『 週刊 Hanko 』 423号

退院後の話 あれこれ


 退院後,20日ほどたちました。長女に比べたら数倍育てやすい子ではありますが,やはり夜中に何度か起こされる生活は疲れますね。でも,かわいい!末っ子はかわいいとよく聞きますが,本当にかわいいと思います。泣いても吐いても許せちゃう。母に言わせると「そりゃ,年とってから産んだ子はかわいいって言うもんね」 む〜〜っ,そう言われるほどトシじゃないよっ。ぷんぷん。

◆素朴な疑問◆
 子供を産んで,その顔をまじまじと眺めるたびに思うのですが,赤ちゃんというのはどうして歯がないのにこんなにかわいいのでしょう…。どうして入れ歯をはずした人のように,口許にシワがよったりしないのでしょう。とってもかわいい幼稚園児でさえ,歯が一本もなかったらヘンなのに…。
 一体,歯がなくても手放しでかわいい!と思えるのは,いつ頃までなのでしょうね。なんだかとっても不思議です。
 ちなみに,夏希の近頃のギモンはコレ。
 「ママ,『首がすわる』って,どーゆーこと??」

◆おっぱいの話◆
 11日に退院したので,15日に開かれた子供のクリスマス祝会を見に行くことができました。メインは年長さんの降誕劇で,年中さんは合奏。木琴をやるんだ!とはりきっていた夏希を,ぜひ見たいと思っていたので間に合ってラッキーでした。
 ところで,隣りに座っていたお友達のお母さんが,「さすがぁ,オッパイ臭いね!」と。あちゃ〜,それを心配して,出掛ける直前に下着から全部着替えて行ったとゆーのに,無駄だったのね。^_^; うっかりすると,トレーナーまでびしょぬれになるほどあふれ出るオッパイ…。出がいいと言うか,しまりが悪いと言うか…。もう母乳パットが手放せません。
 実は,一時は乳腺炎になりそうなほどオッパイが張って痛くて熱が出て,やむを得ず春歌に吸ってもらおうと思ったのですが,なんと吸い方を忘れてしまったらしく,1滴も飲んでくれませんでした(最初は大喜びで飛びついてきたんですけどねぇ)。ひょっとして赤ちゃんのオッパイを横取りするのではないかと心配していましたが,無事解決。(^_^)
 ちなみに,春歌のオッパイを横取りして3歳まで飲んでいたという前科者の夏希は,「飲んで」と頼んだら,冗談じゃないという顔をして逃げていきました。
 真希ちゃん,安心してたくさん飲めそうで,良かったネ。(^^)

◆春歌の話◆
 甘えん坊の春歌,下が生まれたらどうなるかと心配していましたが,意外と世話好きでびっくり。夜中に赤ちゃんが泣くと,自分も起きてきて,汚れたオムツを捨ててくれたり,声をかけてあやしたりチューしたり…。初日は3度起きてきました。翌日は眠そうで,さすがにその後回数は減りましたが,「真希ちゃんは,春ちゃんの妹(^.^)」と,実に嬉しそう。誰かが「かわいいね」などと褒めてくれると「これは春ちゃんちの赤ちゃんだからね!(あげないよ!)」と先手を打っています。
 でも,実家にいる間,私は真希と一緒に寝ていたので,「春ちゃんもママと一緒に寝たいよ〜」とべそをかくこともしばしば。それで,自宅に戻ってからは真希をベビーベットに寝かせて春歌と一緒に寝ることにしました。その晩,夜中に起きた春歌は「ママ,一緒に寝てくれてありがとね」と言って,またすやすやと寝てしまいました。ずっと我慢してたんだもんね,偉かった偉かった。真ん中は上下に挟まれて何かと大変だと思うけど,忘れずにかわいがってあげるから頑張ってちょーだいね。(^3^)

◆素敵なプレゼント◆
 3度目の出産を頑張った自分を少しだけいたわってやろうと思い,「化粧品」を買ってみました。と言っても,高級化粧品には手を出さないところが私らしい(!?)。なんと生協で「化粧品の詰め合わせ2800円(15,000円相当)」というのかあったので,この副袋みたいなヤツを注文してみたのです。(なんてささやかな贅沢!!)
 実際届いたものを計算したら,定価で20,000円分くらいありました。10品入っていたのでたいしたことないかもしれないけど,しばらくは楽しめそうです。…でもこれで若返ろうというのは無理かもね。^_^;
423.jpg (6847 バイト) ところで先日,「真希ちゃんて,サンタさんからのプレゼントだったのかなぁ?」と子供たちに聞いてみたら,夏希がすかさず「違うでしょ!真希ちゃんは神様がくれたんだよ」
 春歌は「ママ,真希ちゃんが産まれて良かったね!ママ,よく頑張ったね!」
 今年のクリスマスは「家族そろって教会で」過ごすことができず残念でしたが,思いがけないこの二人の言葉は,今年,私にとって何よりのクリスマス・プレゼントとなりました。

 さて,20世紀も残るところ数時間となりました。皆様,どんな思いでこの世紀の変わり目を迎えていらっしゃるのでしょうか。
 皆様には,本当に色々とお世話になりました。ご愛読心から感謝しています。どんな21世紀になろうとも,何より皆様の健康が守られますように心からお祈りしつつ,今世紀最後の週刊Hankoをお届けいたします。
 どうぞ,よいお年をお迎え下さいませ。

2000. 12. 31  斎藤 範子(Hanko)



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