『 週刊 Hanko 』 529号

春休み〜 入学後のあれこれ


  今年の桜,けっこう早く咲いたので,入学式には散っているかと思いましたが,冷たい雨もこらえてくれて,満開状態で迎えてくれました。ありがとう,ありがとう。嬉しかったです。
 4月に入って,春歌の誕生日,桃の節句と続き,おもちをついたり,ケーキ焼いたり,お赤飯炊いたり…の連日イベントモード。その合間にせっせと袋を縫い,クレヨンの1本1本にいたるまで持ち物に名前を書き(二人分だったので,名前を間違えないよう子供たちが見張っていた),おかげでうっかり煮物は焦がすわ,真希が火傷をするわ,春歌はじんましんが出て痒がるわ…シングルタスクの私にはキツい試練の春休み。それも入学式を無事に迎えてやっと終わったとゆー,今回はそんなお話。

◆緑色のおもち◆
 お雛様に飾るおもち,今年は臼でつかないと言うので,機械でついてみました。白と赤と緑…。過去の経験では機械でつくと,よもぎを入れてもうまく緑色が出せないので,今回は粉末のカテキン茶を混ぜてみました。これが意外とうまくいって,綺麗な緑色のおもちの出来上がり!食べた感じもあまり違和感ありません。もちろん香りでは「よもぎ」に到底かないませんが,機械で簡単に「緑色のおもち」を作りたい方は,ぜひお試し下さい。(^_^)

◆真希の火傷◆
 ちょっと油断をしたスキに,真希の振り回した手がアイロンにぶつかってしまい,左手の中指に火傷をさせてしまいました。この間転んで反省したばっかりなのに,また〜〜!?あわてて水で冷やしましたが,しばらくして水膨れが破れて皮がむけ,号泣!傷自体は1cm程度の楕円形ですが,真希にとっては第一関節から第二関節までという大きな物!咄嗟に馬油がいいと思い出し,それを塗って傷絆…という素人療法。傷を隠したら本人ケロリとしているので,水に濡らさないようにだけ気をつけていましたが…2日後の夜,小児科の本に「水膨れが破れたら感染症の恐れがあるので小さな火傷でも医者に行くように」とあってビックリ。でも週末だったので月曜日まで待っていたら,そのうち皮膚ができてきて,1週間足らずで治ってしまいました。
 馬油が本当に良かったのか,今回はただ幸運だっただけなのか…。なんかすごーくいい加減な母だな私って…と妙に考え込んだことでした。

◆不治の性格・春歌◆
 ある日突然じんましんがどっと出ました。特別変わった物も食べてないので,大したことはないと思いましたが,すごく痒がるし入学式も目前だったのでとりあえず医者に。本人とても元気で先生も「ちょっと体調が悪いんでしょう」と,これまたとりあえず診察。
 素直におなかをまくりあげ,おとなしく診察されていた春歌,「立派なじんましんだねぇ」と言われて「やだなーもう。先生のおなかも見せてよー」「え゛、先生のおなか見たいの?…見せてあげようか?」「やーだねっ」そして唐突に「春ちゃんのランドセルの色,何色だ!?」「え,赤?」「ちがーう」「ピンク?」「あったりー。じゃ,何の絵だ!?」…
 後ろに待っている人がいないのをいいことに,先生と無駄話をあれこれ。その後診察室を出て一言「今日は話が長かったよね,ママ」!こらっ,アンタが長くしたんだろーがっ!
 じんましんは翌日治ってしまいましたが,春歌は小学校でもこの調子でやっていくのでしょーか。…理解してくれる先生だといいね,ほんと。-.-;

◆春歌・入学◆
 待ちに待った入学式。春歌は誰よりも早く起きて身だしなみを整え,ピンクのご自慢のランドセルを背負って,張り切って出掛けました。
 今年の新入生は,男12人,女23人という超アンバランスな35人。でも,入学式ではみんな元気よく返事をし,なかなか元気の良さそうなクラスでした。
 翌朝から,二人揃って通学。春歌も「早く学校に行きたくてたまらない」し,夏希も「やっと春ちゃんと一緒に学校に行ける!」と大喜び。帰ってきても「春ちゃん,明日の用意しよ!今日鉛筆使った?お姉ちゃんが削ってあげようか?」とかいがいしく世話をやいています。これだから春歌は自分で何もできないんだよね…と母は思うのですが,まぁ仲がいいならいいか…。
 ついこの間まで幼稚園に通っていたのに,学校の運動着なんか着ればもうすっかり小学生。でもさすがに新しい生活は少々疲れるらしく,7時過ぎればうとうとしています。たくさん寝てたくさん食べて,元気な小学生になってほしいものです。

◆ユネスコ少年少女合唱団◆
 歌が大好きな娘たち,ユネスコの合唱団に誘われて,二人そろって入団することになりました。仲良しのお姉さんもいるし,幼稚園のお友達も一緒に入団したので,最初から和気あいあい。開講式の後,早速練習が始まりましたが,帰ってきてからが大変!
 夏希は「もう楽しくて楽しくてたまらない!土曜も日曜もやってくれればいいのに!」と言いながら,取りつかれたように歌いまくっています。いい迷惑なのが春歌。もちろん歌は好きだけど,まだそこまでは…って感じの春歌は「お姉ちゃんたら,歌の練習しようってしつこいんだよー。やだって言うとパジャマ隠すし…」と,渋々付き合っている様子。夏希のテンションが少し下がるまで,しばらく大変かもしれません。^_^;

 さて,次はいよいよ真希の入園です。春歌は入園前,幼稚園の話題はタブーでしたが,真希は私が作った袋をぶらさげて「わーい,春ちゃんとおんなじだ」「これは何を入れるの?」とけっこう楽しみにしている様子。恐らく一番チビで,ぶつかれば飛ばされるのがオチですが,自分より一回り大きな同級生たちとどう付き合っていくのか,そのへんがミモノだと思っています。次号もどうぞお楽しみに。(^_^)

2004. 4. 11  斎藤 範子(Hanko)



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