『 週刊 Hanko 』 592号

◆「子供」の条件◆イノシシが出た!◆


 周辺の山が、11月の終わり頃から一気に衣替えをして、春とは違う華やかさに包まれました…と思う間もなく初雪が…!!市内は雨でしたが、我が家に帰る途中の坂道で雪になってました。重たい雪で、さすがに積もりませんでしたが、翌日は道路も凍り、車のタイヤも履き替えることに…。でも子供達は、「学校に早く着くから、道が凍ってる方がいい!」と、坂道を滑って楽しんでいるみたいです。(−−;)

◆「子供」の条件◆
 教会の暦もアドベント(待降節。キリストの誕生を待ち望む季節)に入り、聖歌隊の練習も本格的になり、何かとクリスマスの話題が多い今日この頃。夏希が「サンタさんはいつまでプレゼントをくれるか」と心配しています。先日書いたサンタさん宛の手紙でも、そのへんのことを聞いたとか…。
夏希「サンタさんを信じてる間はずーっと来るって言ってくれたら嬉しいなー」
私 「そりゃ、信じてるなら来るでしょ!」
夏希「じゃ、ママは信じてないの?」(我が家には、子供の分しかプレゼントが届かない…)
私 「うーん、ママは大人だから来ないんじゃないの?」
夏希「じゃ、二十歳まで?」
私 「年齢じゃないと思う。イエス様は『幼子のようになりなさい』ってオトナたちに言ってるくらいだから、年じゃないでしょ。なんだと思う?」
夏希「わかんない。ママはなんだと思う?」
私 「そうだなぁ。大人になったら色々不満が多くてね〜。パパが全然ママの言うこと聞いてくれない!とか、どうしてすぐに部屋が散らかるの!とか、みんなが好きなことしてるのに、どうしてママだけご飯の用意したり後かたづけしなくちゃいけないの!?とか、心の中で怒ってばっかりだからかなぁ、と思うよ」
夏希「それは子供にはないな!(納得!)」
私 「どうしたらいいのかな、ママは。」
夏希「一人でやってると思うからいけないんだよ。誰かのお手伝いしてると思ったら?」
私 「…!」
 何かについて、一人で責任を持つようになったら大人で、お手伝いをしてる間が子供!?じゃ、私は誰のお手伝いをしてると思えばいいわけ?神様?あー、ご自分の創造物であるはずの人間が、なかなか思うように生きてくれなくて、さぞかしご心痛のことでしょうね!その痛みは私の比ではないって?うーん、部屋の片づけで良ければ喜んでさせて頂きます!ご飯もお作りいたします!
 …って、思えるようになるといいなぁ。
 現役の「幼子」から、思いがけず奥の深いコメントをもらってしまいました。(^^;)

◆イノシシが出た!◆
 学校から帰ってきた夏希が興奮して言うことには、「イノシシが出た!」らしい。夏希が一人で歩いていたら、草むらががさがさ…っと鳴ったので、犬か猫かと思ってのぞいたらイノシシだった!思わず恐くて動けなくなり、じっ…と立ったまま見ていたら、くんくんと鼻で辺りを物色して、近くの小川に降りていき、その川沿いに歩いていったと…。
 ちょうどそこに友達のお母さんが車で通りかかり、乗って行くかと聞かれたので、いつもなら遠慮したり「ありがとうございます」と言って乗ったりするのに、思わず「の、乗せて下さい!!」と叫んでしまったとか。

 最近、子供を狙った物騒な事件が相次いでいて恐いと思っていた矢先ですが、こちらにはこんな怖さもあったのだと、改めて意識しました。私自身はまだお目にかかったことはありませんが、文字通り「猪突猛進」しているところに出会った人もいるし、畑で足跡を見たという話は珍しくないし…。ますます子供の送り迎えをしたくなってしまいます。

 ところで、イノシシが山から降りてきたのは冬になって食べ物が少なくなってきたからでしょうか。寒いと余計にエネルギーが必要だから、お腹すくんでしょうね。…齋藤家の食欲が日に日にレベルアップしていくのもそのせいなのか?女の子でも「食べ盛り」と言うにふさわしい見事な食べっぷりで、パパ、早く帰って来て一緒にご飯食べないとなくなるよ!!って感じです。
 でも、「手洗いうがい」「栄養と休養」が元気に冬を乗り切る秘訣。しっかり食べて頂きましょう!

 相変わらず忙しくて、パソコンの前に座るのもままならない毎日ですが、今、ヒマな人はいないんでしょうね!自分だけじゃない!と思って頑張ります。皆さんも、体に気をつけてお過ごし下さいね。

2005. 12. 8  斎藤 範子(Hanko)



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