『 週刊 Hanko 』 588号

◆幼稚園の稲刈り◆高いコンサート◆今週の予定◆


 最近どんぐりを拾う機会が増えたせいか、真希は「久し振りに『トトロ』を見たい」と言い出してビデオを見ていましたが、そのうち、「メイちゃんみたいにどんぐりを植える!」と、シャベルを持って庭に出ました。一緒に穴をあけてどんぐりを埋め、土をかけて石で囲いました。私もどんぐりを埋めたのは初めて。来年の春が楽しみです。(^^)

◆幼稚園の稲刈り◆
 甘楽幼稚園では「食育」の一環として有機農法の「米作り」を行っていますが、先日その稲刈りがあって参加しました。
 それはそれは見事に育って、一株を片手で持つのは大変なほど太く逞しい稲になっていました。それを手で刈って、手で束ねて、運んで竿にかけて干す…という一連の作業は、ぬかるんだ田んぼではなかなか大変でしたが、そこは人数でカバー、広い田んぼをわいわいとみんなで片づけました。大人数でやれば、農作業もはかどりますね。

 田植えと同様稲刈りも、園の行事ではありましたが、最終的には保護者がせっせと仕事をしている横で、子供達がイナゴを追いかけたり、カエルをつかまえたり…という図になりました。でも、それがいいなぁ、と思いました。今は米作りなんてあまりやらないから幼稚園や学校の行事になってしまうのだけど、米作りが当たり前だった頃は、多分きっと子供達は、大人が仕事をしているそばで、こうやって遊びながら、自然に親しみ、仕事する親の姿をインプットして育っていったんだろうと思うのです。
 実際、今でも米作りをしている我が家の場合は、真希には鎌を持たせませんが、初めて鎌を持った春歌は、見よう見まねでけっこううまく使えました。

 まずは、大人なんだと思います。子供は親の後ろ姿を見て育つものだから、つまり子供を変えようと思ったら、まずは自分が変わるべきなんじゃないか…と、米作りに限らずいろんな場面で最近そう思います。これがけっこう大変なんですが…。子供は見てるぞ、と思い、親は頑張らなくてはいけませんね。 (^^;)

◆高いコンサート◆
 先日、ライナー・キュッヒルさんというヴァイオリンの名手(ウィーンフィル第一コンサートマスター)が来日し、コンサートがありました。
 その前日にはキュッヒル氏の「公開レッスン」もあり、パパもお誘いを受けて見に行ってきましたが、すごいすごいの連発で、本当に素晴らしかった様子。パパは是非とも子供達にも聞かせたい…!と、夏希と春歌を連れてコンサートに出かけました。(残念ながら「未就学児入場不可」だったので、私は真希とお留守番)。

 出かける前から、一抹の不安はあったのです。
 開演は19:30だもの、春歌が寝てしまわないハズはない…と。(いい音楽ほどよく眠れるって言うしね)

 私が真希をねかせつけ、一緒にうとうとしている頃に、みんなが帰って来ました。「どうだった?ちゃんと聞けた?」と聞くと、「寝ちゃった〜」
 …あぁ、やっぱり!と思ったので、つい言ってしまったのです。
「3500円、もったいなかったなぁ、二人で7000円、おいしいモノでも食べに行った方が良かったかなぁ…!」と。

 翌日はコンサートの話で持ちきり!みんな「あんなヴァイオリンは初めて聞いた、本当に素晴らしい、涙が出た」と絶賛!大きなホールが超満席状態だったとか。キュッヒル氏も絶好調で、ここ5年間で最高の演奏だったと、関係者からの話も聞きました。鳴りやまぬ拍手の中、6回もアンコールに応えたのも前代未聞とか。自分は聴けなかったし、聴きに行った子供は寝ていたし、ますます「もったいない!」の気持ちが高まっている頃、「斎藤さんのお子さんは、子供の頃からあんな素敵な音楽を聴かせてもらえて幸せね」「小さい頃からコンサートに連れて行ってれば、(たとえ寝てても!?)ちゃんとマナーも身につくわよね」などとおだてられ、ちょっと慰められました。寝ていても経験は経験かなぁ…2時間で(3500円×2)の「教育費」は無駄じゃなかったのかなぁ…と思い直しているところに、
「今日、春ちゃんが言ってましたよ。『春ちゃん、コンサート行って寝てたんだ〜。そしたらママがね、『コンサート行かないで、ステーキ食べに行けば良かった!』って言ったんだよ〜』って。(^。^)」
 まったく!なんでも言っちゃうんだから! …あ〜、やっぱ高かったかなぁ〜…(^^;)

◆今週の予定◆
 3日(木)幼稚園の行事で親子登山(大桁山)
     夜は子供達の朗読劇の練習
 4日(金)夕方、朗読劇リハーサル(パパはその後アンサンブルのリハーサル)
 5日(土)富岡市の文化祭(生涯学習センター)
     12:00〜朗読劇 宮澤賢治作「注文の多い料理店」
     12:30〜パパ達の弦楽アンサンブル
     13:30〜ユネスコ少年少女合唱団
      終わったら教会へ急ぐ。コンサート準備。
     19:00〜甘楽教会でチャペルコンサート
 6日(日)富岡市吹の定期演奏会(かぶら文化ホール)
     午前中リハーサル
     13:30〜開演、(夜は打ち上げ)

 あ〜、この秋一番の忙しい週になりそうです。
●朗読劇は、この文化祭のために、1〜5年生6人で頑張って練習に励んできました。夏希と春歌も出ます。「食べられそうになる」という怖さを表現するのにかなり苦労しましたが(そんな経験ないもんね)、なかなか上手になりました。本番、楽しみです。
●チャペルコンサートは、フルートの大嶋さんと、ザルツブルグからピアニストのフランチェスカ・カルドーネさんをお迎えします。入場無料(託児有り)なので、どうぞ皆さんお出かけ下さい!大嶋さんのコンサートは、絶対楽しいですよ!
●富岡市吹の定期演奏会は、かぶら文化ホールです。こちらも是非来て下さいね!
 (大人500円、中学生300円、高齢者・障害者・小学生以下無料)
 ではでは!! (あ〜、無事に最後まで元気にこなせますように!)

2005. 10. 30  斎藤 範子(Hanko)



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