれるスタミナ◇自由研究◇カラダのこと◇


 こんなに暑くて、一人暮らしなら絶対夜行性になっているところですが、主婦はそういかないのが辛〜い!(+_+) 昼間、起きているだけで精一杯、夜はもう「早寝」!子どもより早寝!zzz…
 先日大好物のグレープフルーツを食べようと半分に切ったら、中から赤ん坊が…。
いやその、「発芽した種」が出てきてびっくり!芽も根もしっかり伸びていました!つまり、発芽するに充分な条件が与えられたってことですよね。それを見て一言。
 私「やっぱり暑かったってことだね〜」
 パパ「つまり新鮮じゃないってことだね」
夏希「あれ〜、光が無くても発芽するんだっけ?」(最近発芽の学習をしたばかり)
 同じものを見ても、それぞれ考えることは違うものです。

◆甥っ子きたる!◆
 今年の夏休み最大の「目玉」はコレでした。
 世田谷に住んでいる弟の子ども(小2・男)が、「今年は夏ちゃんちに10コ泊まる!」と宣言したのです。昨年もそう言っていて未遂に終わったので、今年はどうか??と思いましたが、ついに今度こそ覚悟を決めて、実現と相成りました!

 うちの子ども達と甥は、かなり仲が良いのですが、齋藤家にとっては初めての「男の子」。弟家族にとっては初めての親離れ・子離れ。最初は3〜4日も泊まれば充分だろうと(弟たちは)思っていたようですが、ついに7泊8日という記録を樹立!どちらの家族にとっても感動的な体験でした。

◇弱点転じて…◇
 彼の最大のネックは「犬」。
 家の玄関付近に、まさに「番犬」として飼われている我が家のふう太が恐竜にも見えるらしく、とうとう一度も家の玄関を使わず、母屋から出入りして渡り廊下を使ってやってきました。
 お陰で、母屋のおじいちゃんとも声を交わすチャンスが多くなり、野球やサッカーの試合・お天気のことなど色々話せて仲良くなった様子。何がどこで効をなすかわかりません。

◇涙◇
 初日の夜は、みんなテンション高くて寝かせつけるのに苦労しましたが、二日目は9時過ぎにはぐっすり…は、うちの子達だけで、甥の目はぱっちり…。そのうち「ママに電話したい」と言って電話し、声を聞いたらうるうるし始め…、しばらく枕をぬらしていたので添い寝。
 翌朝、もうダメかなー、とかける言葉を選んでいる私の横で、「そんなんで10個も泊まれるのー?」と、無遠慮に率直な夏希(冷汗)。でも甥は「みんなが先に寝ちゃうからじゃないかぁ!」と元気だったので一安心。結局淋しくて泣いたのは、その1回だけでした。

◇あふれるスタミナ◇
 都会育ちでおとなしそうでも、やはり男の子。暑い日だって、1日じゅう外で遊んでいたいのです。虫取り、魚捕り、川遊び、もう呆れるほど良く遊ぶこと!一番喜んだのは春歌かも。1年違いで身長も体重も同じ従兄弟に、朝からずーっとくっついて、後ろから見ると双子みたい。それこそ毎日お風呂まで一緒に入って、時々言い合いをしながらも仲良く楽しそうにやっていました。
 来年はもう、そこまでべったりできないかも。やっぱり今年実現して良かったなぁ。

◇自由研究◇
 せっかく毎日野山を駆け回っているんだから、ついでに自由研究もやっちゃおう!ということになり、ママ(義妹)に内緒で仕上げることに!
 パパと一緒に川や畑や田んぼ、ため池に出掛け、捕まえたトンボをデジカメで撮影し、どこにどんな種類のトンボがいるか調べました。実に15種類のトンボを捕まえ、地図に記入し、考察し…。
 一人では大変だったかもしれないけど、夏希も春歌もそれぞれ自由研究に取り組んでいたので、まさにお互い「切磋琢磨」、数日間、部屋の中を模造紙だらけにして頑張りました。何も知らなかった弟夫婦がびっくりしてくれて、甥も嬉しそうだったけど、私たちも嬉しかったな。(^_^)

◇カラダのこと◇
 慣れない家に来て、いつもの食欲が出ないのは仕方ないが、「豚汁なら食べる」と言う。そこで「よーし!」とお鍋一杯、野菜たっぷりの豚汁を作ったら、食べる食べる、何度もおかわりしてびっくり。結局毎日作っても飽きずに3日間食べ続けました(!!)。
 そうなると次の心配は「出す」こと。家に来て一週間。一度も催す気配がないので心配に…。爺婆が、下剤を飲めだの医者に診てもらえだの、色々言うのでナーバスになる甥。その上!なんと「おたふく」にまでなってしまった!(東京で流行ってたんだって)
 朝、食事をしようとすると耳の下が痛くなる。ほんの5分か10分なんだけど、痛む時間は長く感じる。床を拳で叩きながら「痛い痛い」と泣いている姿は本当にかわいそう!(*_*)でも、それが通り過ぎるとケロリとして飛び回って遊ぶし、腫れたのは片側だけだったのが救い。東京にいるママには、連絡しても心配させるだけだから、とりあえず内緒に。でも、ママなしでこの痛みを乗り越えた甥は偉い!と感心しました。
 ちなみに、出る物も出ました!一週間ぶりとは思えない立派な「バナナ」で、実家と弟に喜んで報告しました。…こんなことで喜んでもらえるなんて、子どもの特権だわね。

※『週刊Hanko』614-2に続く

2006. 8. 27  斎藤 範子(Hanko)



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