『 週刊 Hanko 』 579号

◆筋・肉・痛・だぁっ!!◆群馬アジア映画祭◆


 毎日学校のプールに通っている子供達。小麦色を超えて、ちょっと焦げ臭さを感じる今日この頃。いいのかなぁ、今時の太陽をこんなに浴びちゃって。小麦色と無縁だった母は、うらやましいやら、気をもむやら…。

◆筋・肉・痛・だぁっ!!◆
 今年の市の子供祭りで「ソーラン節」(金八先生で有名になった…)を踊ろう!という企画を母が立ち上げました。まずは母のそろばん塾の子供達から育てようと、近くの某女子高庭球部の生徒(先輩から代々受け継がれて踊っている)に指導を依頼し、猛特訓している最中です。
 高校生に来てもらうのは最初のうちだけなので、その後の指導のために、私ともう一人のお母さんも一緒に踊っています。「年をとると筋肉痛にならない」という嬉しい話も聞いたことだし、高校時代の創作ダンス以来の体験がなかなか新鮮で、汗だくになりつつ、自分でも驚くほど楽しく踊っていたのですが…。

 先日の練習の時、新しい動きを教わりました。
 両足を大きく開いて体重を左右に移動する…のですが、体重をかける方の足は曲げて、反対の足は伸ばして…これを、腰の深さを3段階に調整してやるわけです。これ、膝に手を添えるとか、つま先で支えるなら大分ラクなのですが、残念ながら手は腕組み状態、足の裏はかかとまでしっかりつけ、しかも、左右2拍ずつ移動で16こ間…普段使うことのない瞬発力を要求される、忙しい動きです。踊っている時、ふと「ヤバ…」と思ったのですが、いやいや、もう筋肉痛はナシだから…と張り切って最後まで踊ってしまいました。

 が、その日の夜…。な、なんだこの太ももの痛みは…!階段が下りられないじゃないか!誰だ〜っ、年をとると筋肉痛にならないなんて言ったヤツは!!と騒いでいると、「ママもまだ若いって証拠だね」などと軽くあしらわれて返す言葉もなく、それでもその日のうちに痛くなったんだからいいか…と自分を慰めていたら、次の日3倍も痛くなって、泣きそうでした。

 後で聞いたら、もう一人のお母さん(かなり若い)も2日間歩けなかったんだって。やっぱキツイよね〜。高校生はさすがだな〜。でもこれでめげずに、少しづつ慣らして本番は是非子供と一緒に踊りたい!と、湿布をはりまくりながら思っています。
 なんか、気分は青春だな〜!? でも、ま、ぼちぼちね。(^^;)

◆群馬アジア映画祭◆
日曜日に藤岡市の「みかぼみらい館」で、「第11回群馬アジア映画祭」というのがありました。今年は日韓友情年記念で、韓国特集!!
 「おばあちゃんの家」「チルソクの夏」「キューポラのある街」「ラスト・プレゼント」の4本立てで、たったの1000円(前売り)!しかも各種アジアのお茶の無料サービスに、サロンコンサート(韓国の舞踏とチャンゴの演奏)まで楽しめるというおいしい企画。6月に新聞で紹介されて、パパが「行こう」と誘ってくれたので、その日のうちにチケットを予約して楽しみにしていました。当日子供達は実家に預け、朝10時の上映開始から、終演の夜8時まで、実に泣きまくりの10時間でした。(T_T)

 「おばあちゃんの家」と「ラスト・プレゼント」は前から一度みたいと思っていたのですが(オススメです!)、「チルソクの夏」も予想を裏切る (!?)良い映画で感動。(「チルソク」とは、韓国語で「七夕」のこと)。1977年に高校生だった子たちの話で、ほとんど同世代!時代背景的にはあまりに懐かしく、青春映画なんだけど、日本と韓国の間に横たわる溝の深さも感じられて、切ない物語でした。

 3番目の「キューポラ…」は、吉永小百合が18歳の時の作品。これが終わった後、ごそっと帰っていく人達が、みんな吉永小百合と同世代の方達でした。これを見たくて来ていた人も多かったんでしょう。(ところで「キューポラ」というのはポプラの親戚かと思っていたら、川口市の鋳物工場に立っている独特な形をした煙突のことだったんですね!)

 会場を出た時には小雨の降る静かな夜でしたが、実はその前まで激しい雷雨と暴風で、停電で信号は消えるわ、農作物はなぎ倒されるわ…の大変な夜だったんだとか??全然知らない、と言ったらみんなに呆れられてしまいました。(^^;)
 本当に現実とは異空間にいたわけなのね。良質の映画三昧の一日で、本当に幸せ〜♪でした。(^-^)

2005. 8. 10  斎藤 範子(Hanko)



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