『 週刊 Hanko 』 650号−1

◆夏の家族旅行その1(出雲崎で海水浴)◆

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 40度を超える気温を3日連続で記録してしまった日本。どこまで加熱するのでしょうか。あぁ、暑い。こうなるとますます冷房の需要が高まり、いくら設定温度を上げたところで二酸化炭素排出量なんか1%だって減らないじゃないか…と思いつつ、もう冷房無しでは活動できません。あぁ…止められない悪循環…。

◆夏の家族旅行◆
 「子供全員小学生」は今年が最初で最後。来年は夏希が中学生で、もう家族旅行に行けない(全員のスケジュールを合わせられない)かも!?なので、小3の甥も誘って賑やかに行って参りました!

◇出雲崎で海水浴◇
 連日の猛暑で太平洋側の海岸はかなり混雑しているようでしたが、さすが地震の影響で新潟の海は静かでした。柏崎は、北よりの方(西山のインター付近)しか通りませんでしたが、多くの屋根は青いシートに覆われ、ガードレールが波打っていたり、道路の端が崩れていたり、△の赤いポールがあちこちに立っていたり、1ヶ月たってもまだ地震による被害の爪痕が生々しく残っていました。
 出雲崎はほとんど無傷の状態でしたが、6年生の臨海学校が中止になった後も利用者は少なく、130人収容できる大きな建物に、1泊目は2家族10人、2泊目は我が家のみ!本当に「貸し切り状態」でした。(ちなみに我が家が去った後、週末だというのに利用者ゼロ!「もうしばらくいればいいのに」と管理人さんに言われました)
 同じく海の方も人影は少なく、遠浅のキレイな海を独占!なんかすごく贅沢な気分になれて快適でした。(^o^)

◎事件(“シャチ”流される)
 浜に置いておいたシャチ型の浮き袋が、波にさらわれて流されてしまいました!風が強くて、あっ…!と思った時にはもう手の届かないところに!パパは沖の方で遊んでいるし、私は海に入っていなかったので(初日は撮影班)、慌ててそばにいた春歌に浮き輪をかぶせて「取ってきて!」と騒ぐもシャチはみるみる「遊泳禁止区域」へ…!きゃぁ、パパ、どうしよう!
 と、あたふたしていたら、浜辺に寝ころんで日光浴していた若いお兄さんが、「ボク、行きますよ」とタバコをくわえたまま走り出し、ざぶん…と平泳ぎを始めました。おぉ、かっこいい…!
 手が届く…と思うと逃げ、今度こそ、と思うとまた逃げ、波に揺られながらしばらく追いかけっこをしていましたが、ついにゲット!わぁ、やった!!そのお兄さんがなんと逞しく見えたことか!ほとんど海水浴客のいない浜辺で、貴重な存在でした。彼がいなかったら、その後の「シャチで盛り上がった時間」はありえなかったハズ。感謝感激だわ〜。ホント、ありがとうございました!!(._.) すかさず春歌が、拾ったばかりのきれいな貝殻を「ありがとう」と差し出しました。偉い!一つだけ、というのが春歌らしいが、タイミングとしては完璧!ほめてあげよう。

 これは、今回の旅で一番大きな「事件」でした。…ということがまた、今回の旅が全体として恵まれていたことを物語っているわけで、被災地へ「自己責任」で出掛けた者としては最高に感謝でした。

◎夜
 熱帯夜(夜9時で30度)、ではありましたが、暑さに対抗する「文明の利器」は扇風機のみ…。12畳間の天井から2台、持参したのが1台。それでも海で遊んで疲れている子供達は、文句も言わず10時前に全員就寝。空腹が「最高の調味料」なら、疲労は「最高の睡眠薬」。うなずける!

◎冷蔵庫…
 利用者が少ないと食堂は営業しない、という説明通り、食堂はやってませんでした。それはよいとして。
 自動販売機も停止、その上冷蔵庫もない、というのは閉口しました。(+_+)
3台ある自販機のうち、ビールと乳製品は初日から×! でも清涼飲料水は買えたのです。が、2日目にはこれも停止…!何キロも先のコンビニから食料を調達しましたが、冷蔵庫がないので牛乳もヨーグルトもお酒もすぐに生暖か〜く…
(6人+大荷物だったので、クールボックスより扇風機を優先させたのよね〜。クールボックスも氷あってこそ、だし)。でもそういえば、濡れたタオルを巻き付けておくだけでもかなり冷えるのですよ(気化熱で!)。それを忘れていて、子供が寝たあと生ぬるいチューハイなど飲んでいました。あー、なんてバカ!帰ってきてから思いつくなんて!こんな時こそ知恵を使うチャンスだったのに!文明の利器に囲まれていると、人間がダメになっていくってのはホントねぇ…。(-.-)
 …ってゆーか、あいてる冷蔵庫あったら貸してもらえば良かったかな〜。貸し切りなんだし。ん〜、やっぱりすごくバカだったかも!(--;)

◎昼寝
 2日目の午後、折良く?雨が降りました。子供たちも海の遊びにはかなり満足していた頃なので、パソコン+DVDで映画鑑賞。…させておいて、大人はお昼寝。あぁ、まさに恵みの雨!(^.^)

◎みやこや(西山ICを降りて2つめの信号左折 Tel 0257-48-2311)
 魚のおいしい店、柏崎の「みやこや」。地震直後に電話したら、この夏営業できるかどうか…というお返事でしたが、行ってみたらやっていました!!つい最近ガスが通ったということで、できないメニューもありましたが(何日も煮込んで作るタレを使う丼物)、今年もたっぷり海の幸を味わってきました!大人も子供も大満足。2日で3回、片道20キロを走る価値はありました。そのおいしさとボリュームと安さは太鼓判です。新潟に行ったら絶対寄ってね〜!

※No.650-2に続く

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2007. 8. 23  斎藤 範子(Hanko)



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