『 週刊 Hanko 』 613号

◆家族旅行!◆山◆海◆


 今年の旅行は海に山に…と欲張る予定でなんとか3泊4日の日程を組んだのに…。
 ななんと旅行2日目、パパに「はずせない予定」があることが判明し…!
 やむを得ず、その用事が済んでから午後出発することになりました…。
 一応、山1泊、海1泊、できたんだけどね。
 …予定はもっと早くしっかり確認してほしかったよね〜…。

◆家族旅行◆山◆
 まだ真希が離乳食を食べている頃、黒姫のペンション「セシルクラブ」というところに行ったのですが、暖炉といい、ログハウスの建物といい、実に齋藤家好み。全室ロフト付きの部屋は子どもたちの記憶にも残り、檜風呂・ジャグジーバス、ハンモックに大きな白いワンちゃん。いつかまた行きたいね…と言っていたそこに、5年ぶりでやっと行くことができました。
 偶然にも5年前と同じ部屋。ワンちゃんは代替わりしていましたが、同じ種類で真っ白で(なんたっけ…)、生後半年ですでに28kgという、先代に負けない体格!頼もしい!
 朝晩は涼しく(群馬と10度以上違う!)食事もおいしく、満喫しました。
 朝、パパが持参の大きな虫取り網で蝶を捕まえていたら、同宿の小学1年の男の子が興味津々、貸してあげた網を放さず、なかなか出発できない…!という一幕もありましたが、おかげでオーナー達ともたくさんお話できて楽しかった。また来ます!…と言って、また5年くらいたっちゃうのかな?(^_^;)

◆家族旅行◆海◆
 黒姫から新潟はすぐそこ、でしたが、出発が遅れたので午前から泳ぐ計画はボツ。まずは腹ごしらえ。
 海に来たからにはおいしい海の幸を!と騒ぐ私たちを、パパが迷わず連れて行った所は…。
 一気に40年くらいタイムスリップしたような小さな古〜い建物を前に、車を降りても寡黙な私と子供達。でもパパは自信があるらしく、どんどん入っていく。なんで?
 実はこの店で、毎年臨海学校の準備に来た先生達がお昼を食べるんだとか。その名も「魚のおいしい宿 みやこや」といい、宿泊もできるらしい。よくわかんないから、とりあえず「昼のサービスメニュー 720円」というのを頼んでみたら…。
 刺身、焼き魚、煮物に漬け物に、あまりのおいしさに再び寡黙になり、ただただ感激して黙々と食べました!
 「もう新潟に来たら絶対ここに寄る!」と宣言できるほど味もボリュームも満点。実際夕食もそのお店に…。カニを頼んだら、メニューにないのに用意してくれて感激!これも充分おいしかったが、「夜のサービスメニュー 900円」の充実ぶりにもびっくり、幸せ!真希が頼んだ「ハンバーグ定食」(1000円)には、想像以上に大きなハンバーグに、焼き魚とサザエと大盛りのサラダとフルーツが付いてきて目が点。結局、5人で動けなくなるまで食べても食べきれない程の夕食をご馳走になって、はぁ〜、大満足。また「みやこや」に行くために海を計画したっていい!(^ヘ^)v

 …食べ物の話で終わってしまいそうなので、メインの海の話を。(^_^;)
 富岡の臨海学校(出雲崎)の海は、遠浅で(泳げる人には物足りないらしいが)子どもを遊ばせるには絶好の場所(というより、泳げない私にはきわめて安心な場所)。しかも金曜日のせいか人があまりいなくてほとんど貸し切り状態。夏希が「海ってもっと人が一杯いるかと思った」と驚くほど。
 しかし私が驚いたのは海に浮いているゴミの多さだ!空き缶、ペットボトル、スナックのあき袋、ビニール袋、花火のかす、ビニールシートの切れ端、カップ麺の容器、長いヒモ、etc.…、海の生き物が人間の出すゴミで苦しめられているのも頷ける。ぅんも〜〜〜〜っ!!と一人憤慨して、最初はゴミ拾いに専念。マナーの悪さに頭来るっっ!
 でも気が済むまでゴミ拾いして入ってみると、海は温かで、時折冷たい水がよぎったりしてとても気持ち良かった。日差しも強すぎず、海水浴日和。夕方薄暗くなるまで、たっぷり遊んだ。(夏希だけクラゲにさされたけど。(^_^;))

 翌朝、「もう一度海で遊んでから帰ろうね」と話しながら朝食を食べているその時…。
食堂から見渡せる海が怪しく暗くなってきた、かと思うと白波が立ちはじめ、ぽつぽつと雨が…!?と思う間もなく大粒の雨!ぴかっ!ごろごろっ!みるみる大嵐になってしまった。
 すごい。山の天気も変わりやすいけど海も相当なもの。低気圧上陸!の瞬間を見てしまった気分。時折停電にはなるわ、外に出られないほど雨がたたきつけるわ、どうしよう、と言っているところに早速今日のお客様が到着。「高速降りたら嵐だった」と困惑気味。そういえばこの日は土曜日、臨海学校は100人を超える人で一杯になる予定とか。
 「危険ですので海に近づかないで下さい」という町の放送を聞きながら海を後にしたけれど、…あの人達はどうしたかしら…。

 一足早く通り過ぎていった嵐を追いかけるように自宅へ。
 そしてそれから、「この夏最大の企画」が始まった…。      つづく。

2006. 8. 25  斎藤 範子(Hanko)



☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp

『週刊 Hanko 』 メニュー →
Abu Saito TOP PAGE →