『 週刊 Hanko 』 380号

我が家のペット?特集 カブトムシ・サワガニ・アリ・オカヤドカリ・蚊?? etc.


  絵に書いたような入道雲がもくもくとわき,セミが鳴き,ひまわりが大輪を咲かせ,ぐんぐん伸びたとうもろこしが畑にずらりと並び,花火大会があり,ビールに喉を鳴らす今日この頃。「夏」真っ盛りです。

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◇カブトムシ◇

 今年はカブトムシのあたり年?なのか,もう旦那は何十匹もつかまえてきて,教会学校の子供たちに分けてあげたりして随分喜ばれました。トイレの窓から飛び込んできたりもするのですよ。こんなにたくさん見るのは久し振り。空だった水槽が,今はカブトムシに占領されています。近頃は,ゼリー状のエサを売っているのですね。知らなかった。スイカやメロンもいいけれど,大きな違いは「ゼリー状のエサにはショウジョウバエがつかない」ことだそうです。…どうして??

◇サワガニ◇
 夏と言えば「蚊」ですが,我が家では蚊をしとめると,捨てずにアリやサワガニのエサにしています。サワガニには,始めの頃はしらすなどあげていましたが,先日はクモも食べたし,ハエも食べたし,試しにやってみたワラジムシも,ばりばり音を立てて食べていました。本当に雑食ですね。もうしらすなんかあげないぞ。

380c.jpg (3984 バイト)◇アリ◇
 これは,透き通った薄い入れ物の中で飼っているものですが,もっぱら旦那が世話をしていて,こちらもまた,果物・魚・パン・お菓子等々,随分色々と試しているようです。先日はびわの実が売れたと言っていましたが,つい最近は,焼き菓子に乗っているアーモンドのスライスが大好評だったとか。そんな加工品などあげないで,自然食品(ムシとかミミズとか)の方が絶対いいのに…と思うのですが,自然界(雑菌の多い所)に住んでいないので,食べ残しの処理に問題があるのだとか。
 玄関先の地面にも,7年ほど前に旦那が女王アリを連れてきて住まわせたというクロヤマアリが大家族になっていて,大きな巣穴があちこちにあいています。こちらはミミズやトンボの死骸をかつぎこんで,ワイルドに生きています。子供たちもしゃがみこんで,よく観察しています。
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◇オカヤドカリ◇
 一時もぐりこんだまま動かない日が続いて死んでしまったのかと思いましたが,その時期(脱皮してた?)を過ぎたら俄然元気になり,ガラスの器の中を毎日せっせと穴をほったり石によじのぼったり忙しそうです。緑がないとかわいそうだと言って,旦那が何やら種をまいたので,サンゴ砂の中からひょろひょろと緑の芽が出てきました。私はかいわれ大根かと思いましたが,実は二十日大根でした。^_^;

◇ウサギ◇
 1匹になりましたが,とても元気です。ラビットフードは「非常食」にしているらしく,あまり食べません。タンポポよりおおばこが好き。おおばこより人参が好き。色々一緒に入れてみると,好物がわかっておもしろい。でもそればっかりやってると,やっぱり飽きるみたいです。まぁ人間も同じか。

◇蚊??◇
 玄関先に,水たまりのような人口池?(大きいプランターに水をためたもの)があって,その中でボーフラがうようよしていたので,少しでも減らそうと思い,ホースでガンガン水を入れて溢れさせてみました。いくらなんでも蚊まで飼うことはない…でしょ?
 ところが実はその中に,旦那がトンボのヤゴを6匹も入れておいたのだそうです。ヤゴの餌はボーフラ。トンボの餌は蚊。トンボを増やすためには蚊も必要…。
 ボーフラは全滅しませんでしたが,ヤゴは全部いなくなっていました。あーあ,失敗。

 犬やネコはともかく,アリやらカニやらを捕まえて飼う,ということに最初は疑問もあったのですが(アリは土の中に,カニは川で暮らすのが一番自然),エサを与えてやる,というたったそれだけのことで愛着がわいたり,自然界の仕組みがちょっとよく見えたり,みんなで一緒に生きてるんだみたいなことを少し実感できていいみたいです。
380d.jpg (8337 バイト) トンボを増やすには蚊が必要なように,ホタルを増やすにはカワニナが,カワニナを増やすには藻のついた石が必要で,そういう環境を作るには… というようなこと,あまり考えずに生活していますが,そういう視野を持つことは大事なことですよね。私は子供時代にあまり自然と触れ合わなかったので,今になって色々と勉強しています。
 夏休みは,子供たちがたくさんの自然と触れ合うのに,本当にいい季節だなぁと思います。行く所に迷っている方,是非斎藤家にお出掛け下さい。(^_^) ヘンな家ですが,それなりに楽しいですヨ。^_^;

1999. 8. 10  斎藤 範子(Hanko)



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