『 週刊 Hanko 』 521号
『ファインディング・ニモ』 春歌デビュー?&小説「死の島」発見!
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穏やかな年明けとはうってかわり,風のうなる音が怖くて外出がためらわれる,そんな日が多くなりました。数日前は,雨戸を閉めて寝たにも関わらず,結露した水滴が凍りついて窓が開かなくなるという事態発生。霜柱もすくすくと育っています(!?) かと思うと,1月半ばにしてすでに梅の花がほころんでいるという不思議な今日この頃…。皆様,新年をいかがお過ごしでしょうか。 |
◆『ファインディング・ニモ』◆
冬休み中に,子供と一緒にウワサの映画『ニモ』を見て来ました。子供はもちろん,子育て中の親,特にお父さん必見!という話は聞いていましたが,うちはパパ抜きで。^_^;でも笑って泣いて,心温まって帰ってきました。胸を打たれて涙する映画は色々あったけど,上映数分,まだタイトルも流れないうちから泣かされたのは,初めてではないかしら(隣のお母さんもタオル出してました)。だって最愛の奥さんと,たくさんの卵を一瞬にして食べられてしまうんですもの。たった1つ残った卵を抱いて「絶対に守ってやる」と誓う,カクレクマノミのお父さん…。じわじわ〜っ…ときてしまうのが親心…でしょ??
そして,その大事な一人息子がダイバーにつかまってしまい,お父さんは必死で探しに行きます。「魚を食べないと誓ったサメ」とか,「150歳の現役サーファー海ガメ」とか,「物忘れが激しいけど明るいナンヨウハギ」とか,楽しいキャラクターがその長い旅を助けてくれて,とってもハートフル。人気映画でパンフレットが売り切れだったのが残念。いつもあれで「復習」して盛り上がるのに。だから絵本を買いました。今,子供たちは「登場人物の名前をいくつ覚えているか」で競い合っています。^_^;
◆春歌デビュー?◆
夏希は5歳でピアノに目覚めた?けど,春歌は全然その気なく,いつ頃,何をやりたがるのかなーと思っていたら…。6歳9カ月,やりたいと言い出したのは,なんと「マリンバ」でした。
Y子先生がもともとマリンバの専門で,ピアノのお部屋にいつもマリンバが置いてあって,発表会でも聞いているのとか,最近マリンバの演奏会に何度か行ったのが影響しているようですが,『リトル・マーメード』の「アンダー・ザ・シー」という曲を聞いていて(出だしのマリンバがカッコいい!)「春ちゃんはマリンバでこれが弾きたい!Y子先生に教わる!」と一念発起!? そうと決めると「いつから?あといくつ寝たら教えてくれるの?」と,うるさいうるさい。
で,Y子先生にお願いして,休み明け早々の練習日からお世話になることになりました。張り切っている本人を見て,パパが倉から探し出してきたのが「木琴」。パパが小学校低学年の時使ってたのだから…。もう35年以上も前のだぞー! ほとんどオモチャですが,春歌はこれを毎日たたいて練習?しています。3月の発表会に出られるって言うけど,本当かなぁ。^_^; 長続きするのかどうか,親は半信半疑ですが,あとはY子先生におまかせ。どうぞよろしくお願いします。(._.)
◆小説「死の島」発見!◆
つい昨日,ふらりと立ち寄った初めての古本屋で,福永武彦の小説「死の島(下)」を発見!映画だったらスローモーションでクローズアップ&ポーズ…!で撮りたいような一瞬でした。
もう絶版になって久しい「死の島」の,(上)だけを見つけて喜んだのはいつ?と「週刊Hanko」を探ったら,"No.404" にあった!発行は2000年5月1日。だからつまり,約4年もの間,本屋に行く度に「福永武彦」の棚を探し,やっぱりないなー…と思いながら出て来る…というのが習慣になっていたのですが…。
つ,ついに出会えたのですね。(*_*)うるうる…。 これもやっぱり(上)と同じく百円均一のコーナーに並んでいました。この価値を知らない人が店主で良かったわ…。(と,長崎の古本屋の店主を思い出している。"No.412")
家に帰って2冊一緒に「保存」しました。どちらも1冊だけで並んでいたのだから,もしかすると前は同じ持ち主だったのかも。だとすると,2冊一緒に並ぶのは何年ぶり?…そんな想像ができるのも「古本」の楽しみの一つです。ん〜,嬉しいぞっと。(^_^)
というわけで,遅くなりましたが今年最初の「週刊Hanko」をお届けします。今年も斎藤家のあれやこれやにお付き合いのほど,どうぞよろしくお願いいたします。m(._.)m
2004. 1. 12 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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