『 週刊 Hanko 』 601号

大島彰さんのコンサート


 シートベルトをしてなくてお巡りさんに捕まった夢を見た日、本当に捕まってしまいました…。(−。−;)2年くらい前に失敗してから心を入れ替え、ずっとマジメにシートベルトしてたのに…夢まで見たのになんで忘れたんだろう…く、悔しい…!
 同乗していた子供達が「ママ、人生は長いんだから、落ち込んじゃダメだよ!」と励ましてくれました。うっ、ありがとう!

◆大島彰さんのコンサート◆
 全盲のエレクトーン奏者として世界的にも有名な大島彰さん、ご存知の方も多いかと思いますが、実はここ富岡市の出身の方です。先日小学校にお招きしてその演奏を聴く機会がありました。エレクトーンと2台のキーボード、それにたくさんのボタンを巧みに操作しながら、目の不自由さを感じさせない素晴らしい演奏をたくさん聴きました。が、その合間合間に語って下さったお話の泣けること…。(T_T)中でも感動的だったのは…。

 友達と、かくれんぼや鬼ごっこができなくて悔しかった子供の頃、家にあったおじいさんのオルガンで遊びながら、音楽の先生になろうと決心。でも、盲学校に入学してピアノを習おうと思ったら、教えてくれる先生がいない。楽譜の見えない人には教えられないと言って断られ、「目が見えないとピアノを弾いちゃいけないのか」と悔し涙を流していた時、夢の中に死んだおじいちゃんが現れて、
「知らない曲を一度聴いただけで、弾けるようになる魔法の言葉を教えてやろう」
その時教えてもらった魔法の言葉のおかげで、自分はこうしてピアノやエレクトーンを弾けるようになった。
「本当かどうか、みんなの学校の校歌を歌ってくれたら一度で伴奏して見るから、聴かせて下さい」

 額部(ぬかべ)小学校の校歌は二部合唱の上に、かなり旋律が複雑で難しい曲だと思いますが、大島さん、本当に1回聴いただけで伴奏を弾いてしまいました!
 その後、大島さんが教えてくれた「魔法の言葉」とは…

 「やればできる。 必ずできる。 絶対できる。
  できないのは 自分にやる気がないから。今から やります!」

 わすか6歳でこの決意、以来50年以上をこの思いで過ごして来たのかと、もう涙涙…!(TT_TT) 私は五体満足に甘え過ぎだよねー!
 この魔法の言葉、何度も繰り返し、子供達にも覚えさせてくれました。娘達よ!これを唱えて頑張ろうではないか!家のホワイトボードに書いといたから。今からやろう!母はやるぞ! とりあえず、腕まくり。

 ・ ・ ・

 この「魔法の言葉」、その後学習発表会で大活躍した子供達にも大きな支えとなり、夏希も「本番前にこれを唱える!」と張り切って出掛け、見事素晴らしい発表会となりました。各学年の発表も、最後に全校児童で披露した合唱も、どれもパワフルで感動的で涙が出ました。

 が、この「魔法の言葉」が本当に私自身へのメッセージになろうとは…。
 ここ一週間で想定外の人生<急>展開があり、今ちょっととまどっています。
 本当はとまどっているヒマもないのですが、もう少し心の準備(覚悟?整理?)をしてから書きたいと思います。
 人生というものは、いつどこで何がどうなるか、本当にわかりませんよ…。

2006. 3. 8  斎藤 範子(Hanko)



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