『 週刊 Ｈａｎｋｏ 』 ３９５号

大晦日のクッキング　＆　明日は演奏会

◎○◎　あけましておめでとうございます。◎○◎
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　心配されていた2000年問題も大事件にはいたらず，穏やかな年明けとなりました。穏やか過ぎて風もなく，子供たちが楽しみにしていた凧が上がらなくて残念ですが，お蔭で旦那が風邪と無縁で年末年始を過ごすことかできました。これは稀に見る快挙であると，本人はちょっぴり自慢げですが，彼を知る外野は 「始業式あたりに寝込むのではないか…」 と，疑惑の目で見守っています。果たして３学期の幕開けはいかに…。

◆大晦日のクッキング◆
　年末の忙しい中，夏希がどうしても 「クルクルパスタが作りたい」 と言い出した。録画して見せていた子供向け番組の中に「ひとりでできるもん」があって，その日のメニュー 「クルクルパスタ」 を毎日見続けていたら，自分にもできると思ってしまったらしい。チーズたっぷりのパスタなど，絶対に作るものかと母は思っていたが，あまりにうるさいので，ついにお節料理も終わった大晦日，夏希に台所を提供することになってしまった。
　「で？必要な材料は何なの？」 「ウィンナーと，小さじ１杯！」…母はしかたなくビデオを見て買い物リストを作った。斎藤家の場合，まず耐熱皿から用意しなくてはならない。それと強力粉，トマトジュースに粉チーズ。

　まずは，粉を練る。手で練ってから，ビニール袋に入れて足で踏んで，しばらく寝かせてのし棒で薄くのす。長方形４枚に切ってゆで，水気をとって，チーズ＋ウィンナー，＋ツナの２種類をまく。耐熱皿に乗せ，トマトジュースと粉チーズで作ったソースをかけて，オーブンで焼いて，できあがり…。

　長い長い道のりであった。ビデオを見ては止め，巻き戻しては再生し，自分でやりたいことは人にはさせず，当然失敗して助けを呼び，ビデオ通りでないと言って騒ぎ，ビデオに出てこないことは一切せず，まぁスタッフのお膳立てが大変なこと。その上，春歌までが同じようにやりたがり，パスタ生地をもう１セット用意。これがまた夏希より始末が悪く，付き合いきれずに放っておいたら，のしたパスタを包丁でズタズタにして遊んでいた。台所は嵐である。
　こうして半日がかりで夏希の 「クルクルパスタ」 は完成した。あまり器量はよくないが，４歳児の処女作品としては上出来であろう。しかし夏希はそれだけで満足せず，大胆にも人を呼んでごちそうすると言い張る。え〜，マジ〜？とためらいつつ無責任な母，大晦日に人集め。まずは実家に帰っていた弟夫婦。それから大の仲良しＴ家の５人家族。２組とも，おいしいおいしいと言って全部平らげてくれた。ありがたいことである。夏希もやっとおとなしくなった。
　母としては，疲れた反面嬉しさもあるが，心残りは記念すべき娘の処女作品を自分が試食できなかったこと。チーズが食べられないって，ホントに悲しいわね〜。^^;

◆明日は演奏会◆
　明日は，以前にもご紹介した群馬大学吹奏楽団の20周年記念演奏会です。

　　　　日時：2000年１月８日（土）　14:00〜
　　　　場所：前橋市民文化会館　大ホール
　　　　曲目：音楽祭のプレリュード
　　　　　　　　マスク
　　　　　　　　アルヴァマー序曲
　　　　　　　　二つの交響的断章
　　　　　　　　カンタータ１１９番
　　　　　　　　アルルの女　第１組曲
　　　　　　　　バレー組曲「三角帽子」より

　先日は，二人の子供に 「ママはお仕事」 と言って練習に出掛けたのですが，二人ともびーびー泣いて，それ以来 「ママと一緒に行く」 「お仕事はおうちでしてね」 が春歌の口癖になってしまいました。社会人のバンドなら，赤ちゃん背負って吹いてる人もいたけれど，大学の吹奏楽団じゃねぇ。子供の気持ちを考えると，やはり今回の出場は私の身勝手だったのではないか…と随分反省しました。
　でも！練習会場について古い仲間と会ってしまうと，「あーこのまま一週間くらい合宿した〜い！」…って気になってしまうんですよねぇ…。出掛ける時は子供に後ろ髪を引かれ，帰る時には「子供のいない時間」に名残を惜しみ…。
　まぁ色々葛藤はあるものの，ともかく明日は１日パパに子供を預けて，リハーサル・本番・20周年記念祝賀会を楽しんでこよう！と決めました。久々の同窓会気分です。この感想はまた後日。

　では皆さん，今年もどうぞよろしくお願いいたします。(._.)

2000. 1. 7 　斎藤　範子(Hanko)

☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp

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