『 週刊 Hanko 』 637号
◆初「生」ジュリー拝見!◆
幼稚園の送り迎えがなくなり、うそのように朝がラクになりました。子供を送り出してから自分のお弁当を作っても間に合うくらいです。そのお弁当も、(午後の授業を極力外してもらったので)週に2回作るだけ。夕方仕事を終えて帰ると、真希が首を長くして待っていて、「ママ!懐かし〜〜!」と飛びついてきます。彼女にとっては毎日長い1日なんでしょうね。(^.^)
◆初「生」ジュリー拝見!◆
親友Rちゃんと久々の再会を果たしたのは、2月の「科学教室指導者講習会(No.628)」の時。実は彼女、30年来のジュリーファン!毎年必ずコンサートツアーに出掛け、アルバムもDVDも一つ残らず集め、休日にはそのライブラリーの中から繰り返しジュリーを眺め、ジュリーのためならたとえ映画1本でも新宿まで時間を惜しまず行っちゃう!という気の入れよう。で、今度藤山直美と共演で「桂 春団治」というお芝居をやるので、一緒に行ってみないかと誘われて、私もこのたびジュリー・デビューとなりました。
お芝居なんて、何年ぶり?確か結婚したてにパパと帝国劇場で観たのが最後。しかも今回はRちゃんとデート(20年ぶり!?)。うきうきわくわく、一度寝ると朝まで起きない私が、3回も4回も目が覚めて…。
約束の時間に高崎駅で落ち合い、新幹線とJR・地下鉄を乗り継いで、おぉ、ついに初の「新橋演舞場」だっ!
ところで、11時開演、終演が3時近くと聞いて、ランチはいつ??と思っていましたが、これがカルチャーショック。ふつーのコンサートホールは飲食禁止なのに、お芝居は幕間にお弁当を食べるのがふつーなんだって!桟敷席なんか、テーブルとお茶の用意までしてあるの。演舞場内でも、2000円、3000円のお弁当を売っているらしいけど、コンビニのお弁当でいっかー、と意気投合する私達(主婦)。
ジュリー・デビューの記念に、チケットはプレゼントしてくれるっていうから、お弁当とお茶は私がもったんだけど、チケット拝見してびっくり、座ってビックリ、なんと二階の中央一等席、12,600円!? (◎-◎)(Rちゃんは「ジュリー が遠い…」と少々ご不満だったけど)最高の見晴らし!さすが、チケット発売と同時にパソコンの前で30分ねばってとったというだけのことはあり、そんなことなら3000円の高級な折り詰めを奮発すれば良かったかなと後悔するも遅し…。こんないい場所でデビューさせてくれて、ありがとねー!!(*_*) と、1200円のプログラムもプレゼントしました。
で、問題のお芝居は、大正から昭和にかけて一世を風靡した上方落語の人気者、「初代桂春団治」の物語で、昭和26年から二代目渋谷天外、続いて藤山寛美の当たり役として20回以上も上演されてきたもの(脚本は若干違う)。ジュリーは前回の平成14年に続き2回目の主役だそうです。主役脇役とも一流の役者さん揃いで素晴らしく、大阪の人情劇に思い切り泣かせてもらいました。ジュリーは確かにかっこよくて愛嬌も色気もあって、悪いことをしても憎めない春団治のキャラクターがハマっていました。しかも3時間にわたるお芝居を25日間で36公演!その後大阪・博多でも同様の公演、その後自分で企画のコンサート・ツアーも予定して…、今年59歳になるらしいけど、なんてエネルギッシュな人なんでしょう!今でも毎年新しいアルバム出してるんだって!
しかし今回、Rちゃんに言わせると「歌わないジュリーは物足りない」そうで…。歌う時には別のスイッチがはいるらしくて、それがもう、たまらなくカッコいいんだって。(ジュリーを語るRちゃんは夢見る少女そのもので、これもかわいい。)ジュリーの余韻にひたって東京駅を乗り過ごしそうになっている彼女の袖を引っ張り、無事帰りの新幹線に。
それにしても、東京まで足を伸ばしても目的の観劇以外何もしないで真っ直ぐ帰って来るあたりが私達らしいというか、正しいファンらしいというか、でもせっかくなので、高崎駅でお茶して帰ってきました。
夕食の買い物をして家に着いたのが6時過ぎ。子供達は、パパと一緒に里山で半日過ごし、マックでおなかを満たし、温泉で遊び、休日を満喫していた様子。でも、当初の予定では「真希はパパと男湯」のハズだったのに、真希が裏切って3人揃って女湯に行ってしまい、パパは一人寂しく(いや、のんびり?)お湯につかってきたとか。
「安心してパパに子供を預けられるお年頃」というのは、つまり「安心して夏希に真希をまかせられる」ってことでもあるのねぇ。とにかくママは、色々心配せずに外出できるようになって、本当ーにウレシイです。v(^_^)v
今度は、「歌うジュリー」も見に行かなくっちゃ。(ってゆーか、総立ちで手を振って応援するRちゃんが見たい!?) また誘ってね!>Rちゃん!!
※「Rちゃん」ってまさか…と思っている方へ、そうです、大学時代、あの「男子禁制」の下宿で私と一緒に4年間過ごしてしまったフルート吹きのRちゃんです。びっくりでしょう??知られざる素顔!ですよね。(^.^)
2007. 4. 16 斎藤 範子(Hanko)
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