『 週刊 Hanko 』 570号

◆免許更新時講習◆「真珠の耳飾りの少女」◆


 暖かくなってきて、愛犬ふう太の毛がどんどん抜ける季節。ブラッシングするたびにモコモコの長い毛がごっそり抜けて、これでクッションを作りたくなるほど!(きっと作らないだろうけど、あまりに暖かそうで一応袋にため込んでみたワタシ…)
 ところで、今富岡の山はどこもかしこもニセアカシヤの花が白く満開です。花を見れば「ハチさんのエサ」と言っていたパパを、去年は笑っていましたが、今年は私も「せっせと蜜を集めておくれ〜」と、ハチに声援を送っています。おいしい蜂蜜、今年も早く食べたいな〜。(^^)

◆免許更新時講習◆
 3月に車の免許を更新したのですが、その更新時講習が先週あって、わざわざ自動車教習所まで行ってきました。「一般運転手」1時間コース。
 「優良運転手」(前回の更新時から無事故無違反)は30分コースだけど、運悪く一度だけ軽い違反でつかまった人は、「一般」なんだって…。(2度以上は「違反運転手」で2時間コースらしい)
 講師の方がしきりに「ちょっとだけ運の悪かった人」と連発していましたが、ホントに運が悪かったなぁ。幼稚園のお迎えの時間帯、別件の取り締まりで立っていたお巡りさんに、シートベルト不着用の一人目のお母さんは「じっと見られただけだった」。2人目は「シートベルトして下さいと口頭注意された」。3人目の私が「違反ですよ」とつかまり、それを目撃した4人目はあわててシートベルトしてセーフだったんだって…。なんで〜〜。見逃すなら全員見逃して!捕まえるなら全員捕まえて!不公平だ〜…と騒いでいましたが、パパは冷たく「してなかったのが悪い」と…。(_._;)

 せめて免許の有効期間を3年にしてくれればいいのに、ご親切に5年も下さって、ああ、たった一回の不運のために5年もブルーの免許を持ち歩かなければなりません。(保険料が違うのよね〜)
 でも、見せて頂いたビデオは、今まで見た中で一番よくできていて(?)、更新時講習だというのに、そのドラマ仕立てのストーリーに不覚にも感動の涙を流してしまいました。
 仕事と趣味で家をあけてばかりの男性が、事故を起こして自分は死んでしまい、自分と事故相手の家庭がめちゃめちゃになってしまったのを天から見ながら、自分の運転の過ちの数々を神様に指摘され、なんて馬鹿だったんだ…と大反省して落ち込んでいるところで実は夢だった…!ああ、一番大事なのは家族だ!と気付いて奥さんと子供と一緒に休日を過ごす…というお話。そうです、一番大事なのは家族なんです!
 家族のためにこそ(決して保険料の為ではなく…)、交通ルールを守って事故を起こさないよう気をつけましょうね!皆さん!

◆「真珠の耳飾りの少女」◆
 これは別名「青いターバンの少女」という名前でも知られているフェルメールの代表作。フェルメールと言えば、絵の善し悪しがわからない私が唯一「好きだ」と実感できる画家なので、この同名タイトルの映画(日本公開は去年だったかな)は是非見たかったのです!それを高崎の近代美術館で3日間限定上映するというので、喜んで行ってきました!

 フェルメール(1632〜1675)は、43年の生涯に残した(現存する)作品がたった30数点。作品も私生活も謎に包まれているが故に、美術研究科や小説家の好奇心をくすぐってやまないとか。ラピスラズリを使ったウルトラマリンと呼ばれる贅沢な青をふんだんに使ったことや、作品に満ちている独特の光で有名ですが、彼の描く「女性の手」の表情に心奪われた私としては、「手」が描かれていない「真珠の耳飾りの少女」はイマイチだったのです(と言いつつ、部屋に飾ってあるのはこの絵だったりする)。実は、彼の作品の中ではこれが評価も人気も一番らしく、「へぇ〜〜…」と思っていたのですが、この映画を見て納得…。

 実際はどうだか謎であっても、残された1枚の絵で映画を1本作ってしまうほどの思い入れが、絵を見る側にあって、それがじわじわ伝染してくる感じ。光が、本当にフェルメールの絵の世界だったし、ヒロインは本当に絵の少女うりふたつだったし。しかし芸術家の奥さんはやっぱり大変だな〜なんてこともちょっと思ったりしながら、念願の映画が見られて良かった!

 いつもパパと一緒に映画を見る時は、ゆっくり食事までしていられないことが多いけど、この日は子供を実家に預け、美術館のある広々した公園を眺めながらランチもできて、珍しくのんびり過ごしました。えーっと、これでやっと、パパと二人で見た映画が片手でちょうど数えきるだけになったかな。まだ「子供と一緒に見た映画」に負けてるけどね。(^^;)

 変な陽気で、真希が風邪気味。熱はないけど来週の遠足に備えて2日ほど休ませました。一緒にクッキーを焼いたり、ドーナッツを作ったり、それなりに楽しく過ごしたのですが、ふと気がついたら「プールごっこー!!」と叫びながら、ベッドに広げた毛布の海に真っ裸で飛び込んでいるのには呆れました。親はしゃがれた声を心配してるってゆーのに、何考えてんだか。(-。-;) ま、元気なのはいいことですが。
 皆様も、体の調子を崩さぬよう、気をつけてお過ごし下さい。

2005. 5. 19  斎藤 範子(Hanko)



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