『 週刊 Hanko 』 401号

怒濤の一週間:演奏会2つ,役員最後の会食,
         お雛様飾ってケーキを作る!


 雪が降ったり突風が吹き荒れたり,むちゃくちゃなお天気が続きましたが,斎藤家も先週末の卒園式を皮きりに,あれやこれやとイベント続きで,楽しい寂しい緊張感動…怒濤の一週間を過ごしました。

◆卒園式◆ 18日(土)
 幼稚園の役員には最後のイベントとあって,準備にも余念がありませんでした。すっかり仲良しになったのに,もう(公的には)揃って顔を合わせる機会もなくなると思うと,些細なことでも「役員会」を開いて確認に次ぐ確認。お蔭で最後のお勤めは,滞りなく済ませることができました。

◆ピアノの発表会◆ 19日(日)
 Y先生の奥様がピアノを教えていて,毎年この時期に発表会があります。「大人の演奏(アンサンブル)」の部に出させていただくのが恒例になり,今年もディズニーメドレーでクラリネットを(クラ4,マリンバ,グロッケン,ピアノ),旦那のチェロの伴奏でピアノを弾き,ほとんど飛び入りでハンドベルも参加させてもらい,随分楽しませていただきました。
 今回苦労したのはピアノ。最近は体がすっかり「オルガン仕様」になっているので,ピアノの感覚を取り戻すのに大分時間がかかりました。
 オルガンの場合はペダルもなく,音も減衰しないので,いかに楽譜に忠実に弾くか(いつ何の音を押さえ,いつ離すか)が重要ですが,その代わり音の跳躍はあまりない。が,ピアノにはペダルがある。だから楽譜の音域が広い!ミスタッチしやすい!! その上今回の曲(「すずらん」:昨年のNHK朝の連ドラの主題曲。服部隆之作曲)は,和音進行が(私には)斬新で,私のカタい脳味噌ではついてゆけない!…とゆーわけで危機感が強く,この一週間,寸暇を惜しんでピアノを弾いておりました。こんなにピアノを練習したのは何年ぶりかいの。
 そのかいあって,無事最後まで弾き通すことができましたが,あれだけ練習しても本番ではこの程度,練習はいくらやってもやり過ぎることはないのだと,つくづく痛感したことでした。

◆受難節コンサート◆ 20日(月)
 その翌日は,教会で受難節コンサート。今年度で引退される牧師先生の送別記念として,シュッツ作曲の「十字架上の七つの言葉」という受難オラトリオ(五部合唱)を演奏しました。合唱・ソリスト5人・オルガン・弦楽の構成で,約30分の美しい曲です。
 オルガンの伴奏がまたけっこう難しい上に弾きっぱなしに近い状態で,本来ならば毎日この練習をしなければならない所を,例のピアノの練習に時間も心も砕いてしまったので,「オルガン仕様」に体を戻すのが大変でした。^_^; 合唱はともかく,ソロの伴奏はかなり緊張しました。
 旦那はチェロの通奏低音で参加。2日続きの本番が終わり,この日の夜は家じゅうの電気をつけたまま,親も子供も部屋のあちこちで,行き倒れ状態で寝てしまいました。(眠い時にその場で眠れるというのは,けっこう幸せな気分だったりしますね。)

◆お雛様の飾りつけ+α◆ 21日(火)
 そういえば4月の雛祭のことをすっかり忘れていました。慌ててお雛様の飾りつけ。2階の物置から重た〜い荷物を運び出し,人形とその細々した小物たちとの組み合わせに奮闘しました。夏希が手伝ってくれて,1時間半くらいで完成。
 その最中に,最寄りのマーケット(と言っても4キロくらいある)から電話。「財布をお忘れになりませんでしたか?」 えーっ?と慌てる私に「テディベアの柄のポーチですが…」 エーーッ,ポーチ丸ごとですかぁっ!と,慌ててとりに行きました。
 金庫に入れておいて下さったというポーチを恐縮して受け取り,はやる心を押さえて車に戻り,中身の点検。財布・小銭入れ・カード入れ・免許証・保険証・商品券,それに封筒の中に6万円(立て替えておいたお金が返ってきた)… 改めて貴重品の多さに青ざめました。丸ごとそっくり手元に戻ってきたなんて,夢のよう!!心底感動しました。ありがとう!!
 しかし,これを置き忘れて気づかないとはねぇ…。深く反省。

◆終園日・お食事会◆ 22日(水)
 今日が夏希の年少組最後の日。もう1年たってしまったのかと子供の成長の早さに驚くより何より,今日が役員最後の日であることの方が,感傷的な1日でした。1年間色々あって,特に2学期は行事が重なり週に3日も出るほど忙しかったけど,役員会はいつも楽しみでした。それがもう,今日でおしまい。
 皆が降園した後,幼稚園の先生と役員と,その子供たちとで会食。一人一人感想を述べながら,やはり涙が…。8人それぞれが皆素晴らしい賜物を持っていて,何をする時でも役割分担が完璧で,お互いに信頼しながら仕事をまかせたりまかされたりできたのが,1年仲良くやってこれた大きな要因だと思います。
 「きっと今までのどの役員さんたちより仲のいい8人だったと思う」と言った人がいたけど,それは8人皆の気持ち。「みんなで仕事をなし遂げる」という機会の少ない主婦にとっては,本当に楽しい1年でした。
 会食が終わっても皆立ち去り難く,園庭で子供たちが遊んでいるのをいいことに,日溜まりで時折突風にさらされながら,今度いつ集まろうかという話で盛り上がっていました。

401b.jpg (8774 バイト)◆蕗の薹採り・ケーキ作り◆ 23日(木) 
 お天気がいいので,子供を連れて山の畑へ。蕗の薹は,もう花が咲き始めていたけど,そこそこたくさん採ることができました。その間遊び回っていた子供たちは長靴の中まで砂だらけ。たたけばもうもうと砂煙の出る体になっていました。^_^;
 しかし何より杉林に囲まれていて,花粉症には最悪の環境です。私は妊娠してから花粉症気味で,クシャミの連発! コレ,車の運転中は超コワいです。(*o*)
 ところで昨日(22日)は私の誕生日でした。いつも幼稚園のお誕生会で先生方の手作りケーキが出るので「ママのお誕生日にもケーキを作る!」と張り切る夏希。401c.jpg (20760 バイト)をいをい,誰が焼くんだよぉ〜。ママはスポンジケーキ焼いたことないよぉ…と言いつつ,買い物。^_^; ケーキの上手な友達に電話で教えてもらい,半日がかりでケーキ作成!!(案の定夏希のお目当てはクリームとイチゴの飾りつけでした) スポンジのデキはイマイチでしたが,ま,処女作品だからネ…ってことで,「とってもおいしいケーキの2日後」のような仕上がりでした。^_^; 春歌の誕生日が近いので,また挑戦しよーっと。

◆蕗味噌作り◆ 24日(金)
 昨日はケーキで手一杯。採ってきてそのままになっていた蕗の薹で,今日は蕗味噌を作りました。これが(ケーキと違って)会心の作で,嬉しくなって実家にも少し持っていきました。
 今夜は旦那が納め会で泊まりです。さーて子供を寝かせて週刊Hankoを書かなければ…! \(^_^)/

2000. 3. 25  斎藤 範子(Hanko)



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