『 週刊 Hanko 』 568号

◆楽しいホラー映画◆


 新緑の季節がやって来ました。ゴールデン・ウィークの渋滞とは無縁の斎藤家、家にいながらにして森林浴!?いいでしょう。(^^) お出かけの皆様、くれぐれも事故にあわないようにお気をつけ下さ い。

◆楽しいホラー映画◆
 我が人生の師、Y先生が、なんとホラー映画に出演したと言う。その名も「幽霊村」…。役は「ナゾの管理人」とか。
 そう言えば、誰がどう見ても「栄転」したはずなのに、なぜか「手取りが7万円も減った…」と落ち込んでいたので、もしや…と憶測していたら、別にそういうわけではなく(どーゆーわけ!?)、教え子の中学生(南牧村磐戸中)と一緒に「.ぐんま手作りビデオコンクール<*1>」(群馬県生涯学習センター主催)に応募した作品なんだそうである。
 見て驚いたのは、確かにホラー映画なのに微笑ましい!たった18分だけど最後まで「誰が本当の幽霊なのかわからないシナリオ」も素晴らしい。
 ビデオに添えられた新聞記事によれば、「爽やかなホラー物」という評で、応募総数57本の中から全審査員の圧倒的支持を得て「最優秀賞」に輝いたと言う。全校生徒29名という小さな中学校で、8名しかいない2年生全員が制作スタッフ件出演者。不気味〜な感じを全編に漂わせて、みんな元々こんな暗い感じの子なのかと思ったら、最後のNG集では、ぷっと吹き出してるおちゃめな姿がいっぱいあって、「あー、ほんとに演技してたんだ〜、すごい!」と改めて感動してしまった。
 100人の中の選りすぐりの8人が作ったのではなく、「全員で8人」の作品、というのがいいなぁ。同じ子供がマンモス校に行ったら同じ活躍はできないと思うと、小さい学校だからこそ出来ることも一杯あるんだな〜と、つくづく…。

 これ、実は一昨年度の作品。昨年3月には群馬テレビ等でも放送されたそうですが、県生涯学習センター及び県内の各視聴覚ライブラリーにコピーがあって、誰でも借りられるそうです。(どこにあるかご存知ですか?甘楽富岡の視聴覚ライブラリーは、市立図書館内にあるそうですよ。)
 中学生の作った力作(または、私の「人生の師」)に興味のある方、ぜひご覧になって下さい。
 もちろん、「素晴らしい師」(どんな生徒でも一人一人に目を配って助言をしてくれ、校長先生としては、いつも先生や生徒の感動を呼ぶ訓話、特に来場者の涙を誘った卒業式の祝辞は伝説となり、講習会の講師としては、いつも予定の時間ぴったりに無駄のない有意義な講話をして異例の拍手をとり、字はほれぼれするような達筆で、家庭ではお掃除が趣味で週末はいつも掃除機を操り、健康のために毎日歩き、多趣味でコーラスと吹奏楽の練習も欠かさず、しかもその運営を陰で操る主要人物であり、とにかく公私にわたって充実しきっている稀に見る人物:50代になったばっかり)が、「素晴らしい役者」であるとは限りません。が、師曰く、「入学以来一緒で気心も知れていた子供達と一緒に『ものを作る』のは、楽しくてわくわくした」とか。確かに、「ナゾの管理人」はわくわくした心を隠しきれず、それが妙にナゾを深めていた…と言えなくもない…。(そういえば、このビデオをなぜ去年でなく今頃貸してくれたのかもナゾだ…)
 …管理人が登場すると、にやにやしてしまうのは私だけ??このビデオ、返す前にもう一回見よーっと。(^^)

<*1> 平成15年度に、映像文化の向上を図るため、県民から手作りビデオ作品を募集して実施。16年度は「自作視聴覚ソフトコンクール」となり、ビデオ・動画部門、パソコン・静止画部門の2部門でそれぞれ3コースごとに作品を募集した。今年もまた何かあるかも。どなたか挑戦してみては??
  http://www.manabi.pref.gunma.jp/sityoka/index.html

2005. 5. 3  斎藤 範子(Hanko)



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